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~自費出版のススメ~

大相撲秋場所展望

2009-09-20 | スポーツ
今回は青昇龍のスキャンダルもなく、何のまえぶれもなく始まった印象がある大相撲秋場所です。中日までに白鵬、琴欧洲が伏兵にあいついで破れ、それぞれ1敗を抱えるという意外な結果となっており、しばらくはおなじみの展開になると思い込み、すっかり油断していた私も慌ててしまいました。

ただ、日馬富士、稀勢の里も年間を通して勝ち続けるにはまだ馬力が足らず、やはり両横綱と上位に2大関1関脇を揃える佐渡ヶ嶽部屋が中心の土俵が続くと思われ、勢力図に大きな変化はなさそうです。

今場所の注目は琴欧洲を破った鶴竜です。この人は工学系の大学教授の父をもち、モンゴルでの相撲経験がないという変わり種。甘えん坊の子供のような顔のせいで貫禄はありませんが、非常に頭脳的な相撲をとり、技能賞も3回もらっています。日馬富士に絵画の趣味があるように、知的で文科系の関取の活躍はうれしいものです。

ちなにみわれらが安美錦は例によって三役になった途端1勝6敗という、いつものペースでやっております。