O'kashira

うだうだ

多摩川の怪

2011-08-23 15:33:50 | TKO Gazett
 東京都と山梨県の県境に始まり、羽田空港近くで東京湾に注ぐ関東の大河多摩川は、子どもの頃は水遊びに、ちょっと大きくなって釣り、さらに大きくなってカヌーと大変お世話になっている川だ。
 この川は昔からアユののぼる川として有名だったが、水質の悪化で一時排水路のような状態になり、生き物などが健全に生息できるような環境ではなかった。
 しかし最近は水質が向上し生物が帰ってきた。と同時にマナー違反のエセ生物愛好家が飼いきれなくなった生き物を川に放す為か、本来に本にはいない生き物が棲息しはじめた。まさかアマゾンの魚が泳いで多摩川に来るとは考えにくい。エセの仕業だ。
 きれいになった多摩川にたくさんのアユが遡上しているという噂を聞いた。昔遊んだ中流域でも釣れるだろうと、何十年ぶりかで友釣りの道具を出し出かけてみた。
 猛暑の中、川へ入ってみると水は暖かく、上流に温泉があるのかと思うほど。昔やったことを思い出しながらおとりを付け流れに泳がせた。
 しばらくしてグンと重くなり、急に軽くなった。野アユがかかった時とはちょっと違う。おとりを引き上げてびっくり。それがこの下の写真だ。

 おとりの頭が残っているだけで逆さバリ、かけバリの付いた体ごと食いちぎられていた。
「むむっ、かっぱかおろちか、アマゾンの怪魚か!」
 こんなところでアユが釣れたぞとブログに出そうと思ったのだが、違う話題を提供することになった。こんな経験のある方いませんか。