ツツジ科ツツジ属の「バイカツツジ(梅花躑躅)」。山地の林縁などに生育する落葉低木で、春に葉が展開した後、初夏に直径2センチほどの小さな花を咲かせる。花冠は皿状に開きツツジのようにラッパ状にはならないが、花冠上部の裂片にツツジと同じように赤い斑点がある。雄蕊は5本で上部の2本は短い。これは町田市の谷戸の雑木林のもの。
マメ科ネムノキ属の「ネムノキ(合歓木)」。初夏に枝先に15~20個の小花からなる頭状花序を出す。私はこの花を見るたびに、ホノルルマラソン出場時に見に行った“モンキーポッド(=この木なんの木)”を思い出す。花はネムノキにそっくりだ。還暦記念でフルマラソンを完走したので、高齢者仲間入り記念で今年4月のホノルルハーフマラソン“HAPALUA”に出場するつもりだったがコロナ禍でその計画は流れてしまった。もっとも昨年右膝半月板を損傷し今は全力では走れないが、できればいつかまたダイヤモンドヘッドやモンキーポッドを見に行きたい。
作曲家の小林亜星さんが先月30日にご逝去されたとの訃報に接した。第14回レコード大賞童謡賞『ピンポンパン体操』、第18回レコード大賞『北の宿から』、『野に咲く花のように(裸の大将放浪記挿入歌)』などの多くの名曲の他、CMソングの『ワンサカ娘』、『どこまでも行こう』、『モクセイの花』、『酒は大関こころいき』、『明治チェルシーの唄』、『積水ハウスの歌』、『ふりむかないで』、『カップヌードルの歌』や、アニメ主題歌の『狼少年ケン』、『魔法使いサリー』、『ガッチャマンの歌』、『ひみつのアッコちゃん』など枚挙に暇がない。私は小林亜星さんの曲が大好きでCMソングがクラシックやポップスと共にウォークマンから時々流れてくる。享年88歳。心よりご冥福をお祈りしたい。
『この木なんの木』
作詞:伊藤アキラ 作曲:小林亜星 昭和48年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
関東地方以西の山地に生育する「ユクノキ」。マメ科フジキ属の落葉高木で樹高は20メートルにもなる。和名の語源については牧野富太郎博士が『秩父地方の方言で、おそらく花の白さを雪に譬えたものだろう』と述べている。つまりユクノキは“雪の木”と言うことだろう。数年に一度咲く花は白く樹全体に雪が積もったように見える。残念ながら花は終盤で花はかなり散っていたが、それでも樹の下にいると時々チラホラと雪が降るように花弁が落ちてきた。これは都立大戸緑地のシンボルツリーになっており他の方のブログで存在を知ることができた。