ドイツ、ライン川

　今年の夏、ひょんなことからドイツ、ライン川下りへ行って来た。この話をすると、カヌーで？と聞かれるが、カヌーではない。今回は３５０キロ、むかし僕がアラスカのユーコンをカヌーで下ったときと同じ距離だ。
　ライン川はスイスアルプスに始まり、フランス、ドイツ、オランダを通り北海に注ぐ全長1320キロの国際河川だ。日本ではこの国際河川というものが理解できないかもしれないが、流域国の船は自由に行き来できるのである。従って、物流の大動脈となっている。

　この写真のような大きな運搬船がひっきりなしに航行している。たくさんのコンテナを積んだ船、石炭を積んだ船、スクラップの鉄を積んだ船、ガソリン運搬船など、みんな小さな車を積んでいる。上陸したときの足となるのだろう。
　ライン川は幅が広く、水量はかなりある川だ。流速も早い。秒速1～２メートルはありそうだ。想像以上の速さだ。場所により緩い所、急峻な流れのところがあり、大型の船舶では危険なところがある。そんなところにはロックが作られている。ロックとは、閘門と呼ばれ、急な流れや水位の違う水域を階段状のプールにより通過するもの。今回も１０カ所のロックを通過して来た。
　川の両側には海から何キロの地点かがわかるよう、100メートルおきに表示されている。まるで高速道路だ。
　ところにより人工の中州を作り、その内側に人工的な砂浜を作り、カヌーやカヤック、ヨットやスカルが楽しめるような施設を作っている。
　"川は危険、近づくな！　％＃＄小学校PTA"　なんていう看板を出す国と、川に関する考え方がまったく違うのである。
　

O'Kashira Camp

　毎年のことなのだが、この季節になると少々焦ることがある。
端で見ている人には決して信じてはもらえないが、今シーズン、
自分が楽しむためのことはやっていなかったんじゃないかと焦
るのである。この時期が夏シーズンの最後のタイミング、これ
を逃すともう寒くて水遊びはちょっと無理だ。そんなことから、
自分で楽しむためのキャンプを去年やってみた。26人の参加が
あった。
　今年はどうしようかと思っていたら、「やらないんですか、
あのキャンプ」。
　この言葉を後押しに今年も開催することにした。
(Foto/Jean)

カヌー、カヤック、ディンギー乗り放題、O'Kashira Camp

開催日時　　／10月31日（土）～11月1日（日）
開催場所　　／親沢公園（東茨城郡茨城町）
参加費　　　／3000円／人（カヌー、カヤック、ディンギー使用料）
キャンプ料金／2000円（テント1張り）、1000円（タープ1張り）
　基本的にキャンプが自分たちだけでできる人を対象としてい
ます。従って、O'Kashiraはキャンプに関しては何も用意しま
せん。参加する方はあくまで、自己責任でご参加ください。
問い合わせは早めにO'Kashiraまで。

今度はクマ？

几帳面なクマが爪を研いだのか？
木に付けられたこの傷、クマに違いないと思ったのだが、
クマの指がこんなにたくさんある訳もない。

これはウルシの木。常陸大子町の盛金という地域はウル
シで有名なところ。木に傷を付け樹脂を採集し漆器など
を生産している。
和紙の生産など、日本文化を守っている地域だ。

怪獣現る

巨大な何かが目に入った。

それは電線に止まっていた。

電線から飛び降り僕に向かって来た。

ワァ～、食われる～～！

実はカマキリ。地球温暖化でこんなに大きくなってしまったかと思ったが、
僕の車のフロントグラスに止まり、横浜から多摩川を渡り、五反田から目
黒までくっついていた。もう少しで森の中に着き、そこで放してやろうと
思ったのに、ついに山手通りで風に飛ばされてしまった。

カヌーで涸沼川下り

この秋は台風の上陸が少なかったのに、２回も延期されたカヌー教室を10月4日に実施した。秋晴れのカヌー日和だったが、実は潮が悪かった。


(photo/Cyabo)
この日は中秋の名月の翌日。つまり大潮。もっと早い時間にスタートすれば強い川の流れに乗ってスムースに下れたのだが、午後、満潮を過ぎてしまった。すると川は上流に向かって逆流しはじめた。逆流する川なんてなかなか見たことはないだろう。これが手強い。ましてや大潮だ。途中のワンドまでは行ったが、それ以上は無理、危険と判断し撤退。帰りはその逆流に乗って早いこと、早いこと。久しぶりに腕が痛くなったカヌー教室だった。バウを漕いでいた Eちゃんのせいじゃないよ。