O'kashira

うだうだ

フライフィッシング教室-3

2008-07-14 23:18:49 | 横浜の空の下


 カースティングの練習で多摩川の土手、タイイングの講習をへて、ついに実践をすべく管理釣り場へと出かけた。管理釣り場へ行くのは何十年ぶりのことだ。
 梅雨の合間、釣りをするには天気が良すぎる日だった。到着したときにはすでに何人かの人がロッドを振っていた。その中の数人は、大きな岩の上に座り込みじっと流れを凝視していた。その視線の先にはゆっくりと水面を流れる赤いフロートがあった。まるでヘラブナ釣りだ。その向こうには何人かの若者が、半ズボンに草履履きというスタイルでルアーを振っていた。
 ここは管理釣り場、通常の入漁料よりかなり高い料金を支払い、放流された魚を釣る施設。まあ、放流された魚を釣ることに関しては多くの一般河川とさほど違いはないのだが、ここでは魚の量が違う。その料金を払ってそれぞれが楽しんでいるのだから、どんな釣り方をしようが、どんな格好で釣ろうが、ルアーかフライで釣るというミニマムのルールさえ守っていれば自由なのだが、おじさんはどうも気に入らない。川に来るならそれなりの服装があるだろう。
 フライフィッシングはどんと腰掛けてする釣りではなく、もっとアグレッシブな釣りじゃなかったのか?
 そこでおじさんは、しっかりとフル装備したフィッシングベストを着て、オーセンティックなドライフライフィッシングに徹した。
 午後激しい夕立があり、そのあとの濁りが入った流れには魚影がまったく見えず、ドライフライに飛び出す魚がいっそうエキサンティングに感じた。
 やっぱり自然の川や、英国の川がいいなあ。

英国訪問

2008-07-14 23:16:51 | 横浜の空の下


 週末、夜行日帰りで英国へ行ってきた。
 ロンドン郊外のむせ返るような緑の中にその家はあった。今回はツールシャムを流れる川へフライフィッシングに行こうとこの家の主、モーリー・トールソン氏に招待されたからだ。トールソン氏の家は16世紀、テューダー朝のハーフティンバー風の瀟洒な邸宅。目の前にはオークの森と緑の芝がまぶしい丘が続く閑静な地域だ。
 数キロ離れた自宅の農場で、奥さんと二人で野菜を作るのがなによりの楽しみだというトールソン氏は、最近になってフライフィッシングをはじめ、日本の超有名なフライフィッシャーの噂を聞き、指導を受けるべく呼び寄せたのだった。
 そんな富豪の割には、車はすでにつぶれたメーカーのローバーだし、門から家までが近すぎるなあって、まあいいじゃない。


今日飲むし(誤)>今日の虫 <ガだぁ>

2008-07-09 23:15:07 | 横浜の空の下


門柱に枯れ葉が引っかかっているのかなと思ったら…。なんとガだった。
 「おい、ガ!お前は枯れ葉のつもりかも知れないガ、残念だね。この前うちの庭は手入れをしたばかり、だいいち今は初夏だよ、緑の季節だよ、枯れ葉に化けたつもりでも、この時期そんな葉っぱはないんだよ。」
 で、図鑑を調べてみると、スズメガ科のモモスズメガらしい。大きなグループで言えばチョウの仲間なのだが、色が地味なせいか気持ち悪い。
 「おい、ガ!どうせならもっと枯れ葉のそばへでも止まったら?そこは門柱、お前のその色ではバレバレだよ。」