足元の一歩から
小さなことからコツコツと…がモットーのはずなのですが,実際の毎日は?




「さくら」が動けなくなりました。
(ミニチュアダックス,♀,4歳)

突然の出来事のようでした。





嫁さんがいつものように散歩に出かけて,帰ってきてしばらくしてからのことだったらしいです。

さくらは,聞き分けのよい子(犬)なので,何かあるときか,こちらが「ひま」していると判断したとき以外はまとわりつくことは少ないです。
そのさくらが,嫁さんの足下に寄ってきて離れなかったそうです。

そして,自分では動けなくなってしまいました。
抱っこしようとすると「キャーン」と悲痛な声を出して痛がります。どこを触るといたいのか,当初は判断が出来ないほどでした。
ブルブルと震えてじーっとしていたようです。

その出来事がお昼頃。

私が帰宅したときも,状況は変わっていませんでした。
いつもはうるさいくらいに吠えながら,帰りを迎えてくれるさくらですが,その日は静かな帰宅でした。

さくらはかわいそうなほどに丸まって,ブルブル震えてじっとしています。呼吸も速くつらそうです。

「…??肋骨でも骨折したかな…」
胸を抱えようとすると痛がります。

しかし,よく観察すると後ろ足が麻痺してきているようです。



「脊椎軟化症」



かかりつけの獣医の先生からはいやなフレーズを聞かされました。ダックス定番の病気ですが,あるとしてもまだまだ先のことと思っていたのに…
もし万が一,進行性だとすれば残された命はあと僅か(2-3日)です。

思えば最近,さくらをかまってやることが,極端に減っていたことに思い当たります。
2番目の子供が出来てからは,どうしてもその子の世話が優先され,いい子のさくらはどうしても後回し。。。。
じっと見つめる瞳が悲しそうだったように思います。
もちろんそのことが原因だった訳ではないにしても,なぜもっとかまってやれなかったかと後悔の念が押し寄せてきます。





次の日の朝,麻痺はさらに進行しているように見えました。全く後ろ足が動かなくなっています。オシッコもうんちも座ったまま…
ただ,体の震えは止まっていましたし,さくらの表情自体は少し落ち着いているように感じました。

先生も

「精密検査をしなければ何ともいえませんが,覚悟はしておいてください。」

最悪の事態。。。。

さくらが我が家にやってきたときのことなどが走馬燈のように巡っていきます。




精密検査は専門医を紹介してもらいました。

時間を争う病気なのですぐに受診しました。
幸いなことに,進行性の可能性は少なく,外傷性のヘルニアらしいとのことでした。

ホッと胸をなで下ろした瞬間でした。

そして,検査のために麻酔が効いているその状態から即刻オペへ移行してもらいました。



一応手術は成功し,どの程度かわかりませんが,麻痺は回復しそうです。

生きていてくれれば…

しかし,術後に突然進行性脊椎軟化症へ移行するケースもレアケースですが「ある」とのことなので,まだまだ予断は許しません。


さくらはあと数日で退院して戻ってくるはずです。
帰ったら思いっきり甘えさせてやりたい。。。。そう思っています。






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