かしこジャーニー

「日々しるし」と「難聴のこと」

うなぎ?

2009-08-23 17:33:52 | 好きなもの
※へんてこりんなところがありましたので一部書き直しました。

水墨画のワークショップに参加しました。

2時間の間に魚と竹を書くという難行ではありましたが、なかなか楽しかったです。

まずは線、そして笹の葉のようなものを描く。
笹の葉がどうしたってウナギの群れだよ、、と嘆いていたら、その流れで次は魚の群れを描きました。これが唯一まともだった・・・
その次に描いた竹では、おのれの画才のカラッポさにうちひしがれて筆が非常に重かった。

先生の一筆は真っ白な紙に魔法がかかったかのようで、白い紙→清らかな川を泳ぐ魚の群れに変わっているのです。さらさらと流れる清流の音がきこえてきそうなのです。

“墨の濃淡によって一筆一筆描くこと”
“水墨画は墨で塗るのではない”

黒と白の美術はモノクロ写真もそうですが、じっと見つめているとグレーの色の奥深さと余白である白の意味がうっすらと見えてきて、その美しさがぐんと近づきます。
その数少ないはずの色を眺めているうちにグレーは緑がかったようにも紺のようにもみえてきます。
自分の想像からみえてくる色がのせらせて、カラーにはない楽しみを与えてくれます。

その後シアトル美術館所蔵の「美しきアジアの玉手箱」(サントリー美術館にて9/6まで)をみました。

見ごたえありましたよ。まず最初の展示物が土偶ですよ。土偶。

とばつ毘沙門天や密教工芸、北斎や光琳もあって、多くの日本の美術品が海外に流出したという歴史を思い出します。

外からみることそれは客観的な視点ということでしょうか、日本の技術、その細やかな技巧に改めて日本のすばらしさを確認。