官邸会見のフリーへの開放、米皆保険制度の成立、プロ野球開幕とうれしいことばかりが続いておる春です。
皆保険制度は100年に亘ってアメリカの人達が拒み続けてきた制度で、そういった態度は皆保険に慣れ親しんでいる「お上」意識の強い日本人には分からないセンスでしょう。
米共和党が保守でありながら自由経済を標榜し、同じ自由を意味する「リベラル」を掲げる民主党が「大きな政府」である程度の管理社会を目指すという図式は、いったいどういういきさつで成立し、また定着したのでしょう。
これまた同じ自由を意味する「リバタリアン」という無政府主義者のような立場の人達は、共和党に近く、みなさん日本語にすれば「自由」。
そして自由を標榜しながら共和党の支持基盤は、「(日本人に馴染みのある)自由」を目指した「キャプテンアメリカ」(イージーライダー)を惨殺したような宗教保守の連中です。宗教という規制にとらわれながら、自由を名乗り、自由を封じるのです。
また、クリントイーストウッドの「許されざる者」を見ても、なぜ主人公が「許されざる」者なのか、私には分かりませんでした。
「神の見えざる手」という経済用語があります。字義通り捉えると、「神」の領域、つまりジャッジするということ、市場に介入するということ、人間の判断で物事を裁くことは、罪だという捉え方があるそうで、それを考え合わせると「許されざる者」も「自由経済」も腑に落ち、保守=自由主義という構造もなんとなく分かるのですが、そんな理解でいいんでしょうかねえ。
欧米では公が強くなりすぎると、日本のように相互扶助が廃るので、共同体維持のためにもよくない、という発想があるそうです。
住所を書く時、日本は大きな括り(神奈川県とか)から始まりますが、欧米では番地など小さな単位からはじめます。その辺りの意識の違いの表れ方もまた面白いものです。
皆保険制度は100年に亘ってアメリカの人達が拒み続けてきた制度で、そういった態度は皆保険に慣れ親しんでいる「お上」意識の強い日本人には分からないセンスでしょう。
米共和党が保守でありながら自由経済を標榜し、同じ自由を意味する「リベラル」を掲げる民主党が「大きな政府」である程度の管理社会を目指すという図式は、いったいどういういきさつで成立し、また定着したのでしょう。
これまた同じ自由を意味する「リバタリアン」という無政府主義者のような立場の人達は、共和党に近く、みなさん日本語にすれば「自由」。
そして自由を標榜しながら共和党の支持基盤は、「(日本人に馴染みのある)自由」を目指した「キャプテンアメリカ」(イージーライダー)を惨殺したような宗教保守の連中です。宗教という規制にとらわれながら、自由を名乗り、自由を封じるのです。
また、クリントイーストウッドの「許されざる者」を見ても、なぜ主人公が「許されざる」者なのか、私には分かりませんでした。
「神の見えざる手」という経済用語があります。字義通り捉えると、「神」の領域、つまりジャッジするということ、市場に介入するということ、人間の判断で物事を裁くことは、罪だという捉え方があるそうで、それを考え合わせると「許されざる者」も「自由経済」も腑に落ち、保守=自由主義という構造もなんとなく分かるのですが、そんな理解でいいんでしょうかねえ。
欧米では公が強くなりすぎると、日本のように相互扶助が廃るので、共同体維持のためにもよくない、という発想があるそうです。
住所を書く時、日本は大きな括り(神奈川県とか)から始まりますが、欧米では番地など小さな単位からはじめます。その辺りの意識の違いの表れ方もまた面白いものです。