長電話

~自費出版のススメ~

記者クラブ廃止へ

2009-08-31 | 政治
自分達の利権にかかわる大手メディアが全く報じないのは無理からぬことですが、民主党は記者クラブ制度の廃止をするつもりです。既に民主党本部は、申請すれば誰でも入ることができ、フリーの上杉隆氏や、神保哲生氏など有能なジャーナリストの質問が、戦略的に行なわれています。

小泉さんから始まった、なぜか新人ばかりが下手な質問をするぶら下がりなど止めて、開かれた場所で発信・受信し、きちんと議論のできる会見を多くした方がよいですね。

大手メディアの記者クラブの間抜けで怠慢な横並び意識による(オフレコ・リークによる)「大本営発表」が横行し、普通の感覚だとぎょっとするような話にも違和感を感じない机上でしか仕事をしなくなった記者達は劣化の一方ですが、劣化故に後戻りできなくなったマスコミも必死になるはずです。

これはかなりの大改革なので、実施する意向を示しただけでマスコミは反発し、新政権に対しての報道が辛辣になるのは間違いないわけですから、改革途上で頓挫する可能性もあります。言論を人質にとるマスコミの狡猾さもまた見物ではありますが、「日本は日本人だけのものではない」と言い切った鳩山さんを党首に戴く民主党です、めげることなく、外国人もどんどん入れる質の高いメディア状況を率先して作ってほしいものです。

戦い済んで、日が暮れて

2009-08-30 | スポーツ
野球は伝統の「巨人vs阪神」、首位攻防の「ソフトバンクvs日ハム」、Aクラス入りへに厳しい戦いの続く「西武vsオリックス」が台風にも選挙にもメゲず試合が実施されております。中日への戦い疲れか、間抜けな阪神ナインの顔に気合いが入らないのか、このところ好調の阪神、再び巨人に勝ち越す勢いで、現在奮闘(ハイビジョンでやってるし)しております。

中日が優勝する年は政界に異変が起こると言われていますが、先に政変が起こってしまったので、これで中日の優勝もしくは日本シリーズ進出がもう決まったようなものです(優勝と言い切れないのは、やはり理由はどうあれ今年の巨人は強いのです)。巨人は阪神の美形、能見を打てず、原はいつまでも落合コンプレックスが消えない今、かつて長嶋が「自民が負けて共産主義になると野球ができなくなる」といったように、自民と一蓮托生の阿呆ばかりの野球保守集団とみられていました。原監督の采配は相変わらずなものの、バランスのとれた人材配置により、強いチームを作ってしまったのは認めざるをえません。

選手時代から「阿呆扱い」の原だってコンプレックスによって、フロントに反逆しつつここまで盛りかえしてきたのですから、自民だってできないことはありません。安倍や漫画さんはじめ右翼的おかしな人ばかり残って、偏った政党になるのもよし、原に習って、親米右翼の真髄を示すもよし、捲土重来を目指してほしいものです。

一・三塁の衰退と、二遊間の隆盛

2009-08-28 | スポーツ
チューリップの「甲子園」という曲の主人公のセリフとして「ライトで8番だけど、レギュラー選手だった」という歌詞があります。長嶋・王が全盛で活躍していたその頃は、少年達にとって野球の花形ポジションは、彼等の守るサードとファースト。セカンドはちっちゃい子が、ライトはレギュラーの中では1番地味で下手な子が選ばれたものでした。

しかし最近の甲子園を見ていると、まさか中日の荒木・井端を意識してるのでもないでしょうが、二遊間にしっかりと鍛えられた選手が多く、今大会もセンターラインの優れたチームが強かったように思います。またイチローのおかげで暗い印象を払拭したライトにも人気があり、レーザービームもどきの捕殺も何度か見られました。高校野球は顔と名前が一致しないので、どうしても守備に眼がいってしまうのです。

言わずもがなですが、ショートは守備範囲が広く肩が強くなければ務まらず、野球の中で最も美しい動きをみせるダブルプレーを成立させるなど、連携も忙しく、それ故守備の負担が打撃に影響するとして強打者はプロになるとファーストやサードに移り、守備の専門家がつくケースが多いし、加齢とともにサードにコンバートされたりもします。

セ・パ共にAクラスの成績を残している各球団のショートはというと、井端をはじめ、坂本(巨人)、川島(ヤクルト)、小谷野(日ハム)、ムネリン(ソフトバンク)、中島(西武)、渡辺(楽天)と打撃成績も残している選手ばかりで粒ぞろいです。

指導者も世代交代しサード花形時代は既に終わり、二遊間時代が既に高校生にも浸透しているほど日本の野球は進化していることを再認識した夏の大会でした。

顔ならロバート・ケネディが一番好き

2009-08-27 | 政治
訃報に触れて初めて、「この人、まだ生きとったんかいな」という、その死より生きていた方に驚くような人達(シド・バレット、川上哲治〔御存命中〕など)と違い、エドワード・ケネディは、いまだアグレッシブに、リベラルに、そして上院のシンボルとして活動していた人です。

去年のこと、オバマvsヒラリーで民主党の予備選をやってたときに支持を打ち出してオバマ擁立への流れを作った人ですし、遺伝情報差別禁止法で長らく成立に尽力したとか、司つかさで、この法案にテッド(愛称)がどう対応したかとか、常にその動向が話題になっていました。ただ亡くなった兄達に比べると個性が違っており、なにより有名なチャパキディック事件の当事者ということで、スネに傷もつ政治家という負のイメージとともにチキンな印象があったのも確かです。

エドワード・ケネディも1980年の大統領選挙にうって出たのですが、この事件の影響もあって、現職大統領であったジミ-・カーターに民主党予備選で破れ(本選ではレーガンが勝利)、その後上院一筋の政治家となります。

チャパキディック事件は、フランスのマルコヴィッチ事件のように、当然映画の素材として使われることになり、ブライアン・デ・パルマの「ミッドナイトクロス(邦題)」などが有名です。はっきりメロドラマですが、当時この監督はカラフルな色使いが上手く、「キャリー」ほどではないにしろ好きな映画のひとつです。

保守政党の必要

2009-08-26 | 政治
冷戦体制が終わった辺りから、コンビニが増えはじめ、スーパーは深夜まで営業、郊外には大型量販店が出現し、街の人の流れが変わりました。自民党は地方に根をはる(農村ではなく)農協と郵便局に強い政党だったのですが、農協ばかりみている政策、郵便局は民営化と、壊れていった地方経済とともに農民票と郵便票を失い、さらに小泉さんが計った都市型政党への脱却も叶わず、試練の時を迎えようとしています。

はたして自民は保守政党だったのか。まず何を保守するのかということが分かっていたのか。自由民主党は、今の自民と民主の党首のおじいさんが、いわば親米保守というパーティーアイデンティティをもって、市場原理と民主主義を守るために作られた政党です。つまりソ連がなくなった時点で役割を終え、日本の文化・伝統を守る政党にモデルチェンジすべきだったのが、親米保守の親米という部分だけが残り、それに沿った形で日本を壊してきました。

アメリカでは大きな政府を標榜する民主党がリベラルと言われ、欧州では同じリベラル(自由)が指す言葉の意味が逆となり、保守政党の方が自由主義、小さな政府を目指します。アメリカの場合、経済的な自由と倫理的な自由が交錯しており、非常に分かりづらいのですが、自民党もまたアメリカの属国のような扱いをされながらも、愛国心の強いといわれる行為の好きな人達で構成され、田中角栄みたいに独自路線を歩もうとするとアメリカにパージされるというそもそも矛盾を抱えた政党です。

世論調査では自民は惨敗との予想です。こうなったらここはひとつ本格的な保守政党として生まれ変わってはいかがでしょうか。

さわやかな高校球児の無気味な笑顔

2009-08-25 | スポーツ
花巻東の戦い振りや、決勝戦での日本文理の最終回での健闘など、見所満載、漫画のような試合展開が随所で見られ、高校野球ファンでなくても十分面白い大会となった今回の夏の甲子園。ただ気になったのは、選手の異様な笑顔です。

花巻東と2回戦で対戦した横浜隼人のとにかく何をやっても笑顔というのも無気味でしたが、明豊戦(だったかな?)で花巻東の菊池が二塁打で暴走してしまい、三塁で憤死・アウトになったのに、やはり笑顔でベンチに戻り、まるでホームランを打った後のようなベンチの盛り上がりも奇異な風景でした。

もちろん菊池選手の場合は、志気を低くしない前向きな態度と捉えることもできますし、チーム自体、元気そのものというカラーでしたから、のべつまくなしに笑っているような学校とは違います。ただ、あの失礼なガッツポーズとともに「笑顔」「前向き」という姿勢・態度が、よいもの、選手の力を高める効果として催眠術のように使われ、蔓延しているのは選手のマインドを侵してるんではないかと少々心配ではあります。

これはチーム毎に傾向が違うので(日本文理や岐阜商は渋かった)、セルフコントロールの専門家が笑顔過剰なチームにはついていて推奨、指導しているのではないかなどと疑ってしまいます。そうでないとしても、口惜しいときは口惜しい態度をとる自由を奪っているとしたら問題ですね。

勝手に観光協会(KKK)

2009-08-24 | アート
勝手に観光協会(KKK)のテレビ版(MXTV)があると知って、さっそく見てみました。UHFの予算をかけられない状況下での番組なので多くは期待できませんが、土曜の夜ということもあり、そう酷いものは作れないとは思ってはいました。

テレ東の「でぶや」が始まった頃、これは面白いとビデオにとってみたところ、非常に薄い内容に落ち着いて見返すことができず、改まってみる番組と、土曜の夜のダルい状態で見る番組があり、それは特にビデオにとることによって鮮明になる、ということに気がつきました。

KKKは後者にあたり、ハンドカメラの粗い画像で、BGMにしては音が大きい古いロックをかけ、みうらじゅんと安斉肇がダラダラと歩きしゃべるという推して知るべしの内容。いきなりブライアンウィルソンの「神のみぞ知る」がかかり、ぐっと引き込まれましたが、途中でこちらの酔いも回ってきたので最後まで見届けることはできませんでした。選曲もいいし、画像も疲れないので、もう一度見てみようかなという気にはなりましたし、なによりこうして、途中で投げだせるどうでもよさが悪く無い。

作る方も見る方も適当というのはUHFならではですか。彼等には伝説の深夜FM番組「TR2」の復活を期待しています。

晩夏

2009-08-23 | アート
松任谷由実より荒井由実のモノクロームなイメージが好きだという方は多いと思います。私も80年代バブルのBGMとなった曲の多くはあまり親しめませんでした。ただユーミンのキャリアで最も売れなかった「時のないホテル」という「来世」をテーマにしたアルバムは好きで、繰り返し聞いたものです。

「ホテルカリフォルニア」を思わせる歌詞の主題曲や、自殺をとりあげた「コンパートメント」など、ビートルズでいえば「ガール」「インマイライフ」などを収録した「ラバーソウル」のように地味だけど佳曲が多く、もちろん「松任谷由実」ですから少々大仰なところはあるにしろ明るさに欠け、ジャケットも暗く仕上がっています。

ユーミンはこのアルバムの最後の曲「水の影」のようなタイプの曲を時々作ります。「春よ来い」や「晩夏」など、五輪真弓の「落日のテーマ」やバズの「愛と風にように」に通じるようなNHK銀河小説の主題歌にぴったんこな(実際なっていますが)リリカルな曲です。

夕方はもう涼しく、サラリーマンの少ない平日の学生街を歩いていると、これらの曲が思い出され、ついつい口ずさむことによって歌詞を思い出したりします。

祝 楽天イーグルス3位浮上

2009-08-21 | スポーツ
この時期に楽天が順位表で3位にいることにまだ目が慣れません。ドラフトが採用されている現在、そこそこの戦力均衡が計られ、連覇するチームも少なくなり、どのチームが浮上沈下しても不思議ではなかったのですが、出自の複雑さもあって楽天はいわゆる、今では珍しい「お荷物球団」で、常にBクラスが約束されたチームだったからです。

気合いの入らない西武、オリックス、ロッテのいるパリーグにあっての3位ではありますが、昨日5割に戻したこのチームの戦力と野村監督の手腕が反映されたものであることは間違いありません。

この結果は、去年の巨人の大逆転優勝の例を待つまでももなく、4月から6月にかけての序盤の戦い方がシーズンを通したチームレベルと判断することが、いかに迂闊なことかということを思いしらしてくれます。

優勝は難しいにしても、岩隈、田中がいて福盛が安定してきた今、クライマックスシリーズという短期決戦での野村采配を再び見ることができるのは野球ファンにとっては幸せなことです。

中途半端な猫

2009-08-20 | アート
あひるを使ったCMで有名な某保険会社の新しいキャラに猫が加わったのですが、これが異常にかわいくない。あひる同様ロボットのせいなのか、不自然な動きとつぶらな瞳をもつ顔が無気味で、できれば繰り返し見たく無いものに仕上がっています。そもそも猫はあひるの敵でもあります。

鶏やあひるならロボットでもフォローできる程度の動きはできます。むしろ鳥や魚は(フクロウなど特に)ロボット的だと言えます。しかし猫はフルCGでであったとしても、見てる側が「CGなんだから仕方がない」と助け舟を出してもなかなか納得のいく動くを再現することは難しいものです。体はしなやかだし動きも俊敏、目も鋭く愛想がありません。アニメや漫画のようなおかしなポーズをさせたら「虐待」の匂いがするほど他人と距離をとる彼等に、犬的な間抜けなかわいさを実写で求めるのは厳しいものです。

猿にも犬にも名作CMはありますが、多くは動物の動きや特徴に合わせた演出でした。いわんや猫をや。やはりここは、目といいにぶそうな動きといい、あひるに近いうさぎでいくべきだったと思います。

金大中氏の因果

2009-08-19 | 政治
日本には縁のある人なので、テレビ、ラジオとも速報で伝えた金大中元韓国大統領の訃報。「太陽政策」のもと、初めてキタの金さんに逢いにいって韓国初のノーベル賞(平和賞)をもたらしたことが有名です。また日本大衆文化解禁をした知日派であり、日韓共催のワールドカップ当時の大統領です。ただ任期後半は小泉首相の登場もあり、日韓関係は思ったほど好転せず、金大中事件も不問と、最後の方は中途半端な印象が残っています。

しかし、やはりこの人といえば、1973年に起こった当時民主運動家・政治家だった金氏を韓国のKCIAが東京都内で拉致、釜山に連行、ソウルで軟禁した金大中事件。後の朴大統領暗殺とともに、当時の韓国軍事政権の恐さ、世相の暗さを思い知った日本初の外国人による「拉致」事件でした。「KT」という映画にもなったのでご存知の方も多いでしょう、その処理に日韓の政治家、暗黒街の面々、さらにはアメリカも大きくからんだといわれています。

田中内閣による不誠実な政治決着によって事件がうやむやになったこと、日本のセキュリティの意外な緩さが露呈してしまったこと、拉致という発想をキタに与えたことは、その後の日本人拉致を誘発し、多くの人を悲劇の淵に追い込んでいくことになります。

「太陽政策」によるその後のキタの核保有の実現、金大中事件による拉致の拡大、とその因果な人物の死は日本人にとって複雑なものがあるでしょう。

本田を使えない代表監督

2009-08-18 | スポーツ
浦和のトゥーリオがワールドカップでの目標に関するインタビューに応えていたそうです。
そのやりとりは

「協会の目標であるベスト4、どうでしょう?」
「無理ですね」
「でしたら目標は?」
「そりゃ優勝でしょう」

というようなものだったとか。

中途半端にベスト4とか言うから馬鹿にされるのであって、一気に優勝を目指すと言ってしまえば、そりゃそうだな、ということで爽快です。日本の戦力からいって1試合をがむしゃらに取りにいくしかないのに、バランスを見ながら政治家の当落責任ラインみたいに計算高く「ベスト4」を宣言するから不遜にも、保身にもみえてしまいます。

オシムと違い、身の程知らずな王道攻撃路線を工夫なく繰り返す岡田さんの可能性を感じさせないサッカーを、メンタルの異なったトゥーリオや本田がアグレッシブに、インサイドではなくインステップキックで切り裂いてほしいものです。

8対5の投手戦

2009-08-17 | スポーツ
夏の甲子園1回戦で、因縁の長崎代表と戦った花巻東の試合、なかなかの名勝負といえるものでした。やっと追い付いたと思ったら、すぐに勝ち越されるという苦しい展開でしたが、菊池を降ろさず最後まで投げさせた美形の監督と集中力を切らさなかったチームの見事な勝利と言えます。

5点も取られたのですから、(中日以外の)プロなら降板・交代が当然ですが、3本のホームランで5点というのは、ランナーがいるときといないときのピッチングを変えている証明で、決して悪いピッチングではなかったということでしょう。

逆にいいピッチングをしており、さらに勝っていたのに交代を選んだ長崎日大監督の采配が対照的で、この試合は1回戦ではなく事実上の決勝戦なんだという意識の違いが明暗を分けた、という気がします。高校野球だと、肩もつくらず野手が投手にスイッチっていうことも多いのですが、これはとてもリスキーな選択で、教育的配慮もあろうかとは思いますが、花巻東相手にとる戦術ではないでしょう。

長崎代表の試合で3本ものホームランを浴びたのは、菊池投手の評価を下げましたが、今日の第4試合で強打の神奈川代表相手に好投しました。これは長崎日大がいかによいチームで、1回戦で敗退するチームではなかったことを物語っております。敗者復活戦が甲子園でも採用されれば、決勝に進んでもおかしくなかったでしょう。

幸福実現党の醸し出すユーモア

2009-08-13 | 政治
私にとっては、その浮沈と結果にどう対処するのかが総選挙の最大の興味だったというのに、幸福実現党が選挙から全面撤退するという報道がありました。都議選でのコンマ以下の得票率を考えると、選挙結果自体には大した影響はないとは思われますが、本当なら残念です。

今回は解散から選挙までの期間が長く、出馬を検討する時間を与えたということでの結果でしょうか、それとも「幸福の科学」がどういう考えをもっているのかを知らしめるための機会と捉えた計画あっての行動だったのでしょうか。あるいは組織の引き締めかいな。マニフェストは不安にさせ、われわれがあなたを救うという流れの宗教の勧誘を応用したもの(手口)で、さすがと思わせるものがありました。大規模な勧誘と考えても納得がいきますね。

撤退は賢明であるにしろ、今回の騒動は一般人と信者との壁を感じるさせるものになってしまったのでは、と思います。創価学会ですら入信者が頭打ちになっている現在、新興宗教の経営・存続も大変です。

さきほど幸福実現党から出馬しているドクター中松氏の街宣車が通りすぎ、ひょっとしてデマかもしれないという期待をさせてくれました。まだ信じられません。これも話題作りのひとつであってほしい。とりあえず次善の策として自民支持でも打ち出して顰蹙と失笑を買ってほしいものです。

ロックンロールな地震

2009-08-12 | アート
妙に慣れてしまった東京の人達も昨日未明の地震には、少々驚いたかもしれません。事務所はガス契約をしていないのでやることがなく、本棚が倒れるのはやっかいだな、などと思いながらシラっとやりすごしましたが、夏休み期間に入って閑散としている東京の弛緩しまったりした風景に亀裂が入ったようで、その非日常に揺れる景色は刺激的で、私にとっては楽しいイベントでした。

日本の建物は耐震化が進んでいるので、よっぽど大きなものでも無い限り台風一過のあとの交通網の一時的混乱程度で、インフラの壊滅的打撃なんてことはなく、希望を失ったニートが望むような日本の抜本的変革が地震によってもたらされることはおそらくありません。

しかし、私のように地震の本当の恐さを知らないものが、いつかくるに決まっていると言われる東京に居続け、何の準備もせず呑気に過ごしてること自体が被害を増やし迷惑をかけることになるのでしょうが、とりあえず地震が好きです。