4月7日の田起こしから始まった2007年の米造りは、9月22日に最後の稲刈りをして終わった。約160日、霜が降った日もあった。梅雨のしとしと雨、あの暑かった夏の日差し、台風に耐え、稲はたくさんの実を付けてくれた。豊作とは言えないが、昨年より収量はややいい。
先週、刈り取ったばかりの米をサンマで食べた。ものすごくうまい。昼夜の温度差のある山間地で育ったせいだろう、甘くモチモチとし、おかずがいらないほどだ。
今年はコンバイン(刈り取り機)を新しくしたため、作業はずっと楽になった。でも秋の雨のおかげで、田んぼの一部分は田植えのときのようにドロドロ。みんなでひとかぶひとかぶ手刈りをしなければならなかった。今年の米が特にうまいと感じるのはこの作業のせいかもしれない。それにしても自分で作った米はうまい。すごくうまい。