ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

『お坊さんだって悩んでる』

2006-12-21 14:18:26 | 最近読んだ本
玄侑 宗久『お坊さんだって悩んでる』(文春新書/文藝春秋)

いいタイトルですね。正直でいいですね。
お坊さんだって人間なんです。悩みもあるでしょう。

住職や檀家からの数々の悩みや質問に対して、
玄侑さんが時には一緒に悩みながらも、絶妙に答えています。
これは月刊『寺門興隆』という寺院関係の専門誌に掲載されたものを
まとめたものだそうです。

目次を見るだけでこの本の面白さが期待できるというもの。

お賽銭箱のお金はどう使われるの?
お寺に定休日があってもよいか?
厄落としやお守りは、本当に効くのか?
住職の跡取り息子が茶髪。どういさめるべきか?

……という、思わずクスっと笑ってしまいそうなものから、

墓参や法事をしない檀家にはどう対応する?
お盆の棚経は、檀家にとっても負担なので、やめてもいい?
十歳の一人息子を跡取りにするために、どう育てたらよいか?

……という、切実なもの、そして、

携帯電話を手放すと不安でたまらないのですが、病気でしょうか?

……という、ごく普通のものまで。

へ~、そんな悩みを持っているんだ、とびっくりしたり、
やっぱり人間は人間だからね、と思ったり、
でも、お坊さんだったらもっとしっかりしてほしいな~と思ったり、
普通はなかなか見ることができない姿を垣間見ることができます。

答えのほうは敢えてここには書きません。面白いのは確かです。
気になる方はぜひ読んでみてください。
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4 コメント

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きゃあ、マニアック!! (tera)
2006-12-23 17:40:27
「寺門興隆」(旧「月間住職」)私達の必読書です。定期購読していま~す。玄侑さんのコーナーは面白かったです。本になったのですか。お坊さんも悩み多く、ごくごく普通の感覚もあるんですが、あまり赤裸々ですと、「もっとしっかりしてよ」と信用を失いかねませんね(笑)。でも、そんな感覚で悩めるお坊さんにも親しんでいただきたいと思ってブログも開設しました。ですから、文才があればこの本のような発信もしたかったところです。

 ところで、「寺門興隆」の編集責任者の方は、同じ仏教会の住職さんなので、以前に私も記事を依頼されて連載したことがありました。裏舞台満載で、寺門ファンにとってはかなり読み応えありますよ。係争ごと、トラブルの記事も週刊誌風に取り上げられるため、お寺にとっては不快感を持つ雑誌でもありますが、情報はよくわかります。
返信する
ブログに感謝です (某子)
2006-12-25 12:36:11
定期購読していらっしゃるんですね。
おまけに連載を持っていらっしゃったこともあるとは!
(そもそも雑誌のタイトル、すごいですよね・・・。)

お寺は何かととっつきにくいイメージがありますが、
こういう本が出ると読みやすく(玄侑さんの文才も
あるのでしょう)、
お寺に親近感を覚えるのでとてもいいことだと思います。

返信する
Unknown (りんごちゃん)
2006-12-28 15:30:48
私もお正月に読む本を玄侑 宗久「まわりみち極楽論」借りて来ました。

色々と出掛けられていますね、楽しい!
NOさんの言うとおりです。

今年はお世話になりました。
来年もイベントがありましたら、ご一緒させてください。
それでは、良いお年を
返信する
コメントありがとうございます (某子)
2006-12-29 23:28:21
初コメントありがとうございます。
りんごちゃんって、もしかして、ですよね。

こちらこそ、今年はお世話になりました。
来年も楽しく過ごしましょう!

良いお年を 
返信する

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