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ヌルデ・3~果実

 先週水曜日、何となく身体がだるく熱を測ってみると37度4分。風邪だと思って感冒薬を飲んだら翌日は元に戻った。ところが土曜日明け方に再び発熱しその時は39度2分。一日中起き上がれず体温は38度5分あたりをウロウロ。日曜日になっても下がらず、インフルエンザ予防接種を既に受けているものの新型ウイルスには効かないこともあり、意を決してタクシーを呼び駅前の診療所に行くことにした。念のための“インフルエンザ簡易検査”の結果が出るまで10分ほどヒヤヒヤしたが、判定は“陰性”で一安心。処方された解熱剤のお陰で、夕刻には37度程度まで下がった。結局、週末は2日間とも植物観察はできなかったが、今の季節は、開花のタイミングを逃せないというような花も無く、撮ろうと思っていたものは今週末に見に行こう。
 写真は別所実緑地の北端にある「ヌルデ(白膠木)」。ウルシ科ヌルデ属の落葉高木で、紅葉が美しく“ぬるでもみじ”という言葉があるほど。しかし多摩ニュータウンは暖地で、なかなか綺麗な紅葉を見ることはできず、たまに一部の葉がそれなりの紅葉を見せてくれる程度。やはり寒冷地や高地に行かなければハッとするような紅葉には出会えない。写真はすっかり枯れてしまった果実の様子。熟した果実の表面には白い粉のリンゴ酸カルシウムが付いており、食べると塩辛い。野鳥や小動物の貴重な塩分補給食になるようだ。
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