1993年、記録的な冷夏の年から始めた栃木県茂木町での米作りは今年限りで終了することにしました。
そこでこの田んぼを継承してくれる人を募集します。緩い棚田3枚で広さは3反3畝、およそ1000坪です。
毎年1300キロくらいの収穫があります。
もちろんこの田んぼは借地です。現在日本では、農家ではない個人が田んぼを所有することはできません。したがって地代を払って借りているいわゆる小作です。英語でいうと<Tenant Farmer>です。
1年間にかかる経費は地代、肥料代、苗代、薬品代、耕作代(オペレーション含む)、メンテナンス代、その他。
それなりに経費はかかります。できた米をどのように販売するかによりますが、「えっ!これしか残らないの?」というくらい儲かりません。でも悲しいくらいの日本の農家を体験できます。TPPを真剣に考えられます。世の中が米不足になってもあなただけはあたふたすることがありません。
このような日本の農業をやってみませんか?今年は移行期間として僕たちも最後の米を作ります。
今年のスケジュールは、4月27、28、29日で肥料まき、代かき、草刈り。5月3、4、5日で田植え、補植、後片付けを予定しています。とくに今年は、今後この田んぼをやっていこうと考えている方を中心に募集します。
やること、教えることがたくさんありこのブログでは書ききれません。ぜひ現地に参加して日本の自然景観を守るため、あなたのうちの食料自給率を高めるため、安全な米を自分たちだけで食べるため決断して下さい。
2012年5月 田植え。
2012年5月 植え終わった田んぼ。
2012年7月頃 出穂期。
2012年7月頃 稲の開花
2012年8月下旬 結実
2012年9月中旬 稲刈り直前
2013年4月13日 最後の耕起を待つTKOの田んぼ