まだ明けきらないビーチにはすでにサーファーの姿が。
この写真、なんだかわかりますか。田植えされる前、苗箱で約30日育てられた稲。暖かいビニールハウスから、いよいよ田んぼデビューする朝がやってきた。根から水分を吸い上げ、葉から水滴をいっぱい出している。この苗の1本は、米1粒から発芽したもの。これが秋になるとたわわに実を付けるはず。
TKOもてぎの田植えに集まった素人軍団は13人。迎え撃つTKO指導者は4人。何しろ田んぼに入るの初めて、田植え初めて、カエルの声をこんな近くで聞いたの初めてと言う都会人ばかり。ワーッ!キャーッ!、ビシャ、ドテッ。
実はこの田植え、2条植えの機械で植えたもの。しかし、いくら機械でも植え損じがあったり、機械では入れないところがあるため、人の手で補植をしなければならない。そこで出撃したのが素人軍団。何しろ機械を操作した指導者も、毛が生えたばかりのベテラン素人なので、彼らの仕事はたっぷりある。
かくして連休の3日間、無事田植えは終了した。ただし、苗を植えると同時に「痛み」という苗を腰に植えてしまった人がいるらしく、今度は腰に「針」を植えたとか。
しばらくはこの谷にも静寂が戻るだろう。
あとひと月もすれば蛍が飛び始める。