元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
マタタビ・5~両性花
マタタビ科マタタビ属の「マタタビ(木天蓼)」。全国の山地に分布するつる性落葉木本で雌雄異株。6~7月に直径2センチほどの白い5弁花を下向きに咲かせる。見に来るタイミングが少し遅く多くの花は受粉して子房が膨らみ始めているがいくつかの株を探して漸く写真の両性花を見つけることができた。多数の雄蕊の中心に子房があり雌蕊の白い花柱が見える。両性花にある雄蕊の花粉は不稔のようだ。ネット情報ではマタタビには両性花、雄花の他に雄蕊の無い雌花があるという記載もある。確かに雌株を見ると雄蕊が無い花もあるが、これは受粉後に雄蕊が落ちたとも考えられる。来年は咲き初めの状態を確認しよう。マタタビの果実はマタタビミタマバエが産卵して虫こぶになることが多く花の右側に見える塊は虫こぶが出来始めている。虫こぶは雌株だけでなく雄株でも見られる。雄花の子房にあたる部分にタマバエが産卵して同じような形になる。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )
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おはようございます
当地では、マタタビを見る機会がありません
一度見てみたいと思っています
猫が好きですかタビですか?
こちらでは珍しい木ではないですが、
特に佐渡の山野で見ました。
雄カブ・雌カブがあるのですか?