野田総理の突然の解散宣言の背景にあった第三極潰しは奏功し、あわてる維新は自壊を始め、自民もまた、うかれ躁状態の党首が暴走、余計な事を言っては党内外で顰蹙を買い、本来確保していた支持をいたずらに減らしています。
民主・自民・維新、ともに男性がマッチョな方針ばかりを掲げており、見てても聞いてても非常にくたびれるし、検察の問題も原発も争点化にならんと嘆いておりました。
ところがなんと、あにはからんや、実によい「後出しジャンケン」的タイミングで、本来争点にすべき「原発」「女性・子供」目線を持っていると思われる新党が発足しました。
子供のような政局に明け暮れる男達にうんざりしていたテレビ画面に、琵琶湖をバックに手垢のついていない清新な印象の女性党首が突然現れたのですから、思惑でしか動けない政治屋やマスコミ連中も、ふと我に帰ったことでしょう。
面白いのは、ここに小沢一郎という、誰しもがオワコンと思っていた政治家が絡んでいることです。自民の老人達も「小沢さんは終わったのでミッション完了」などといって次々と引退している最中に、この元気、この野望、この執着。
石原さんや橋下さんは、ロックスターのチャリティイベントへの参加のように、「素材に徹する」傾向があり、自分を捨ててまで、身を捧げようとします。サッカーでいえば、ポストのような役割の長身フォワードであり、小沢さんのような司令塔的暗躍は苦手であるし、なにより組織が嫌いだとは思います。
橋下さんはこの女性党首、嘉田さんに今月26日に「総選挙で動き、原発を争点化してくれ」と持ちかけていたそうです。石原さんとの合流で「すべてが変節」してしまったかのように見えてしまっている橋下さんも気の毒ですが、自らの資質の限界と蕩尽されてしまったカラーに、もうこのお祭りの終わりを感じているのでしょう。
日本の選挙制度が昔のような中選挙区制なら良かったのに、と思われる今回の選挙運動の活況ですが、アラファトさんのごとく蘇ってくる小沢さんが、今回もまたキーマンになるのかもしれません。
民主・自民・維新、ともに男性がマッチョな方針ばかりを掲げており、見てても聞いてても非常にくたびれるし、検察の問題も原発も争点化にならんと嘆いておりました。
ところがなんと、あにはからんや、実によい「後出しジャンケン」的タイミングで、本来争点にすべき「原発」「女性・子供」目線を持っていると思われる新党が発足しました。
子供のような政局に明け暮れる男達にうんざりしていたテレビ画面に、琵琶湖をバックに手垢のついていない清新な印象の女性党首が突然現れたのですから、思惑でしか動けない政治屋やマスコミ連中も、ふと我に帰ったことでしょう。
面白いのは、ここに小沢一郎という、誰しもがオワコンと思っていた政治家が絡んでいることです。自民の老人達も「小沢さんは終わったのでミッション完了」などといって次々と引退している最中に、この元気、この野望、この執着。
石原さんや橋下さんは、ロックスターのチャリティイベントへの参加のように、「素材に徹する」傾向があり、自分を捨ててまで、身を捧げようとします。サッカーでいえば、ポストのような役割の長身フォワードであり、小沢さんのような司令塔的暗躍は苦手であるし、なにより組織が嫌いだとは思います。
橋下さんはこの女性党首、嘉田さんに今月26日に「総選挙で動き、原発を争点化してくれ」と持ちかけていたそうです。石原さんとの合流で「すべてが変節」してしまったかのように見えてしまっている橋下さんも気の毒ですが、自らの資質の限界と蕩尽されてしまったカラーに、もうこのお祭りの終わりを感じているのでしょう。
日本の選挙制度が昔のような中選挙区制なら良かったのに、と思われる今回の選挙運動の活況ですが、アラファトさんのごとく蘇ってくる小沢さんが、今回もまたキーマンになるのかもしれません。