アマチュア無線局 JO1KVS

運用やグッズ、その他思いついたことを書き込んでいます。役に立たない独り言ですがよろしくお願いします。

いい道具を使いましょう 2

2009年01月25日 17時44分03秒 | アマチュア無線
 当局は工具マニアだったりして、滅多に使わないにもかかわらず、工具大好きでいろいろ買ってしまいます。
 さて、ドライバーのお話をしたので、次にメジャーなナットを回す工具の話もしちゃいましょう。

 車に付いてくる工具セット、これでナットを回そうと思えば、「スパナ」を使うことになります。
 スパナって実は向きがあるのをご存知でしたか?。回す方向によって裏表を変えないといけないんです。スパナの頭は柄に対して少し傾いています。この傾きは30度が多いんです。なぜかというと、ナットは6面ですから、スパナがかけられるのは60度ごと。6方向しかありません。30度傾いているおかげで裏表うまく使えば12方向からかけることが出来るので、狭いところでの作業を可能にしているわけです。
 でも、固いナットを回すときは要注意。逆にかけると外れやすくて危険が高まるのです。もしスパナが30度ではなく90度曲がっていたら、と仮定すると、どっち向きにかければいいかわかると思います。外れにくいほうが正解です。この使い方を順スパナ、外れるリスクが高いほうが逆スパナと言います。

 という話は本題ではありません。
 そんな固い場面では、そもそもスパナは使わないのが正解なんです。
 スパナはナットの2点しか押さないので、ナットの角をなめてしまう確立が非常に高いのです。そこでプロの方は、6つの角をすべて押してくれる、メガネレンチ、ソケットレンチを使うのです。持っていない方は買いましょう。
 スパナと同じように、反対側がサイズ違いになっているものがメガネレンチ。たいてい先端のところで2度曲げて少し角度が付いています。これが一般的ですが、同じサイズのメガネとスパナが両方付いた通称「メガスパ」、コンビネーションレンチがおすすめです。
 スパナしか使ったことの無い方は、今後はメガネをメイン、スパナをサブにしていきましょう。
 メガネレンチはナットに対してやさしい分、力を加えることが出来るので、柄が長めに作られています。とは言えオーバーパワーは禁物、ボルトがねじれて折れてしまうことがあるのでパワーはほどほどに。

 さて、モンキーレンチですが、これを主力にしている方は居ませんよね・・・。
 一本ですべてカバー出来るから一番便利だ、なんてお思いの方、やばいです。
 これは適正サイズがどうしても手元に無いときや暴漢と戦う時に使う非常用の道具です。
 逆スパナで回すと開き気味になりナットを壊すばかりか、大怪我することも。一つあってもいい工具ですが、使うのはほどほどに。
 と言ってもモンキーレンチにもおすすめの製品はあります。バーコ社製のモンキーは逸品です。特に広口タイプは重宝します。モービル基台の口金を回すのにこれを使っています。モービル運用をされている方なら、バーコのモンキー、持っていても損はありません。
 
 さて、先程スパナを使わない代わりに、メガネスパナをおすすめしましたがもう一つはご存知ソケットレンチです。ラチェットハンドルをつけることが多いので、ラチェットレンチ、とも言います。
 どんな安物でもスパナよりは良いと思いますが、どうせ買うなら一流ブランドにしましょう。プロが求める精度、性能を備えています。

 今日のおさらいです。
 コンビネーションレンチを買いましょう。
 モンキーレンチはバーコの広口モンキーレンチを使いましょう。
 ソケットツールは一流品を買いましょう。
コメント
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