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ドラマ「ER」医師と塾講師の悩みの共通点

2011年03月11日 14時06分37秒 | アメリカドラマを観て
今日は、「ER」が最終回だったので、いつもは録画なのに、録画しつつ生で観ました。


「ER」は、このドラマらしい終わり方。
ファーストシーズンで出てきたパターンを、もう一度やり直して、ここが緊急救命室ってとこだ!ということを
再確認させてくれました。
また、育った医師がまた誰がが育て、というのが続いていく、という、いつものパターンで、
これからもずっとこのように続いていくんだな~という、明るい未来を感じさせての終わり方。
 
あと、ついでに、今までわからなかった病院の全体像が明らかになったのもよかったです(笑)。
めちゃくちゃ、病院と電車、近かったんですね。
このドラマの登場人物は、ヒーロー的な人物でもなく、また良い子の人物でもありません。
失敗もする、自意識過剰になりすぎるときもある、自分の能力の限界も感じるときがある・・・
という、生身の人間らしい人間たちばかりなんです。
でも、彼らのすばらしいところは、それでも、つらい現実を受け止めて、前を向いて進もうとするところです。
そこに、私は勇気をもらえました。

とにかく、この15年、とくにこの1年(でドラマを観まくった一年)は、
私はこのドラマのおかげで、認めたくない現実(二度流産した)を真正面から受け止め、
もう一度妊娠にチャレンジしよう、という勇気をもらえました。
また流産してもあきらめない、だって、ちゃんと私は乗り越えられたでしょ!だからまた、乗り越えられるさ!と。

本当にありがとうございました。

このドラマに出会えて、幸せでした。
また、このドラマではよく、「自分の失敗や能力がおよばなかったために人を死なせてしまった。
このまま、私は医師を続けていけるんだろうか(医師を続けていいのだろうか)。」という問題が出てきます。
そのときの回答はいつもこうです。
「とにかく、次の患者を救う努力をすることだ。」
しかし、「でも、今回救えなかった患者はどうなる・・。」という疑問が出てきます。
でも「それでも、仕事を続けるしかないんだ。」という返答。
最終回でも、そのやりとりが、新人とベテランの医師の間で行われ、
医者の辛さ・使命を、あらためて感じられました。
 
 
このことは、塾講師でも同じようなジレンマがあります。
自分のツメの甘さ、データの読み違え、などで、受かる可能性が高い生徒を受験で落としてしまった経験が
あります。とくに新人のころ。
そのときに、「私なんて先生をやめた方が良いのではないか?」という自信消失、
そして何より、「あの子に、なんて悪いことをしてしまったのだろうか。
この失敗は一生、その子の人生に影を落とすだろう。」という後悔。
でも、それでも続けていくしかないんです。
続けていくことで、自分がもしあの時点で先生を辞めていたら出会えなかった子を、
将来救えることになるのだから。
塾講師を3年ほどやっていて、
本当に続けることでしか、人は救えない、
と実感しました。
3年目で出会ったあの子たちは、おそらく私にとっても、あの子にとっても、
すごく大切な出会いだったのかもしれない、と今になって思うことがあります。
今でも、失敗がないわけではありません。
でも、とにかく、先生業を続けていくしか、生徒を救える方法はないのです。
「ER」を観ると、自分の悩みを分かち合え、前に進めるので、すごく大切なドラマでした。
ありがとうございました。


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