長電話

~自費出版のススメ~

国破れてサンガリア

2009-09-01 | 政治
楽しみにしていたプレスルームからの会見も、用意していたにも関わらず中継はされず、最後まで「さわらぬ神に祟りなし」状態は続き、マスコミと連動しないとちっとも面白く無いこの党の実態が明らかになることなく選挙戦を終えました。

幸福実現党の比例区での総得票数は45万票程度に留まり、全てがそうではないにしろ新興宗教の信者数としては十分な数を確保しているものの、100万票は必要な参議院比例の当選圏内にも達しないことが判明しました。

どう考えても不自然で無謀なこの選挙参入に対して、オウムを想起し、むしろ今後の活動を警戒する人も多いようですが、選挙活動の体裁だけは整っていましたし、選挙終盤の酷いロゴマークを付けた街宣車の厭戦気分ありありのやる気のなさからも、恥を知るマトモな感覚を持っている人も多いと思われ、官僚やオウムのように個人ではなく「種」のように全体で意思し、行動する連中ともまた違う団体なのでしょう。

みんながおかしいと思いつつ追求しない、このようなお祭りをする集団がいることは、日本社会が柔軟で寛容で適当なのか、文化の爛熟期の徒花なのか、とにかく自民・公明・幸福実現党という夢の宗教連立も露と消えました。