阿武山(あぶさん)と栗本軒貞国の狂歌とサンフレ昔話

コロナ禍は去りぬいやまだ言ひ合ふを
ホッホッ笑ふアオバズクかも

by小林じゃ

柴朴湯

2020-04-08 10:58:31 | 日記
昨日は自分の通院、コロナ流行の折あまり病院には行きたくないが花粉の薬が残り少ない。私の場合GW直前まで症状が続くので、もう一度もらっておきたい。最近運動不足でもありバスは避けて午後から歩いて出かけることにした。汗ばむような日差しの中、運動不足で体も重く快適とは言えない徒歩だった。広島市立の学校は昨日が始業式ということもあり、可部南地区では下校中の小学生の姿も見られた。女の子3人がぐちゃっとひっついて一冊の本を読みながら歩いている。ニュースでは校庭で間隔をあけた始業式の様子を映していたけれど、それは外向けのポーズに過ぎないようだ。35分歩いて14時10分ごろいつもの漢方医に着いたら、まず入り口にできるだけマスクをしてほしいと張り紙がある。中は前回同様すいていて診療開始20分前着だといつもなら15人から20人待たないといけないのに、午後の4番目だった。ちょうど業者が空気清浄機を持ち込んだところで、看護師さんが設定をしていた。しかしこれも気休めのような、無いよりはましだろうか。

3時前には名前を呼ばれて診察室へ、調子はどうかと問われて、今歩いてきたら体が重くてどうも体調が良くない、コロナで引きこもっていたら気分も晴れないとぶつぶつ言ったら、今は花粉やコロナで憂鬱になる人が多い、96番を出しておきましょうと言われた。

そのあといつもの電気マッサージ、看護師さんに背中や手足にペタペタ吸盤みたいなの付けてもらってうつぶせと仰向けと10分ずつ、この時期これも気にならないといえば嘘になるけどここに来たからにはやってもらいたい治療だ。終わって下の薬局で薬を受け取ったら、花粉の薬ともうひとつ、96番は冬にアレルギー喘息が出た時に飲んでいた柴朴湯だった。たしかに私は冬になるとゲホゲホいって呼吸器は弱いけれど、それを言ったのではない。話を聞いてなかったんかいなとその時は思った。

しかし帰ってネットで柴朴湯の効能をみると、

「喘息や気管支炎で痰をともなうとき、こじれて長びくカゼの咳、また、抑うつ感や不安神経症などにも適応します。 」

とあって、たしかにコロナ鬱にはこれが良いのかもしれない。またこのページには、

「基本処方である小柴胡湯と、咳をしずめる半夏厚朴湯を合わせた方剤 」

とあって、前にもらった109番と同じように、貞国も歌に詠んだ小柴胡湯は漢方薬ではベースになる存在のようだ。そして、私が漢方薬で一番気に入っているのは、食間に白湯で飲むこと。仕事、用事を中断して、猫舌ゆえ少し白湯をさましてから服用する時間を作る、それだけで少しリラックスできてストレスが減じるような気がする。気分だけかもしれない。でも、今はその気分が重要なのだ。人によってはコーヒーでもお茶でも良いのだろうけど、今は特に、そういう時間が必要だと思う。まだまだコロナは長期戦、心の平安を保ちつつ、なんとか生き延びたいものだ。


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