高峰 秀子さんの「私のインタヴュー」が、新装出版されました。
早速、さんくす図書館に予約しました。
これは高峰 秀子さんが、街の美容師さん、女中さん、灯台守さん、サーカスの女性たちなど、
さまざまな分野の仕事を持つ人への、インタヴュー集です。
世間を知らない女優の興味ではなく、小学校もろくに行かせてもらえなかった、高峰さんの自分探しのようです。
「映画界しか知らない、ノータリンの自分」
「自然が、私にはいつの日にも一番好ましい。背伸びほど嫌いなものはない」
「私は無学だからね…」
流しで菜っ葉を洗いながら、ポツリとつぶやきます。
当時、日本を代表する女優だった、高峰 秀子さんの生きざまに、心地よい刺激を感じます。
(新潮社 「婦人公論」昭和32年1月号~12月号連載 1,400円)