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ハナミズキ

 私の正月は毎年駅伝観戦から始まる。元旦のニューイヤー駅伝は横浜の実家に向かう車中でラジオを聴きゴールは実家のテレビで見届けて家に戻る。2日、3日は朝からテレビにかじり付き箱根駅伝をスタート前からゴール後までしっかり見る。
 私は13年前に箱根駅伝10区間を実際にこの脚で走ったことがありコースの景色や傾斜は全て頭に入っている。2区の権太坂と戸塚の壁、地味な4区と7区はアップダウンの連続、5区の山登りと6区の山下り、8区の遊行寺坂など今でもしっかり覚えている。標高874メートルの国道1号線最高地点は大学生時代の自転車旅行でも通過していた。予選会が行われる自衛隊立川駐屯地滑走路と昭和記念公園はハーフマラソンレースで何度も走っている。
 我が母校は昨年シード権を落としたが予選会で4位に食い込み本戦では6位で来年のシード権を確保した。本戦の総合優勝は予想通り駒澤大だったが、興味深いのは予選会順位と本戦との比較。予選会1位の大東大は16位、予選会2位の明治大は12位、予選会3位の城西大は9位となり、予選会6位で55年振りの出場となった立教大は18位に沈んだ。予選会から2ヶ月間には伊勢路を走る全日本駅伝などもあり体調のピークをそれらに合わせなければならずそれが如何に難しいかが良くわかる。
 写真は松木日向緑地南側の道路沿いに植栽されている「ハナミズキ(花水木)」。ミズキ科ヤマボウシ属(サンシュユ属)の落葉高木でこの界隈では街路樹などに多く利用されている。4~5月に淡紅色の総苞片を出しその中心に散房花序を付ける。果実は秋に赤く稔り野鳥によって拡散される。この果肉には発芽を抑制する成分が含まれておりそのまま地面に落ちても発芽しない。野鳥が食べて果肉が取り除かれ排泄された種子が発芽準備OKになる。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
こんばんは (ディック)
2023-01-03 20:26:44
>そのまま地面に落ちても発芽しない。野鳥が食べて果肉が取り除かれ排泄された種子が発芽準備OKになる
へぇー、よい勉強ができました。
ハナミズキ、ヤマボウシあたりは、どうも根岸森林公園や本牧山頂公園などとは相性が悪いようで、花はあまり咲かないし、実も少ない。弱って枯れる木も出てきます。潮風がよくないのではないか、というのは私の想像ですが…。
 
 
 
ハナミズキの実 (夕菅)
2023-01-03 20:51:08
文武両道 素晴らしいですね!いつも感心しています。
ハナミズキは前の庭に沢山あって種子も見ているのにこんなからくりがあるとは知りませんでした。
いつもいろいろ教えていただいてありがとうございます。
 
 
 
ディック様 (多摩NTの住人)
2023-01-03 20:51:51
コメント有り難うございます。この果肉には発芽を抑制する物質が含まれているようです。当地でも街路樹になっていますが剪定が繰り返されると弱るようです。
 
 
 
夕菅様 (多摩NTの住人)
2023-01-03 20:58:13
コメント有り難うございます。ハナミズキの果実は鳥に食べられて日の目を見るようです。
 
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