トラクタで「荒がき」が済んだ田んぼ。
最後の作業、はしごかけ。四角ではない
田んぼをむらなくかけるのはかなり難しい。
すべて後ろ向きで歩く。マイケルジャクソンだってできやしない。
代かきが終わった田んぼのそばを地元の子どもたちが「こんにちわ」といいながら自転車で通って行った。
魚とりに行くらしく網を持っていた。でもこのあと、雨に降られ、何もとれずに帰ってきた。
連休前半、4日間をかけてた上の準備をしてきた。
元肥(はじめに撒く肥料)をまき、トラクターでならし、さらにもう一度、田んぼの土がトロトロになるまでかき回す。そのあと、トンボを使い平らにならし、最後にはしごを引き回しなるべく水平になるようならす。
なるべく水平・・なのだが、これがなかなか難しい。10a=1反=300坪を水平にするということは容易ではない。これが水平でないと、水を張ったとき水深が一定ではなく、苗を植えると葉がたくさん出るところと水没してしまうところが出てきてしまう。稲は水が好きな植物だが、水生植物ではない。水没しては生育できない。
「水を張れば水平だ」という言葉だけをたよりに土をならす。で、水を張れば水平に見えるのだが、ちょっと水を抜けば山と谷が現れ、手抜きがすぐにばれてしまう。
まあ、それでもなんとか準備を終えてきた。ここまでがいちばん大変な作業。あとは田植機で植え、機械では植えられないところをみんなで手植えする。
まあ、田植えは米づくりのお祭りみたいなものだ。田植えのときの挨拶は『おめでとうございます」だ。