O'kashira

うだうだ

タイドプール

2008-05-31 22:32:45 | 大洗だより


久しぶりに海へ行った。
 磯は霧に隠れていた。
 干潮12時22分。
 磯の上にはたくさんのタイドプール(潮だまり)ができていた。その中には緑に光るミドリイソギンチャク、貝殻を背負ったヤドカリ、イソガニなどたくさんの生き物が棲んでいる。そのまわり、海水に沈まない高潮帯から飛沫帯には、何とも変な形のヒザラガイ、雌雄を自由に変えるフジツボ、タンカーのバラストの水によって運ばれたというムラサキイガイは、ヨーロッパではムール貝だ。
 タイドプールの水は潮が満ちてくるまで、太陽の光でかなり暖かくなる。その中に小さな魚が。頭の大きさ、ヒレがある位置、つぶらな目。あれはアゴハゼか?
 そのハゼを狙って、釣り糸を垂らす。エサはムラサキイガイ。面白いように釣れる、子どもでも、誰にでも釣れる。
 この町ではこの釣りを「バッコ釣り」といい、タイドプールを「ダマッコ」と呼ぶ。バッコとは雑魚がなまったものか。
 ほんの2時間の磯遊び、ぼくの夏の海遊びが始まった。

カナディアンカヌー修理

2008-05-30 22:30:26 | 大洗だより


 十数年前に作ったカナディアンカヌーが、かなり傷んできていた。悪いところを手直ししながら使っていたが、かなりひどいものも出てきた。中には浸水するものまでもある。今年涸沼で遊んだり、川下りをするのにはなはだ心もとない。
 そこで思い切って大修理をすることにした。船体全体にサンダーをかけ、グラスがすり減ったところは張り直し、ひびの入ったガンネルは交換し、全体に樹脂を塗り直した。多少重くなったが、昔の輝きが戻ったような気がする。
 これで9月まで7、8回のカヌー教室を乗り切れるだろう。

草刈りと・・・。

2008-05-29 22:28:29 | TKO Gazett


 田植えが終わって3週間、ちょっと早いが1回目の草刈りをしてきた。田んぼから田んぼへ軽トラの荷台に乗っての移動だ。新緑の森を眺め、カエルの声を聞き、春の香りが気持ちいい。
 なぜ草刈りを早めにやったかと言うと、イノシシ防除のための電柵を張るためである。草が生えていると電線に草が触れ漏電してしまう。つまりイノシシがこの電線に触れてもびっくりしてくれないのである。
 この作業は、集落全体の共同作業。地元の農家10数人が集まり、田んぼを囲むように支柱を立て、電線を張りソーラーで発電した電気を流す。触ってみるとかなりのショックがある、そうだ。(イノシシ談)
 これで稲刈りまでイノシシが入らなければ「豊作」なのだが。

リニューアル 西洋骨董品店

2008-05-19 22:21:13 | 横浜の空の下


友人が経営する西洋骨董品店「スワロウデイル アンティークス」がリニューアルオープンした。リニューアルと言っても移転してのオープンだから、正確にはリニューアルとは言わないだろう。郊外の路面店から都心の住宅街へ移転した。移転の最中、友人の店主は英国へ買い付けに行き、新しい(?)古い家具や生活雑貨などをたくさん仕入れてきたらしい。ここ数日は店内の整理や、値札付けにいそがしそうだが、そろそろ出かけてみようと思っている。
 こんなところにこんな店が、と思うような落ち着いた空間に並べられた家具。あの匂いが好きだ。
(スワロウデイル アンティークスの詳細はリンク内にあり)

空中散歩

2008-05-13 22:16:38 | TKO Gazett


TKOの田んぼを作っている栃木県茂木町、最近はツインリングもてぎがあることでも有名なところ。
 その中にあるハローウッズに新しい施設ができた。「森の空中回廊クラーネ」。 まずは、地上18メートルの高さから森を眺められる樹冠タワーで樹木を上から眺める。遠く茂木の町、那須連山まで見渡すことができる。ここで、森の成り立ちなどの解説を受ける。
 ここから山を下りるのだが、木と木の間に張られたワイヤーにプーリーをかけ、これで空中を散歩しながら降りるシステム。この樹間トレイル、ジップラインは6カ所、520m。いちばん高いところで地上26mのところを滑り降りる。ジップラインとジップラインの間には3カ所の吊り橋があり、その合計は75m。
 この空中トレイルは、出発点でセルフビレーをとり、終点まで外すことができない。したがって、スリル満点なのだが安全は確保されている。
 唯一の欠点は、滑り降りることが楽しくて森を観察することを忘れてしまうことだ。
 この施設を作るにあたり、森の木を1本も切らなかったと設計者、崎野隆一郎氏は鼻をふくらませていた。