突然ですが質問です。
いったいこれは何でしょう。
1、軽石
2、スポンジ
3、火山岩
スクロールして次の写真を見ようとしてはダメです。
ギブアップですか?では次の写真に進んでください。
これが全体の写真です。
直径は10センチほど、厚さ1センチ。もうおわかりですね。
食べ物です。食ではとかく話題になる英国で朝食、スナッ
クとして人気のあるクラシックな食品です。
Crumpet=クランペット、マフィンに似た食感だが、もっと
弾力があり塩味も強い。
片面だけを焼いて作られたこのパンケーキ(?)は、焼か
れていない片面に気泡がたくさんあり、これをトースター
で焼きバターをたっぷり塗りさらにマーマレード、蜂蜜な
どをかけいただく。
クランペットの塩味とマーマレードの甘さが口の中で混ざ
りあい、えも言われぬおいしさ。
もちろんジャージー種のミルクをたっぷり入れた濃いミル
クティがあう。今回はアイリッシュバターでいただいた。
最近、東京でもクランペットを食べさせる店があるとTVで
やっていたが、その値段を聞いてびっくりした。千円を超
えていたのだ。僕が英国で食べていたのは6個入って1ポ
ンドくらいだったと思う。つまり今なら1個20円くらい、
高い頃でも50円ほど。どうやると千円も取れるのだろうか。
そもそもこの食品、あまりアッパーの方の食べ物ではなく、
ごくごく庶民のもの。したがって僕はこれに千円はとても
出す気にならない。
いったいこれは何でしょう。
1、軽石
2、スポンジ
3、火山岩
スクロールして次の写真を見ようとしてはダメです。
ギブアップですか?では次の写真に進んでください。
これが全体の写真です。
直径は10センチほど、厚さ1センチ。もうおわかりですね。
食べ物です。食ではとかく話題になる英国で朝食、スナッ
クとして人気のあるクラシックな食品です。
Crumpet=クランペット、マフィンに似た食感だが、もっと
弾力があり塩味も強い。
片面だけを焼いて作られたこのパンケーキ(?)は、焼か
れていない片面に気泡がたくさんあり、これをトースター
で焼きバターをたっぷり塗りさらにマーマレード、蜂蜜な
どをかけいただく。
クランペットの塩味とマーマレードの甘さが口の中で混ざ
りあい、えも言われぬおいしさ。
もちろんジャージー種のミルクをたっぷり入れた濃いミル
クティがあう。今回はアイリッシュバターでいただいた。
最近、東京でもクランペットを食べさせる店があるとTVで
やっていたが、その値段を聞いてびっくりした。千円を超
えていたのだ。僕が英国で食べていたのは6個入って1ポ
ンドくらいだったと思う。つまり今なら1個20円くらい、
高い頃でも50円ほど。どうやると千円も取れるのだろうか。
そもそもこの食品、あまりアッパーの方の食べ物ではなく、
ごくごく庶民のもの。したがって僕はこれに千円はとても
出す気にならない。
ロンドンの西、地下鉄セントラルラインにシェファーズブッシュという駅がある。レンガ作りの古くさい駅だったが、先日この駅を利用してびっくりした。ものすごくきれいに改装されていたのである。それもそのはず、この駅に隣接する地域が再開発され、ヨーロッパ1、2の規模を持つショッピングセンター、ウエストフィールドができたからだ。僕はそんなショッピングセンターに興味はない。ここからちょっと歩いたもう一つの駅、シェファーズブッシュマーケットの昔ながらのマーケットか好きだ。
このマーケットは地下鉄ハマースミス・シティ線に沿ってできたマーケットで、観光客、とくに日本人が来ることはほとんどない。どんなマーケットかと言うと、別に特別なものを売っている訳ではない。野菜、肉、魚、安い洋服、荒物、雑貨など、ロンドンの庶民の日用品が買えるところ。そして、ここは中東の人たちにも人気のあるマーケット。
女性はここロンドンでも顔と指先以外肌を出すことは許されず、このようなスカーフをかぶった顔だけのマネキンがずらりと・・・、ちょっと不気味だ。
中東の人が多い、となると食べ物も中東のものが多い。これはアラビア半島やイランなどではポピュラーなファラフェルが食べられる店。ファラフェルとは、ひよこ豆を潰し、。パセリやコリアンダーなどの香辛料を混ぜ、団子状にして揚げたコロッケのようなもの。これに揚げナス、とうがらし、スープを入れ混ぜたものを、チャパティのような無醗酵パンと一緒に食べる。これがすこぶる旨い。パンでくるむ食べ方もある。
シェファーズブッシュの向こう側は近代的ショッピングモール、こちら側は昔からまったく変わっていないマーケット。ロンドンはこんなところが面白い。
このマーケットは地下鉄ハマースミス・シティ線に沿ってできたマーケットで、観光客、とくに日本人が来ることはほとんどない。どんなマーケットかと言うと、別に特別なものを売っている訳ではない。野菜、肉、魚、安い洋服、荒物、雑貨など、ロンドンの庶民の日用品が買えるところ。そして、ここは中東の人たちにも人気のあるマーケット。
女性はここロンドンでも顔と指先以外肌を出すことは許されず、このようなスカーフをかぶった顔だけのマネキンがずらりと・・・、ちょっと不気味だ。
中東の人が多い、となると食べ物も中東のものが多い。これはアラビア半島やイランなどではポピュラーなファラフェルが食べられる店。ファラフェルとは、ひよこ豆を潰し、。パセリやコリアンダーなどの香辛料を混ぜ、団子状にして揚げたコロッケのようなもの。これに揚げナス、とうがらし、スープを入れ混ぜたものを、チャパティのような無醗酵パンと一緒に食べる。これがすこぶる旨い。パンでくるむ食べ方もある。
シェファーズブッシュの向こう側は近代的ショッピングモール、こちら側は昔からまったく変わっていないマーケット。ロンドンはこんなところが面白い。
食べ物を話題にすると反応がいい、そこでまた。
これは英国の食事の中でいちばんうまいと言われている食事、その名は
Full English Breakfast。まずいものを食べたくなければ、この朝食を1日3回食べろと言う。そんなに英国の食事がまずいかと言えば、決してそんなことはない。きっとまずいと言い続けている人は、ツアーでお仕着せのレストランしか行ったことがない人だろう。田舎のおばあちゃんが作ってくれるB&Bの料理はおいしいし、最近のパブ料理も捨てたものではない。
この朝食、イングランド圏内(正しくは国内)ではFull English Breakfastで通じるが、スコットランドやウェールズへ行ってFull English Breakfastといって注文すると嫌な顔をされるか、無視される。スコットランドならスコティッシュ、ウエールズならウェリッシュ・ブレックファストと言わないと機嫌が悪い。われわれから見ると英国は一つの国なのだが、英国は5つの国の連合王国。国という意識が強い。アイルランドへ行けばアイリッシュ・ブレックファスト、コーンウオールは国ではないが、ここでもコーニッシュ・ブレックファストと言う。
中身は国により違いがある訳ではないくだいたい同じ。
英国のソーセージ
ショルダーベーコン
キノコを炒めたもの
トマトをグリルしたもの
卵料理
揚げたパン
ベイクドビーンズ
血で固めたソーセージ、ブラックプディングが付くこともある。このほかに、シリアル、フルーツ、ジュース、コーヒーか紅茶、トーストが付く。観光客はこれを毎日食べるのだから、太ること確実。
この朝食の中のベイクドビーンズ、僕はこれが大好きなのだが、これはどの宿に泊まってもほとんど同じ味。なぜならこれは僕の想像だが、豆を煮るのが難しいことは洋の東西を問わない。で、これは絶対ハインツの缶詰、ベークドビーンズを使っている、と思っている。
ならば同じものが日本でも味わえる。英国のトラディショナルな料理、ビーンズ・オン・トーストが家庭でも作れる。トーストをこんがり焼きバターを塗り、ハインツの缶詰をチンしてこれをかける。それだけ。
僕はこの国を表すとき、必ず英国と読んでいる。なぜなら、英国を英語でいうとイングランド。英国へ来て英語で英国を呼ぶとEngland。ウェールズへ行ってイングランドと言ってしまうと「ここはウェールズです」と言われてしまう。
では英国全体を英国ではなんというかと言えば、グレートブリテンか、ユナイテッドキングダム。まあ会話の中ではブリテンかな。
ちょっと理屈っぽい英国雑学講座でした。
これは英国の食事の中でいちばんうまいと言われている食事、その名は
Full English Breakfast。まずいものを食べたくなければ、この朝食を1日3回食べろと言う。そんなに英国の食事がまずいかと言えば、決してそんなことはない。きっとまずいと言い続けている人は、ツアーでお仕着せのレストランしか行ったことがない人だろう。田舎のおばあちゃんが作ってくれるB&Bの料理はおいしいし、最近のパブ料理も捨てたものではない。
この朝食、イングランド圏内(正しくは国内)ではFull English Breakfastで通じるが、スコットランドやウェールズへ行ってFull English Breakfastといって注文すると嫌な顔をされるか、無視される。スコットランドならスコティッシュ、ウエールズならウェリッシュ・ブレックファストと言わないと機嫌が悪い。われわれから見ると英国は一つの国なのだが、英国は5つの国の連合王国。国という意識が強い。アイルランドへ行けばアイリッシュ・ブレックファスト、コーンウオールは国ではないが、ここでもコーニッシュ・ブレックファストと言う。
中身は国により違いがある訳ではないくだいたい同じ。
英国のソーセージ
ショルダーベーコン
キノコを炒めたもの
トマトをグリルしたもの
卵料理
揚げたパン
ベイクドビーンズ
血で固めたソーセージ、ブラックプディングが付くこともある。このほかに、シリアル、フルーツ、ジュース、コーヒーか紅茶、トーストが付く。観光客はこれを毎日食べるのだから、太ること確実。
この朝食の中のベイクドビーンズ、僕はこれが大好きなのだが、これはどの宿に泊まってもほとんど同じ味。なぜならこれは僕の想像だが、豆を煮るのが難しいことは洋の東西を問わない。で、これは絶対ハインツの缶詰、ベークドビーンズを使っている、と思っている。
ならば同じものが日本でも味わえる。英国のトラディショナルな料理、ビーンズ・オン・トーストが家庭でも作れる。トーストをこんがり焼きバターを塗り、ハインツの缶詰をチンしてこれをかける。それだけ。
僕はこの国を表すとき、必ず英国と読んでいる。なぜなら、英国を英語でいうとイングランド。英国へ来て英語で英国を呼ぶとEngland。ウェールズへ行ってイングランドと言ってしまうと「ここはウェールズです」と言われてしまう。
では英国全体を英国ではなんというかと言えば、グレートブリテンか、ユナイテッドキングダム。まあ会話の中ではブリテンかな。
ちょっと理屈っぽい英国雑学講座でした。
荻窪へ出かけた。何十年ぶりのことだ。駅のまわりはほとんど変わっていないようだ。駅前の商店街の一角はむかしのまま、昭和の香りが残っていた。用事を済ませた帰り道、その一角へ寄ってみた。
むかしからここは東京ラーメンの激戦地、いや、聖地と言うべきか。何軒もの店がしのぎを削っていた。その中でも有名だったのがこの「春木屋」。当時は粋なおかみさんが着物を着て作っていたような気がする。
何十年ぶりで食べてみた。こんなものだったかなあと思うばかりで、感激はしなかった。
これより、僕の育った町の福寿、代一元、大勝軒(いわゆる有名な大勝軒ではないと思う)の方がうまいと思う、いや、絶対にうまい。
むかしからここは東京ラーメンの激戦地、いや、聖地と言うべきか。何軒もの店がしのぎを削っていた。その中でも有名だったのがこの「春木屋」。当時は粋なおかみさんが着物を着て作っていたような気がする。
何十年ぶりで食べてみた。こんなものだったかなあと思うばかりで、感激はしなかった。
これより、僕の育った町の福寿、代一元、大勝軒(いわゆる有名な大勝軒ではないと思う)の方がうまいと思う、いや、絶対にうまい。
これがラーメンかと言われると、う~ん、でも、中華丼ではないし、野菜炒めでもない。この店では「ホルモンラーメン」と呼んでいるのだからラーメンなんだろう。
この店を案内してくれたI氏は「モツとカボチャが入って、ちょっと甘めなんですよ」と。この情報からでは味がまったく想像ができなかった。
大きな倉庫の棟続きにその店はあった。店の名前は「玄海」。トタン張りに手書き風の看板はちょっと心細い気分になるが、引き戸を開た時の匂いは決して嫌いなものではなかった。10人ほどのカウンターはいっぱい、数人が立って待っていた。
メニューは、ラーメン、チャーシュウメンはあるのだが、ホルモンラーメンがここのウリ、それもそのラーメンの”冷やし”が人気があるという。見れば、たくさんの野菜とモツのあんかけスープがかかっている。ますますわからなくなってきた。
ホルモン冷やしの大盛りを注文した。ゆでていったん水で洗った麺にとろみのスープがかかったものが出てきた。
その味は、大げさに言えばちょっとショックだった。本当に甘いのだ。「ちょっと甘め」と聞いたときは、塩味が少ないという意味の甘めかなと思っていたのだが、そうではなく、本当に甘いのだ。さらに唐辛子が入り甘辛い。
固めにとろみのついたスープが冷たい麺にからみ、生温くなり食べごろなのだが、食べる前にラーメンというイメージが出来てしまったところに、この予想外の味だ。目も舌も脳も着地点を失ってしまったようだ。半分ほど食べたところで、酢をかけてみた。これが完全に甘酢あんかけとなり、ますますラーメンから離れてしまった。
決して嫌いではないのだが、今度来るときは、普通のラーメンにあんかけがかかった熱いホルモンラーメンにしようと思っている。
おっと「玄海」は水戸市堀町959。
この店を案内してくれたI氏は「モツとカボチャが入って、ちょっと甘めなんですよ」と。この情報からでは味がまったく想像ができなかった。
大きな倉庫の棟続きにその店はあった。店の名前は「玄海」。トタン張りに手書き風の看板はちょっと心細い気分になるが、引き戸を開た時の匂いは決して嫌いなものではなかった。10人ほどのカウンターはいっぱい、数人が立って待っていた。
メニューは、ラーメン、チャーシュウメンはあるのだが、ホルモンラーメンがここのウリ、それもそのラーメンの”冷やし”が人気があるという。見れば、たくさんの野菜とモツのあんかけスープがかかっている。ますますわからなくなってきた。
ホルモン冷やしの大盛りを注文した。ゆでていったん水で洗った麺にとろみのスープがかかったものが出てきた。
その味は、大げさに言えばちょっとショックだった。本当に甘いのだ。「ちょっと甘め」と聞いたときは、塩味が少ないという意味の甘めかなと思っていたのだが、そうではなく、本当に甘いのだ。さらに唐辛子が入り甘辛い。
固めにとろみのついたスープが冷たい麺にからみ、生温くなり食べごろなのだが、食べる前にラーメンというイメージが出来てしまったところに、この予想外の味だ。目も舌も脳も着地点を失ってしまったようだ。半分ほど食べたところで、酢をかけてみた。これが完全に甘酢あんかけとなり、ますますラーメンから離れてしまった。
決して嫌いではないのだが、今度来るときは、普通のラーメンにあんかけがかかった熱いホルモンラーメンにしようと思っている。
おっと「玄海」は水戸市堀町959。
大洗で揚がった旬の魚はおいしい。
経験が培った料理の腕は、魚の味をよりいっそう引き立てます。
ですから、いつも旬の魚教室は大勢の人が集まるのですね。