病膏肓
秋田を旅していて手に入れた。
これは石膏、そう骨を折った時医者が使うギプス、あるいは死んだ時顔の形を残しておくデスマスク、あれに使う石膏。
水に溶いて形作り乾燥させる。
絹濾し豆腐の凝固剤にも使うとか。
これは石膏、そう骨を折った時医者が使うギプス、あるいは死んだ時顔の形を残しておくデスマスク、あれに使う石膏。
水に溶いて形作り乾燥させる。
絹濾し豆腐の凝固剤にも使うとか。
英国は化石の・・・宝庫だった。
延々と続くこの砂利の浜、この中に化石が眠っている。1億4千5百年前から。
これがほぼ完全な形のウニの化石。
これはまだ母岩がくっついたウニの化石。
その他にもこんなものが。これも化石だ、きっと。
延々と続くこの砂利の浜、この中に化石が眠っている。1億4千5百年前から。
これがほぼ完全な形のウニの化石。
これはまだ母岩がくっついたウニの化石。
その他にもこんなものが。これも化石だ、きっと。
これは桶である。長辺18cm、短辺9cm、高さ12cm、重量すごく軽い。という小判型の桶である。で、何に使うかというと、タナゴ釣りで、釣ったタナゴを入れておくための桶。なぜここにあるかというと、先日、僕の親戚が集まる機会があった。そのとき、いちばん上の叔父とタナゴ釣りの話になり、「確かオヤジが使った道具があるよ」と、次の集まりにきれいに修理し磨いて持って来てくれた。
オヤジとは僕の祖父である。英語の教師をしていた。一緒に行ったことはなかったが、釣り好きだったらしい。その祖父が使っていたタナゴ桶をやはり釣り好きの叔父が使用、保管し、今回僕にくれたのである。祖父は僕が16歳のとき、90歳くらいで亡くなったのでこの桶、たぶん100歳は超えていると思う。
こんなものをいま使っている人はほとんどいないと思うが、一度は釣りに持っていき使ってみたい。だが、使うとなると考えてしまう。いつ、どこへ?。せっかく持っていってもボーズじゃ桶に対して申し訳ないし、きっと祖父に叱られるだろう。う~ん、悩むなぁ~。
その桶の中に入っていたのが、この糸巻き(右)。白い部分は獣骨、きっと象牙だと思うが、竹と組み合わされ、中央部分は薄い象牙が2枚合わさって、糸の末端を挟むようになっている。なかなかいいものである。
左側の小さな糸巻き3つ。最近このサイズの糸巻きの入手が難しくなってきた。むかし、御徒町にあった「平岡」という釣り具やでいくつか買った覚えがあるのだが、そこのオヤジは、この小さな糸巻きの竹に小刀をあてがい、一つづつ糸を挟むための切り込みを入れてくれた。
これは、僕が自分で作ったもの。6個作ったが使えそうなのがかろうじて3個残った。職人の作ったものをよく見たが、よくここまでやったものだと感心するばかり。そういう職人もめっきり少なくなった。
オヤジとは僕の祖父である。英語の教師をしていた。一緒に行ったことはなかったが、釣り好きだったらしい。その祖父が使っていたタナゴ桶をやはり釣り好きの叔父が使用、保管し、今回僕にくれたのである。祖父は僕が16歳のとき、90歳くらいで亡くなったのでこの桶、たぶん100歳は超えていると思う。
こんなものをいま使っている人はほとんどいないと思うが、一度は釣りに持っていき使ってみたい。だが、使うとなると考えてしまう。いつ、どこへ?。せっかく持っていってもボーズじゃ桶に対して申し訳ないし、きっと祖父に叱られるだろう。う~ん、悩むなぁ~。
その桶の中に入っていたのが、この糸巻き(右)。白い部分は獣骨、きっと象牙だと思うが、竹と組み合わされ、中央部分は薄い象牙が2枚合わさって、糸の末端を挟むようになっている。なかなかいいものである。
左側の小さな糸巻き3つ。最近このサイズの糸巻きの入手が難しくなってきた。むかし、御徒町にあった「平岡」という釣り具やでいくつか買った覚えがあるのだが、そこのオヤジは、この小さな糸巻きの竹に小刀をあてがい、一つづつ糸を挟むための切り込みを入れてくれた。
これは、僕が自分で作ったもの。6個作ったが使えそうなのがかろうじて3個残った。職人の作ったものをよく見たが、よくここまでやったものだと感心するばかり。そういう職人もめっきり少なくなった。
フライを巻くときに使うスタッカー。切り取った獣毛の毛先をそろえるための道具。通常は右側の金属のものが一般的だが、木でできたものが売られていた。すぐに購入、使ってみたが・・・。実は使いにくく引き出しに入ったまま。
見た目はいいんだけどなあ。
日時計をテーマにした、光と陰が作る美しい写真集。
英国C.A.T.で買ったポータブル日時計。
ペンダント型日時計。折り畳むとペタンコになる。
指輪型日時計。リングに空いた穴から差し込む光で時間を読む。
ヨーロッパを旅すると、古い建物の壁面や庭で日時計をよく見かける。晴れた日の昼間しか使えないのだが、何となくいい。いったい日時計というものは、何時頃から使われていたのだろうと考えたら、う~ん、つまってしまった。
[日時計(ひどけい)は、影を利用して視太陽時を計測する装置。紀元前3000年、古代エジプトで使われていたが、起源はさらにその前の古代バビロニアにさかのぼると考えられる。日書ナ儀(にっきぎ)、書ナ針。]と、ウィキペディアにはある。
昔から、日時計には興味があり、昔、無人島のようなところでキャンプをしたとき、打ち上げられた板に棒を打ち付け、日時計を作りそれを目安に生活したことがあった。なかなかロビンソン・クルーソーみたいで面白かった。でも、ここでは自由な狩猟生活みたいなものだったので、腹時計を優先。何しろ獲ったものはなるべく早く食べないと傷んでしまう。
正確な日時計を作るのはなかなか難しいが、目安としては利用できる。今年のキャンプではこれを中心にやってみようかな。
を削る、という作業は本当に気持ちがいい。無駄なことを考えず、ただ一心に削ることに集中しなければけがをしてしまう。けがをしたときは、たいてい別のことを考えていたときだ。
作業が終わると、頭の中がリセットされ、清々しい思いがする。締め切りも、約束も一時的ではあるが忘れられる。それで困ることもあるのだが・・・。
これはかんな。右の2つはおもちゃみたいなものだが、細かな作業をするときにはおもちゃとは思えないような仕事をしてくれる。左のものは英国の刃物の町、シェフィールドのスタンレー社のプレーン。これものこぎりと同じ、押して使う。
シーズンに向かい、カヌーの修理やパドル作り、ボートのオールを作らなければならないのだが、これらのかんなは、まだ僕の部屋の隅にある。
ブラスと箱もの。箱ものといっても引き出しの付いたテーブルから、小物入れ、ライティングスロープ(モノを書くための傾斜の付いた二つ折りの箱)、紅茶をミックスするための箱など。何を見てもドキドキしてしまう。
ここにある箱は、カーブーツショウ(フリーマーケット)で買ったもの。もともとは、想像なのだが、多分釣り銭のコインを整理して入れておいたモノだと思う。そのコンパートメントを作り直し。フライのストッカーに作り変えた。2~300円だったかな、この箱。
ブラスや箱ものに過剰反応してしまう傾向が強い。いや、今に始まったことではない。これは30年ほど前、地方の金物屋で見つけたカーバイドランプ。
カーバイドとは、酸化カルシウムに炭素を混ぜて、高温で強熱して得られる物質。そのカーバイドと水を反応させるとアセチレンと水酸化カルシウムを生じる。
CaC2 + 2 H2O → C2H2 + Ca(OH)2
このアセチレンは燃料や有機化合物合成に用いられる。(Wikipedia)
本体は上下2室にわかれ、下にカーバイドを入れ、上には水を入れる。上部についた水量調整ノズルを回転させ、水を下の部屋に落とす。すると上記の化学反応がおこり、アセチレンガスが発生する。そのガスを燃焼させるというランプ。
燃焼部にはリフレクターが付き一方向を照らす。燃焼部には小さな穴があり、これがよくつまる。そこでクリーニングのためのノズルが水量調整ノズルの中に付いている。山屋はこれをマンドリンと呼ぶが、山用のガソリンや灯油のストーブもこれとまったく同じシステムだ。
電池より長く、安定した光が得られるので炭坑などで使われていたが、今は一部釣りなどに使われるだけ。
昔は縁日で多く使われ、その独特の匂いが懐かしい。