O'kashira

うだうだ

ロンドンの建物

2007-07-17 10:04:33 | ファインダー透過


ロンドンの中心部からバスで20分、静かな住宅街はこんな建物ばかり。奥の黒っぽいレンガ造りのものは,戦争で壊され新しく建てたもの。手前の建物は,150年から200年前に建てられたもの。外側はそのままに内装を変え,今でも使っている。
 英国ではこんな家を見て「brand-new」つまり「真新しい」と呼ぶ。なぜなら,英国では,古いほどいいという風潮があり,13,4世紀の家をそのまま使っている家も珍しくない。
 日本のある建築関係者に聞いたのだが,上棟式で大工の棟梁が手を会わせるとき,心の中では「燃えろ,壊れろ,旦那繁盛」と唱えるそうだ。家がなくなっても旦那が繁盛していればもう一度仕事をさせてくれる,ということらしい。
 日本では家を造るのは一生に一度のことなのだが、100年、200年もつ家こそ,環境に優しい家なのではないだろうか。

庶民の味方

2007-07-10 10:02:32 | 横浜の空の下


ロンドンの街には、まだこんな屋台の店がたくさん出ている。八百屋、魚屋、洋服屋、下着屋、電気屋、荒物屋、ホットドッグ、クレープなどの飲食店もある。毎日がお祭りのようなにぎわい。そばにスーパーマーケットはあるのだが、スーパーより安く、種類が豊富なのが魅力だ。
 英国の消費税(付加価値税)は17.5%、軽減税率5%は、家庭用の光熱費と省エネ資材の購入据付。非課税が適用されるのは、食料品、書籍・新聞、医薬品・医療器具、小児用衣服、新築住宅の販売、輸出品など。また、金融・保険取引、教育・研修サービス、医療サービス、一定の土地建物の販売・賃貸などは、VAT非課税対象だという。つまり、毎日の生活に必要なものの大半は非課税か5%程度。17.5%という付加価値税はあながち高いとも言えない。日本の消費税は、世界的に見ると安い方だが、値上げという方向に進みそうだ。でも一律値上げでは弱者に対してどうなんだろうか。
 夕方、売れ残った野菜をかごに入れて安売りをする。僕はこの時間を見計らい野菜を買いに出かける。「見切り品ハンター」の出番である。夜6時、「パウンド ア パウンド!」という声が響き渡る。つまり、1ポンド(重さ)が1ポンド(価格)という意味。
 この声が消えると、さしものにぎわいもなくなり、パブの周りだけのにぎわいとなる。

初夏、英国

2007-07-01 10:00:29 | 横浜の空の下


これも歩行者天国。とは言ってもここは英国、ポートベローロードで毎週末開かれる骨董、ガラクタ市。錆びたネジや汚れた皿から超高級銀食器や絵画まで、あらゆるものが売られている。しかし、ここ数年は様変わりし、面白いものを発見することが少なくなったような気がする。もっとも、こちらの興味が変わってきたのかもしれないのだが。