ぶんぶんトークの会 ~横浜市栄区で脱原発に向けてあらゆる方法を勉強し話し合い行動する会~

本郷台の「SAKAESTA」で毎月第3日曜日に定例会を開いてきましたが、都合により当分の間、会合を見合わせています。

福島原発かながわ訴訟:第1回弁論レポート

2014-01-30 23:50:58 | 日記
原告3名が意見陳述 第1回弁論で熱い訴え 
夜には「支援する会」結成


29日(水)午後、「福島原発かながわ訴訟」の第1回口頭弁論が横浜地裁101号法廷で開かれ、終了後に報告集会、また同日夜にはこの訴訟を支援する会の結成の集いが開かれました。
「ぶんぶん」は会としてこの訴訟をバックアップ、午後から夜まで9名ものメンバーが活動に参加しました。

以下、速報としてT・Tさんのレポートの一部をお届けします。


■29日の行動レポート(概要メモ)

68名の傍聴者のところ98名の支援者が駈けつけ、くじ引きとなりました。
ぶんぶんメンバーは4人当選しましたが、その内2枚は原告の方々へお譲りしたため、
法廷へは入れたのはふたりだけでした。入れなかった方の方が多くて申し訳なかったです。

≪第1回口頭弁論≫ 14:00~15:10 省略(法廷部分は新聞記事参照)

  
  神奈川新聞 2014.1.30

 
  朝日新聞 2014.1.30

≪報告集会≫ 15:20~16:50(満員でした!) 於:マツムラガーデン会議室

傍聴できた人と出来なかった人入り混じって弁護士さんからこの訴訟の意味を聴きました。
被告側の答弁書は1月になってから(最近)出てきたので今日の陳述は間に合わなかったらしい。

法廷後、1時間位、裁判所で進行協議というものが持たれ「事故原因究明、低線量被曝・原賠法」など
について協議された模様。

■これからの予定

第2回口頭弁論 3月20日 15:00から(この日の第1陣に加えて12月に提訴した第2陣も同時に)
第3回口頭弁論 5月28日 14:00から
第4回口頭弁論 7月16日 14:00から

毎回被害者の方(ひとり)の意見陳述が認められたそうです。
また、第3陣の提訴が3月中に予定されているそうです。

この日も書類の提出、確認くらいで終わらせることも可能だったようですが
裁判長が意見陳述書も読んでいて結構温かく原告団に接して下さっていたようでした。

「この裁判は長引きそうか」との問いに「被害者の賠償は迅速にしなければならない。他方、
責任を明らかにすることは慎重に」ということがある。急ぎ過ぎると責任論を飛ばして
賠償問題だけにされてしまう。あまり長引かせる気はないが・・・とのことでした。

≪支援する会≫結成の集い 18:30~20:40 於:開港記念会館

110名の席がほとんど埋まっていました。
弁護団事務局長の黒沢弁護士から「この裁判の意義について」の講演がありました。
神奈川弁護団(145名)は事故直後から集団避難(とどろきアリーナ・武道館等)の
支援をしてきた。

・個別被災者支援はADR(原子力賠償請求)の手伝い 9800件中3000件が未解決
・集団訴訟は全国で5200人
 完全賠償を求めることと責任の所在を明らかにすること
 避難中の慰謝料:政府による線引き・区域の差はないことを主張
・争点 ① 予見できたか ② 事故を未然に防ぐ措置を取るべき

原告から、村田さん、副団長の女性、坂本さんからの訴え
特に、副団長の女性の訴えられた「美しい福島の自然が失われたことへの無念さ」が心に残りました。
 村田さんは2012/12の野田の収束宣言、2013/9の安倍のアンダーコントロール発言、
 2013/12/20の復興加速化で、空間線量から個人線量へと移行されたことなどへの怒りを述べられました。

呼びかけ人からのメッセージ
・飛び入り(?)で井戸川克隆さん:検査調書のない収束宣言、行政の一方的線引きは人権無視、
 20ミリシーベルトの見直し→1ミリへすることは莫大な賠償に繫がるため
・後藤政志さん:再稼働の動きへの懸念。加圧水型は20分でメルトダウン。対策がなっていない。
・中川弘さん:とんでもない3つの安全宣言の復活
  ⇒①経済成長できない ②コストが安い ③環境にやさしい
・永山茂樹さん(憲法学):憲法の力が試されている=支える市民の力が試されている

その他も印象に残る数々のメッセージが胸に残りました。


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1 コメント

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傍聴に行こう (ころきみ)
2014-01-31 12:04:25
傍聴券の抽選に並んで運よく当たりましたが、原告の中に傍聴できない方がいると知り、傍聴券を譲った1人です。
第1回口頭弁論は書類の確認だけで終わる場合もあると聞いていましたので、次回から傍聴できればいいかとそのときは思いましたが、閉廷後の報告会で、3人の原告の方が今の気持ちを吐露しながら意見陳述をしたと聞いて、やはり傍聴したかったなあと思いました。
第1回は68人の定員に98人の支援者が並びましたが、裁判が長引くにつれて傍聴者は減っていくと思われます。かながわ訴訟をしっかり応援したいので、2ヵ月おきぐらいに開かれる裁判にはなんとか時間をつくって傍聴したいと思っています。
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