TREK&RIDE

山と自転車!

今更日記~山スキー’06/GW東北(2)月山

2006-11-17 | 山スキー
2006年5月4日 月山

明るくなってから起床。今日も激晴れ。ゆっくり朝食を食べて準備をしていたら時計は6
時30分を回っていた。
月山スキー場に上がって振り返ると、朝日連峰がよく見渡せる。今日も一日楽しみだ。
スキー場のリフトはまだ始業前。営業時間を確かめに行くのも面倒くさいので、そのまま
通過。リフトの下を登り始める。

登りはじめて5分もしないうちに、カタカタカタとリフトが動き始めた。
やがてスキーヤーが僕の頭の上を通り過ぎてゆく。なんだか凄ゴ~く恥ずかしい。。。

7時20分。リフト終点到着。前方の月山山頂までどこを通ってもよさそうだが、考えられ
るルートは大きく二つ。
一つは月山目がけて一直線コース。一旦谷あいに下ってから登り返しになるが距離は短
い。(先行リフト組の何人かはこちら)
もう一つは左手にトラバースして高度を下げずに牛首を目ざすコース。
出来るだけ高度は下げたくないので後者のコースを選択した。(多数派みたい)


月山山頂方向は意外と雪が少ない。


姥ヶ岳側は雪がベットリ。花札の「ぼうず」みたい。


姥ヶ岳の長ーいトラバース。

7時50分。金姥と柴灯森のコル。品倉尾根が綺麗に見える。
8時20分。牛首。ここから先は月山山頂への登りが始まる。
クトーを付けて暫くシールで踏ん張るが、途中でツボ足に変えた。
稜線の一部は雪が切れて夏道が露出していた。


9時10分。月山山頂。
憧れの朝日連峰がよく見える。行ってみたい。

山頂には誰もいなかった。(遥か先に見えていた先行者はどこへ行ったのでしょう?)
東斜面に垂涎ものの広大斜面が広がっている。こりゃ行くしかない。


月山東面。写真ではスケールが伝わらないが、とても広大。


地図では月見ヶ原と書かれている。お椀の中から月山を見上げる。

欲張ってもう一段下の斜面まで滑り込んでしまった。
適当な所で切り上げて腰を下ろす。
あたり一面雪以外に何も見えない。風も無く、音もない自分だけの時間。

さて、一息入れたところで山頂まで登り返し。標高差約350m。
やや左より、地図では胎内岩の方向へ直登し、尾根に乗ってから再び月山山頂に立った。

山頂は続々とスキーヤーが上がってきていた。
そして、北側の尾根からは白装束を身に纏った人々がリーン、リーンと鈴を鳴らしながら
登ってきていた。
雪の上をハタハタとたなびく白装束と遠い鈴の音がとても神秘的だった。


こちらは南東側の尾根。優美な曲線。

11時40分下山開始。
牛首まであっという間に滑り降り、さらに少し下ったところで姥ヶ岳方向へトラバースする。
ひたすら長いトラバースは結構しんどい。そのままリフト乗り場の方へ下るだけでは少し
物足りないので途中から金姥へ直登。姥ヶ岳に回った。



姥ヶ岳山頂はスキー場トップの賑わい。
開放的な昼下がりは山形弁が飛び交っていた。
ラストは「ゲレンデ」の滑りを楽しんで12時50分駐車場に無事到着。

--------------------------------------------------------------------------

下山後、東北の山にすっかりハマッタ僕は駐車場で地図と睨めっこ。
うーん、もう一度北上して、は…は…八甲田行っちまおうかな~。
とも思ったが、帰りの事を考えるとちと無謀。八甲田は諦めて南下することにした。
でもどこへ?…そうだ、燧へ行こう!

ということで、東北南部を縦断して米沢、会津。若松からは古き良き日本のムード満点の
日光街道も通って桧枝岐へ向かう。
途中会津田島でラーメンを食べ、南郷村で温泉に入り、燧ケ岳の登山口である御池へ向か
うが…この道路も夜間凍結のため通行止!
GWの東北は事前に道路情報を確認しておく必要ありだ。
この夜は桧枝岐村の駐車場に泊まることにした。
シュラフにくるまって車中泊3日目。明日も晴れますように。

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (だい)
2006-11-18 22:17:55
はあ~・・・、いいねえ、春の東北の名山山スキー。楽しそうだなあ。その時期なら、雪質は今ひとつでも、残雪の山を存分に楽しめるだろうね。TOKKENさんも言ってるけど、ほんと、うらやましい・・・。

僕も8年程前に、尾瀬に行くために、新潟から奥只見を通って(国道352線)、桧枝岐に出ようとしたところ、7月というのに冬季通行止めにひっかっかって(その翌日から解除だった)、まわり道して、南郷村経由で行ったことがあるよ。あの辺りは豪雪地帯だから、道路情報は事前に調べとかないとだめだね。

それにしても、八甲田を考えたとはさすがだねえ。どうせなら、行ってほしかったなあ。そして、そのまま北上して、海別岳まで来てほしかったよ。

返信する
Unknown (bun)
2006-11-18 23:37:58
ありえないでしょう、海別。。。
行ってみたいけど、それこそ定年後だわ。

尾瀬のあたりは結構アクセス厳しいね。
越後から只見のあたり、行きたい山がたくさんあるけど、やっぱ遠いよな。



返信する
Unknown (TOKKEN)
2006-11-19 22:27:13
東北山スキー放浪シリーズ、まだまだ続くね。
「山スキー漂流講座」って感じ。
自由気ままな旅はいいね。
月山いつか滑ってみたい・・・
返信する

コメントを投稿