O'kashira

うだうだ

なぜこんなに人が・・・?

2011-02-24 14:29:07 | 横浜の空の下
 誰がそう呼びはじめたか知らないが、ここはジジババの原宿、巣鴨地蔵の参道。原宿竹下通りよりずっといいと思うのは、僕が歳を取ったせいか。



 ウィークデイだというのに、まるで縁日でもあるかのような人どおりだ。若い人もいるが、大半は僕よりお兄さん、お姉さんと思われる人たちばかり。

ここがそのお地蔵さんのあるお寺の入り口。

七味唐辛子屋があり、縁起物の干支のお守りを売る屋台があり、ひなたぼっこをする老人群がいて・・・。

 これが人気のとげ抜き地蔵。長い列に並び、10分ほど待った。皆さんていねいに洗い、タオルで拭いていく。


 門前の商店街にはここの名物がいっぱい。千成最中、塩大福、くずもち、たくわん、そしてこの赤いパンツ。どうだ、この商品群は竹下通りでは売っていないだろう。



メジロ

2011-02-18 14:06:55 | 横浜の空の下
 庭の木にみかんを置いた。
 先日、近所の園芸店へ行ったら盆栽の鉢の上、木の根元にみかんの輪切りが置かれていた。それも各鉢ごと、たくさんの数だ。
 僕は学生時代、園芸を多少学び盆栽もその守備範囲でかなりの興味を持っていた。みかんを盆栽に置くことによって何らかの効果があるとは知らなかった。
 そのうち、それら盆栽のまわりには小鳥たちが飛びはじめた。メジロだ。20~30羽のメジロが盆栽の枝に止まり、根元のみかんをついばんでいた。みかんは盆栽のためではなく、小鳥のためだったのだ。
 よし、うちでもやってみよう。とりあえず冷蔵庫にあったリンゴを庭木の枝に刺した。さっそくメジロが来た。それを見た大きな黒っぽい鳥が来た。ヒヨドリだ。あっという間にリンゴはなくなった。
 「くっそー!、あいつのしてやる」
 メジロだけが食べられ、ヒヨドリが食べられないシステムがないか。みかんをテグスで吊り下げてみた。これだと確かにヒヨドリはつかまるところがなく食べられないが、メジロもみかんがくるくる回りいやがっている。
 支点を2カ所にしてみた。これならブランコ状態でメジロだけはだいじょうぶだろうと思った。すると敵もさるもの、ヒヨドリもみかんの上に乗って食べているではないか。
 今度はヒヨドリがみかんの上に乗るとビロ~ンと伸びるように、2本のテグスの一部をゴムにし、みかんの上にも横にゴムを張った。
 目の前においしいみかんがあるのに食べられないヒヨドリは、ハチドリの真似をしてホバリングして食べたり、横からみかんにしがみついたりして食べていたが、ついにあきらめたようだ。
 ヒヨドリはそばまでは来るものの、みかんを食べるのにあれだけの運動量では間尺に合わないと思ったかどうか、あきらめて飛んで行った。悪かったね、ピーヨ。 

日本のポートベロー

2011-02-13 14:58:01 | 横浜の空の下
 東京・青山に骨董通りというところがある。久しく耳にしなかった名前だが、今回、「THE PARKING ANTIQUES MARKET」がそこで開催されるという話しを聞き、
「そういえばそんな名前の通りがあったけ、懐かしいなぁ」。
その昔、この通りは美術品や宝石などの骨董品屋が多くあったことでこう呼ばれたようだが、今はそう呼ばれたのがわからなくなるほどその手の店は少なくなってしまった。


 その骨董通りから1本裏に入ったところ、VULCANIZE LONDONのパーキングスペースを使って、ポートベローのようなアンティークマーケットを、というコンセプトでイベントが始まった。

↑ポートベローとは、ロンドン市内で毎週後半に開かれる有名なアンティークマーケット。銀製品、スポーツ用品、絵画、家具、古着と古いものが中心の市。最近は観光客向けの色合いが強くなり、新しいもの、変わったものなどが売られていることもある。いつもの、肉や野菜、魚、安物の洋服も売っている露天のマーケット。
 日本のポートベローという意気込みは買う。規模からいえば百分の一にもならないが、ほかのマーケットを取り込んだり、コラボをして地域全体がマーケットとなればポートベローになるかもしれない。

 出店している店は骨董に精通した専門店が集替わりで出ているので、眺めているだけでも楽しいし、ちょっとした発見もあり眼が離せない。

 ここは陶器やテーブルウエアに強い店。

 ここは家具など木工の専門店。
 これらの写真の中のいくつかは僕のうちへ来てしまった。

また、おばあさんに。

2011-02-01 18:04:04 | 横浜の空の下
 用事をすませる為に駅から電車に乗った。その車両は片側に対面式の4人用座席があり、その前は広い立ち席になっていた。僕は連結部の近くの手すりにつかまり立っていた。
 後ろから誰かに呼ばれたような気がした。振り向くと通路側に座っていたおばあさんが、自分の席を譲るから座れと言っているように聞こえた。どう見ても僕の方が若い、若いと思うのだが。僕は「いえ、結構です、だいじょうぶです。」と断った。
 今日の僕はルックザックを背負っていた。それも若者たちがデレッとかつぐのではなく、しっかりと重みのあるものが入ったザックを担いでいた。おまけに手提げ袋を持っていた。
 むかしテレビの撮影で、モデルの娘たちと山やスキーに行ったことがあった。ツアーなのだからザックを背負わなければ格好がつかない。僕はツアーに必要な荷物を担いだが娘たちはまるでホテルの枕を詰めたような格好だけのザックをかついだ。撮影中は僕が先頭を歩いていて気がつかなかったが、モニターを見ると娘たちのザックの揺れ方が僕のとはまったく違う。ザックが軽いと言うことがわかってしまう動きをしていた。僕はNGを出し重いザックを背負わせやり直しをさせた。
 このおばあさんは、背負っている僕のザックを見ただけでこれは重そうだとわかったのだろうか。
 次の駅でおばあさんは降りた。そうか、さっきおばあさんは次で下りるからここに座れと言っていたのかもしれない。むげに断って悪いことしたなあと反省。空いた席には天野祐吉似のおじいさんが座った。
 終点のS駅まで僕は涼しい顔をして立っていった。

そのときのザックと手荷物。