沖縄の森林で多く見られる「ヒカゲヘゴ(日陰へご)」。ヘゴ科ヘゴ属の常緑木本性シダで高さは5~6メートルだが、最大では15メートルに達するものもあるという。ヒカゲヘゴは約1億年前に誕生した植物で生きた化石とも言われている。
トウダイグサ科クロトンノキ属の「クロトン(Croton)」。南アジアやオーストラリア原産で和名は「ヘンヨウボク(変葉木)」。その名の通り葉の模様が美しく観葉植物として良く利用されている。2年前のホノルルマラソンの時に、フォスター植物園でこの花を見ていた。
キジカクシ科(←リュウゼツラン科)センネンボク属の「アイチアカ(愛知赤)」。濃赤色の葉に真っ赤な新芽が美しい。観葉植物として良く利用され、沖縄ではホテルのエントランスの植栽でも使われていた。これは“かりゆしの森”の谷底に生えているもの。“愛知”の名前は、愛知県の園芸業者の育成種ということらしい。
ハナイカダ科(←ミズキ科)ハナイカダ属の「ハナイカダ(花筏)」。雌雄異株で写真は雄花が咲いたところ。花径は4~5ミリととても小さい。この様子を筏の船頭や客に見立てて名付けている何とも風流な呼び方。名付け親のセンスが素晴らしい。