いじめる側の心理。社会の責任

最近、こぞってマスコミが
いじめ問題を取り上げています。
悪いクセ。

そのため、連鎖反応も起きているようです。

でも、取り上げ方がやっぱりおかしいな、
と思わざるを得ません。

いじめをどう見つけるか、とか、
いじめにどう対処していくか、とか、
いじめられている生徒に対して
あなたはこの世で貴重な存在、
と呼びかける、とか……。

いつも思うけれど、
それでは根本的な解決にならないのですね。

いじめる側の、その「芽」を摘まない限り、
同じことはまた起こる、
単に水面下に潜ってしまうだけ。

社会全体の問題です。
大人の社会がかかえている問題が
そのまま子供社会にも反映されている、
そこをしっかり把握しておかないと。

大人がもっとしっかりしないと。
まともな大人にならないと。

なにが大切なのか、
大人がきっちり態度で示して、
きっちり教えていれば。

生きていく上で本当に必要なこと。
本当に大切なこと。

大人が分かっていません。

あと、命の教育が学校でも家庭でも
社会でもなされていません。

ここが一番大きな問題です。

個人個人のたったひとつの
大切な大切な命を
大切に育んでいく、成長させていく、
すべての存在に感謝の気持ちを忘れずに、
振り回されない自分をしっかり持って、
広い心で他者を受け入れ、
見返りを期待せずにできる限り
人の役に立つように努力して、
きれいごとに聞こえるかもしれないけれど、
その根本的なところを
大人がきちんと実践できていれば。

そんな素敵な大人たちに囲まれた子供なら、
どんな学校へ入ろうが、どんな大学へ行こうが、
どんな会社で働こうが、どんなところに住もうが、
いい人生を送れるはずです。

しっかりしてよ、大人たち。