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O'kashira

うだうだ

08年夏 TKO Gazett

2008-09-05 23:43:31 | TKO Gazett

 7月中旬、稲の花が咲いた。花とは言っても派手なものではない。オシベとメシベが出て受精し、1日で終わってしまう。あとは夏の陽光のもと実を太らせるだけ。



 あれからおよそ1ヶ月、結実した稲の実はもはや頭を垂れはじめた。今年は稲刈りが早いと思ったとたん、このところのゲリラ豪雨の来襲。来週は稲刈りかと思ったが来襲で再来週になるか?
 いずれにしても米の出来は上々、たぶん9月後半にはおいしい新米が食べられるはずだ。
 皆さ~ん、もう少しです、待っていてくださ~い。

梅雨の晴れ間の田んぼ

2008-06-23 22:53:50 | TKO Gazett




田植えから2ヶ月半、稲はすくすくと伸び、こんなに青々としている。
秋、このお米が皆さんの食卓に。
田んぼの中にはオタマジャクシがいっぱい。森ではウグイスとホトトギスが鳴き、暗くなるとホタルが舞い、おいしいお米がたくさんできるぞ、きっと。

草刈りと・・・。

2008-05-29 22:28:29 | TKO Gazett


 田植えが終わって3週間、ちょっと早いが1回目の草刈りをしてきた。田んぼから田んぼへ軽トラの荷台に乗っての移動だ。新緑の森を眺め、カエルの声を聞き、春の香りが気持ちいい。
 なぜ草刈りを早めにやったかと言うと、イノシシ防除のための電柵を張るためである。草が生えていると電線に草が触れ漏電してしまう。つまりイノシシがこの電線に触れてもびっくりしてくれないのである。
 この作業は、集落全体の共同作業。地元の農家10数人が集まり、田んぼを囲むように支柱を立て、電線を張りソーラーで発電した電気を流す。触ってみるとかなりのショックがある、そうだ。(イノシシ談)
 これで稲刈りまでイノシシが入らなければ「豊作」なのだが。

空中散歩

2008-05-13 22:16:38 | TKO Gazett


TKOの田んぼを作っている栃木県茂木町、最近はツインリングもてぎがあることでも有名なところ。
 その中にあるハローウッズに新しい施設ができた。「森の空中回廊クラーネ」。 まずは、地上18メートルの高さから森を眺められる樹冠タワーで樹木を上から眺める。遠く茂木の町、那須連山まで見渡すことができる。ここで、森の成り立ちなどの解説を受ける。
 ここから山を下りるのだが、木と木の間に張られたワイヤーにプーリーをかけ、これで空中を散歩しながら降りるシステム。この樹間トレイル、ジップラインは6カ所、520m。いちばん高いところで地上26mのところを滑り降りる。ジップラインとジップラインの間には3カ所の吊り橋があり、その合計は75m。
 この空中トレイルは、出発点でセルフビレーをとり、終点まで外すことができない。したがって、スリル満点なのだが安全は確保されている。
 唯一の欠点は、滑り降りることが楽しくて森を観察することを忘れてしまうことだ。
 この施設を作るにあたり、森の木を1本も切らなかったと設計者、崎野隆一郎氏は鼻をふくらませていた。

代かき

2008-04-30 21:53:47 | TKO Gazett

 トラクタで「荒がき」が済んだ田んぼ。

 最後の作業、はしごかけ。四角ではない
 田んぼをむらなくかけるのはかなり難しい。
 すべて後ろ向きで歩く。マイケルジャクソンだってできやしない。

代かきが終わった田んぼのそばを地元の子どもたちが「こんにちわ」といいながら自転車で通って行った。
魚とりに行くらしく網を持っていた。でもこのあと、雨に降られ、何もとれずに帰ってきた。

連休前半、4日間をかけてた上の準備をしてきた。
 元肥(はじめに撒く肥料)をまき、トラクターでならし、さらにもう一度、田んぼの土がトロトロになるまでかき回す。そのあと、トンボを使い平らにならし、最後にはしごを引き回しなるべく水平になるようならす。
 なるべく水平・・なのだが、これがなかなか難しい。10a=1反=300坪を水平にするということは容易ではない。これが水平でないと、水を張ったとき水深が一定ではなく、苗を植えると葉がたくさん出るところと水没してしまうところが出てきてしまう。稲は水が好きな植物だが、水生植物ではない。水没しては生育できない。
 「水を張れば水平だ」という言葉だけをたよりに土をならす。で、水を張れば水平に見えるのだが、ちょっと水を抜けば山と谷が現れ、手抜きがすぐにばれてしまう。
 まあ、それでもなんとか準備を終えてきた。ここまでがいちばん大変な作業。あとは田植機で植え、機械では植えられないところをみんなで手植えする。
 まあ、田植えは米づくりのお祭りみたいなものだ。田植えのときの挨拶は『おめでとうございます」だ。

「TKOもてぎ」田植え参加者募集

2008-04-17 21:41:15 | TKO Gazett


13年前から、栃木県茂木町に田んぼを借り米づくりをしています。昼夜の温度差のある山間地でできるコシヒカリは、とても素人が作ったとは思えないほど味がよく、多くの方に食べていただいています。農薬をなるべく使わないので、田んぼにはタガメ、ミズカマキリ、ゲンゴロウ、ドジョウ、イモリなど、生き物がいっぱい暮らしています。
 その田んぼで、今年も田植えが始まります。日程は5月3日、4日の2日間です。このブログをご覧になっている方で、田植えをしてみたいと思う方、是非ご参加ください。
 参加希望の方は、コメント欄のname欄と、E-mail欄に記入して送信してください。comments欄にはアドレス、電話番号は記入しないでください。非公開ですが、こちらでは確認できます。詳細をこちらからメールいたします。
(写真は07年度の田植え風景です。)

「青田買い」発送

2008-01-23 12:26:14 | TKO Gazett

 昨年秋に収穫した「TKOもてぎ」の低農薬米。年間契約したお客さんへの2回目の発送をした。山の中の暗いお蔵の中のお米が、やっと皆さんのお宅へ。
 第3回目の発送は4月です。その頃は田植えの準備で、みなドロドロになっている頃です。

ジョロウグモ

2007-11-10 11:35:42 | TKO Gazett

大型のちょっとグロテスクなクモ「ジョロウグモ」田んぼに巣を作っているときはたくさんの害虫を捕らえてくれたが、気温が下がるにつれ活性が鈍化してくる。
 何匹かのクモが柿の木の下に巣を作っていたが、獲物はほとんどかかっていない。夏の最盛期より体が細く見える。やがてさらに冷え込むと巣からポトリと落ち、その一生を終わるのだろう。でも田んぼのクモの数は減っていない。また来年も害虫駆除に協力してもらわなくては。

冬へ向かってー田んぼー

2007-10-30 11:16:30 | TKO Gazett

結(ゆい)=家相互間で、双務的に力を貸し合う労働慣行。また、それをする人。田植え・稲刈りのときに行われる。手間換え。
 冬へ向かい、1年お世話になった田んぼの整備に行ってきた。まずは、イノシシ対策で設置した電策の撤収。杭を抜きコードを外し、来年も使えるよう倉庫にしまった。
 午後は田んぼの周りで手が届かなかった土地の除草、休耕田の除草。この谷で田んぼを作っている人が集まった共同作業だ。これを結という。
 僕たちは言ってみれば小作人、借りた田んぼの年貢を払って米の1年が終わった。