かしこジャーニー

「日々しるし」と「難聴のこと」

愛の不時着からヒョンビン沼の記録

2020-08-01 13:33:00 | 好きなもの
[いくつかのドラマを見続けて気づいたこと]

1.鼻の下、唇の上の溝がはっきりしている人が多い。
たまーに薄い人がいるものの、みなさん彫刻刀で彫ったようなカーブである。
ちなみにどーでもいいが、わたしはフラットである。
名前も知らずにいたそのパーツは(人中)というんだって。
Wikipediaには犬の人中の写真があって、愛犬のそれをよく触るんですよ、わたし、なんだろこれ?と。
わらってしまった、、

2.よく腕をつかむ
なんだろね、あれは?
待てよ!とかね、しょっちゅうガシガシつかんでます、みなさん。
いわゆるトキメキポイントなのだろか?
たしかにドキンとするが、、

[ヒョンビン視聴記録]

愛の不時着
シークレット・ガーデン
アルハンブラ宮殿の思い出
わたしの名前はキム・サムスン
雪の女王

王の涙
コンフィデンシャル



さて、高飛び込みのように、びゅんと深く潜って、さっと水面にあがってくるように、わたしの興味は短期間で幕を閉じることがおおい。

韓ドラ熱は、2ヶ月になろかというところ。
夏がくる前には飽きるだろうと踏んでいたが、どうやらまだらしい。
梅雨がやっとおわって今日から夏。

コロナウィルスの自宅待機があけてしばらくしてから「愛の不時着」にドプンとおちて、主役のふたりに魅了され、どうしたってヒョンビンへ向かうことになる。
あのヘルメットみたいな坊ちゃん刈りも、わたしは好きである。
こういう状況を巷では「ヒョンビン沼にはまった」とか「おちた」というそうだ。

生活必要最小限のことと、仕事をする以外はドラマを見続け、23時にはベッドに入らないと翌日の体力がもたない中年なのに日付をまたいで見続けて、当然ながら廃人になり、もはや好きすぎて楽しいよりもつらくなっていたわたし。

が、「雪の女王」がどうしても好みでなかった。あんなに見たかった「ジキルとハイド」(いま4話)は、どーも違うし、、いや、最後まで見るよ、、
コンフィデンシャルはカッコよかったが1回みたらいいかなと3作続いちゃったんですもの。
あ、かえって良かったのかも…ふつうに戻ってきた、生きてる実感わいてきた…

で、不時着の緑ジャージ(南にやってきた北の人、ラーメン屋のバイト)がときおり浮かんでは消えていたところ、、
「サイコだけど大丈夫」を気晴らしに見ていたら、どこかで見た顔…
あの緑ジャージが主役ではないか!
ハマるドラマは主役のふたりに惹かれる。「サイコだけど…」もそう。
2人の世界には、切なくて悲しい背景がそれぞれはりついていて、そのふたりを囲む人たちが実に愛すべき人たちだ。そのことに救われる。すこし希望がみえる。
これって不時着に惹かれたときと似ているような…

さて、今日もみるか。
不時着の4周目か、キムサムスンの3周目を始めるか検討中。
ちなみに、わたしはすべてスマホで見ております。
先日ようやくパソコンを購入して入荷待ち…


四天王

2020-07-30 13:24:00 | 好きなもの
なんだろ、奈良へいきたい、奈良の町を歩きたい。
と最近よくおもいだすのです。

これまでの人生で旅を目的に繰り返し訪ねた土地がいくつかあるなかで、いちばん多いのが奈良。

明日いけるなら、、まずどこへいこう…
法隆寺、大神神社、当麻寺に長谷寺もいきたいな。
山門をくぐり手を合わせたい社寺がつぎつぎ浮かぶ。
そして、東大寺。すきだなぁ。
その東大寺といえば戒壇院の有名な四天王。
今月から耐震工事のため3年のあいだ拝観できなくなったかわりに、東大寺ミュージアムで四天王にお会いできるそうです。
行きたい、東大寺いきたい、いま行きたい、、




休館になると字幕ガイドは?

2020-02-24 19:21:00 | 好きなもの
4月は歌舞伎座が休館のため新橋演舞場にて歌舞伎公演を行うそうで、となると!字幕ガイドはどうなる?
先日、歌舞伎座で伺ったところ、やはり字幕ガイドはないとのお返事。ざんねん。
ならばとチケットはお安い席を一枚だけにしました。
無理は承知でイヤホンガイドを借りてみる、、どうかしら?

昨年、新しくなった京都の南座見たさに四谷怪談を観劇したけれど、筋はわかっているとはいえ、、台詞がわからないというのは、、たのしめないなぁ、、虚しいというか、、

昨年から吉右衛門さんが気になりはじめたわたしは、籠鶴瓶は観ておきたい。
行く!買う!を選択。



我が町の図書館で歌舞伎関連本を端から見ていると、高麗屋さん(幸四郎さん、白鴎さん)の著書が多いのです。
歌舞伎ガイドのような本からエッセイまで満遍なく。
中車さん、成田屋さんなど読んでみましたが、特に印象に残っているのが田中佐太郎さんの「鼓に生きる」
歌舞伎俳優名鑑でお名前を知ったあとに、囃子方の傳左衛門さんのお母様と知りました。
伝統を受け継ぐ男性の世界に、女性として臨み、生きることを選択されたすごい方です。
その時間や鼓の世界を伝える著書は、それまで遠かった世界をすこしずつ近づけてくれます。
読み終わったあとに歌舞伎へ出かけると、囃子方の演奏する姿が気になりましたし、耳に届く音も聞き分けたいと興味がわいてきました。

こうして、たのしみがひろがっていきます。




連休のまんなか

2020-01-12 21:33:00 | 好きなもの
歌舞伎座で午後の部を鑑賞。
猿之助と團子くんの連獅子は、昨年観た幸四郎と染五郎くんとは違った迫力があって見応えあり。
勇ましい獅子の親子の舞踊、毛振りにスカッとしました。

中村屋さんの鰯売りはお正月のEテレで予習済み。
今年初の七之助さんにポワ〜ンとしました、わたし。
NHK-BSの牡丹燈篭の新三郎も素敵でした…
勘太郎くんの姿も見られましたし、喜劇そしてハッピーエンド、こういう演目はたのしいですね。

いつもより人が少ない東京駅。
帰り道の銀座の往来もいつもより静かだったような…
電車も空いています。
さて、我が家へ帰ろう。







歌舞伎座で白雪姫

2019-12-11 18:33:00 | 好きなもの
先日の歌舞伎座はちょいと消化不良。
玉三郎さん演じる白雪姫に期待しすぎたかもしれない…
時折りポヤーンとして、かえってくるというか観るの繰り返し。
「あらしのよるに」がもういちど観たいなぁ…なんて考えてました。
7人の小人の歌声にウィーン少年合唱団を思い浮かべ、なるほど天使の声とはこのことかしらと。
高い音なのになぜ聴こえたのかな?

今年の歌舞伎座は午前の部の一回を残すのみ。
児太郎さんの阿古屋を選びました。
ちなみに去年は玉三郎さん。

歌舞伎会に入会して初めて特別会員になった!
今年は年明けから本を買ったり関心が高かったものね、わたし。
通知のお便りとともに手帳が送られてきまして、特別ってとくべつなのね。







NODA・MAP

2019-12-02 20:58:00 | 好きなもの
東京芸術劇場で11日まで公演中のNODA•MAP「Q」を観劇。
ロミオとジュリエット、源氏と平氏、そしてQUEENと歌舞伎がMIXされたお芝居とのこと。
どんなお芝居なのか想像もつかない私は、とにかく観て感じようと、久しぶりのお芝居を心待ちにしていました。

始まりは歌舞伎の俊寛!(勘三郎さんの俊寛は泣けるんだ!!)それだけわかった。

で、MIXすごいです。
野田さん、やっぱりなんだかすごいや…
ただただ圧倒されました…
セリフが多くて、早口で、走り回って、字幕機でことばを全部追うのもムリ。
わからないことのほうが多いとおもうんです。
でも、およそ3時間の公演で感じるものがあるんです。うまく言葉に表せないけれども、のこるんです。胸元にぐっと押しつけられたように。
物語が終焉へと向かうほど胸に迫ってくるものがあり、ラストの手紙には心を揺さぶられるんです。
松たか子さん演じるジュリエの涙が、上川隆也さんのロウミオの心痛が、ふたりの想いが伝わってきます。
役者さんたちの迫真の演技に吸い込まれ、こんなにお芝居ってすごかった?と、ドキドキしながら目を開いて見続けました。
松たか子さんが好きなので、見逃すまいと追いかけました。
志尊くん…爽やかでした。動きが実に軽やかで、全力で生きてる!といいますか、ロミオのエネルギッシュさ若さ、全力の愛ゆえの葛藤がひしひしと伝わってきます。
竹中直人さんの怪優ぶりは文句なしでしたし、出演者の皆さんの個性が次からつぎへと溢れてはビシビシ飛んでくるように感じました。

そして、QUEENの曲がみごとに場面を盛り立て、観ているこちらの感情にぐいぐい迫ってきます。
イギリスとか日本とか時代とかそんな区切りを超越した物語が、違和感なくどんどん展開していきます。すごいスピード感です。

できることならもういちど観たい。
お芝居ってたのしいですね。


難聴のわたしが心から楽しめたのは、東京芸術劇場のおかげなのです。
聴覚障害者のために字幕機を無料で貸し出す公演を年に何度か行っているそうです。
字幕機をただ貸すというだけではありません。
字幕機の使い方や会場時間などを案内をしてくださる手話通訳と要約筆記の方も待機して、劇場担当者からの説明を通訳してくださいます。
このような機会を定期的に設けてくれる劇場ってあるのでしょうか?私はほかに知りません。
これまでNODA•MAPのほかに、シェイクスピアや唐十郎さんのお芝居を東京芸術劇場で字幕機を借りて観劇しました。
こういう機会を作ってくださることに、心から感謝しています。
お芝居の楽しみを諦めなくていいんだ!
ほんとうにありがとうございました。


久しぶりのレッスン

2019-11-16 15:27:52 | 好きなもの
久しぶりに紅茶教室へ。
半年ほどあいてしまった。
やはり教室でいただく紅茶はおいしい…
ゴールデンルールで丁寧に淹れる紅茶は、当然ながら味に比例する。
いつも席の配慮をしてくださり、半分以上は聞き取れるのでとてもうれしい。

今日のレッスンはヨーロッパの王室について。
おすすめの本を聞いて次に読みたい本も決まる。

これだ…
こういうひとときが、波及していくことが、わたしにとってのしあわせの時間。

弥次さん喜多さん

2019-08-16 20:14:44 | 好きなもの
歌舞伎座 二部を観てきた。
初めての弥次喜多。
三階席が取れず久しぶりの一階。
しかも一階の二等席ゆえ、ラストの宙吊りが途切れる、、
で、、私の好みとしては、、
あまり、、でした。


あれ?
描く人が変わった!



いつから?

5月はいつもの方だったと思うんだけど、、



一部はいつもの方、、

三谷歌舞伎

2019-06-19 23:22:29 | 好きなもの
昨晩 観て参りました。
一幕があっという間におわり、、、
三幕が短く感じられました。
三谷さん曰くスペクタクルなシーンという犬ぞりには声を上げて笑ってしまったし、幕がとても効果的に使われていて観ていてワクワクした。
おもしろかったなぁ。

幸四郎さん演じる船乗りの頭(かしら)と個性あふれる仲間たちには、どんどん惹きつけられたし、
必ずや日本へ帰るんだ、生きるんだという彼らの不屈の精神に胸を打たれた。
そしてロシアに残る者たちの悲痛な叫びに胸を締め付けられた。

できることなら、もう一度見たいな、、、

音声ガイドだけでなく、字幕ガイドでも三谷さんと八嶋さんの対談がみられますよ。
うれしいね。


↓猿之助さん、俺のスカートどこいった?みたい、、



たぶんいまがいちばん

2019-04-16 12:31:17 | 好きなもの
初めて歌舞伎を観てから30年くらい経つだろうか。
しばらく足が遠のいた時期もあったけれど、いま再び熱があがってきたみたい。
というのも、歌舞伎関連の本や、かぶき手帖(毎年発行される歌舞伎俳優名鑑)を初めて買ったから。
ほぼ日の学校オンライン・クラスの歌舞伎ゼミを読んだからかな、、拍車がかかった。

これまでは決まった型を覚えることもなく、贔屓の役者さんみたさでなんとなく観ていたように思う。
俊寛なら誰がいいとかその程度で、お家ごとに身につける衣装や見えの切り方も違うとかね、そういう楽しみまで至ってなかった。
だから話の筋もあまり記憶に残らず、考え方によっては何度も新鮮に感じるのだけど……
いったい何を観てたのよーーと自分にガッカリするのでした。

来月は菊之助さんご子息の牛若丸、6月の三谷歌舞伎はチケットとれるといいな。