北アフリカから中東の動乱の連鎖は、民主化という、よりよき革命に向かっていると信ずれば、ことほぐべきことなのかもしれませんが、イランの反体制勢力のイスラム的保守性をはじめ、「決して民主化闘争とは言い切れない」仕掛ける側の資質は、欧米の好むタイプのものではありません。
革命の帰趨によっては、イスラエルへの新たな総括という事態も生じかねず、欧米にとっての悲劇が引き起こされる可能性も排除できない、未知数な未来に思惑含みで事は流動的です。
さらに、エジプトやチュニジアと違い、アフガニスタンに近い、部族によってシェアされる国家概念の薄い統治形態であるリビアは、元首の指示で、傭兵による空爆やミサイル攻撃という恐るべき(わけの判らない)白色テロで数千人規模の犠牲者が出ており、もう花や果物の明るいネーミングは控えなくてはなりません。
ところで、こういった状況に水を射す、とでもいいましょうか、イマイチ深刻になりきれない原因の中心に「カダフィー大佐」という人物がいます。カントクといえば山本晋也、大佐というと、仮面ライダーのゾル大佐に次ぐ人気者、世界の「タイサ」カダフィーです。
(ちなみに「大佐」、これは日本だけの誤訳で、「コロネル・カダフィー」は大将を意味し、中将とか少佐とか階級の肩書を表すものではないそうです)
湾岸戦争前には、戦争当事者を一同に集め、強引に握手させるとぶちあげて、誰ひとりやってこなかったり、女性外人部隊を編成し私兵として取り巻きに仕立てたり、北朝鮮の王様以上に出鱈目で下らない感じのする人物像は、さすが狂犬の名を欲しいままにした彼ならではのドクトクな味わいです。
それはさておき、結局エジプトにしろリビアにしろ、欧米資本の急激な流入で、格差が生じ、同時に導入された必要な情報インフラにより問題意識が生じたわけで、政府がよかれと思った処置がすべて裏目にでているのです。
「ダーウィンの悪夢」で描かれた資本主義の残酷さのごとく、グローバリズムを携えた欧米さえこなければ、みなさん八っあん・熊さんのように、不満を愚痴りながらも、なんとかやってきたのです。
そして、日本もTPPという危うい制度で、売国奴達が混乱を招来しようとしていますから、決して他人事ではないことをそろそろ自覚して、今年のトレンドである「革命」に便乗していい頃かもしれませんね。
革命の帰趨によっては、イスラエルへの新たな総括という事態も生じかねず、欧米にとっての悲劇が引き起こされる可能性も排除できない、未知数な未来に思惑含みで事は流動的です。
さらに、エジプトやチュニジアと違い、アフガニスタンに近い、部族によってシェアされる国家概念の薄い統治形態であるリビアは、元首の指示で、傭兵による空爆やミサイル攻撃という恐るべき(わけの判らない)白色テロで数千人規模の犠牲者が出ており、もう花や果物の明るいネーミングは控えなくてはなりません。
ところで、こういった状況に水を射す、とでもいいましょうか、イマイチ深刻になりきれない原因の中心に「カダフィー大佐」という人物がいます。カントクといえば山本晋也、大佐というと、仮面ライダーのゾル大佐に次ぐ人気者、世界の「タイサ」カダフィーです。
(ちなみに「大佐」、これは日本だけの誤訳で、「コロネル・カダフィー」は大将を意味し、中将とか少佐とか階級の肩書を表すものではないそうです)
湾岸戦争前には、戦争当事者を一同に集め、強引に握手させるとぶちあげて、誰ひとりやってこなかったり、女性外人部隊を編成し私兵として取り巻きに仕立てたり、北朝鮮の王様以上に出鱈目で下らない感じのする人物像は、さすが狂犬の名を欲しいままにした彼ならではのドクトクな味わいです。
それはさておき、結局エジプトにしろリビアにしろ、欧米資本の急激な流入で、格差が生じ、同時に導入された必要な情報インフラにより問題意識が生じたわけで、政府がよかれと思った処置がすべて裏目にでているのです。
「ダーウィンの悪夢」で描かれた資本主義の残酷さのごとく、グローバリズムを携えた欧米さえこなければ、みなさん八っあん・熊さんのように、不満を愚痴りながらも、なんとかやってきたのです。
そして、日本もTPPという危うい制度で、売国奴達が混乱を招来しようとしていますから、決して他人事ではないことをそろそろ自覚して、今年のトレンドである「革命」に便乗していい頃かもしれませんね。