(ちょうどうまい具合にピンぼけの写真。モザイクの手間が省けた)
ここは日本のブラジル音楽の聖地、青山のライブハウス「プラッサオンゼ」。何十年ぶりかでこの聖地に昔の仲間が集まった。
プラッサ・オンゼとはリオ・デ・ジャネイロにかつて存在したプラッサ・オンゼ・ヂ・ジューニョ(6月11日広場)からつけられた名前。サンバを競技スタイルでカーニバルを行ったのがブラジル・リオデジャネイロの『Praça Onze』だった。いまは地下鉄の駅名とモニュメントを残すのみだ。
この夜はブラジリアンギタリストナンバーワンで30年来の付き合いのある渡辺幹男さん、ジャズ、ロック、ベンチャーズ、演歌、ブラジル音楽と間口の広いドラム界の巨匠、三浦晃嗣さんのデュオ。
前半はマニアックなブラジリアンナンバー、そして知らない人がいないほど有名になってしまった『ガロータ ジ イパネマ』をこれまた聞いたことがないようなアレンジで楽しませてくれた。
後半はイロモノの時間。ブラジル好き、サンバフリークが他人の迷惑かえりみずこっそり持ち込んだ楽器を取り出しバトゥカーダ、つまりブラジル音楽のサンバのスタイルで、主にメロディーや歌のない打楽器のみの演奏。あのパレードの時に演奏するスタイルで大騒ぎ。
3月のあの日以来ひかえていた音曲をここで解禁。
日本のサンバの聖地でブラジル気分。最高に気持ちよかった。