小山田緑地“アサザ池”で見られる「アサザ(浅沙・阿佐佐)」。ミツガシワ科アサザ属の多年草で、水面にハート型の葉を広げる浮葉性植物。初夏に水面より高く花茎を伸ばし直径3~4センチの花を咲かせる。若葉は食用になり「ハナジュンサイ(花蓴菜)」とも呼ばれている。この“アサザ池”は去年の秋、キッコウハグマを探しに来た時に存在を知り、この花を半年待っていた。小山田緑地は我が家からは丘を2つ越えて片道約6キロ。5月下旬に来た時は早過ぎ、先々週は気温が低くて蕾が開かず、先週は前日咲いた花が夜明けまでの雨で惨めな姿になっていた。昨日は朝から曇りだったが、開花を信じてのランニング。ようやく花を見ることができた。アサザは午前中に咲いて午後には萎んでしまう。
ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属の「ゴマノハグサ(胡麻の葉草)」。本州・九州・朝鮮半島・中国北部に分布する多年草で、ゴマノハグサ科の代表になっている。草丈は1メートルほどになり、茎の上部に黄緑色の箱形の花をいくつか付ける。ゴマノハグサ科の植物はたくさん見ているが、ゴマノハグサを見るのは初めてだった。その名前は胡麻の葉に似ていることから付けられているが、実際にはさほど似ていないし、胡麻の香りも無い。これは東京薬科大学のもの。