小沢民主党幹事長の話題が賑々しく喧伝され、悪人顔のリスクを一人で背負っている感もある彼に同情すらもよおす、このみっともない日本の政治状況ですが、小沢氏へのよく分からない検察のひたすらな情熱を見ていると、かつてまたよく分からない理由で逮捕、頭の悪い立花隆氏はじめマスコミの大量報道によって葬られた人物、田中角栄を思い出します。
思い出す、というのは田中派の流れとか、金脈や政治手法ではありません。検察(官僚)やメディアの後ろにアメリカが動いているのではないかという陰謀論です。田中派→竹下派は一時期大変な権勢をふるいましたが、アメリカのエージェントであった岸信介(アメリカで公開された公文書で証明されている事実)の流れを汲み、官僚依存の強い清和会(小泉や安部、福田など)と敵対することが多く、官僚を道具とみなす傾向や、アジア重視の政策をもつ大きな政府指向の派閥でした。
田中角栄は、資源の乏しい日本の危うい資源安全保障のため、石油の東南アジアルートを開発しようとしたり、中国との国交をアメリカによく相談せずに再開しようとしたり、と、アメリカに依存しない政策を採ろうとしていたところ、アメリカの逆鱗に触れ、ロッキード事件を演出され、失脚に追い込まれたとも言われています。同じように小沢氏も日本アメリカ中国の正三角形論をぶったり、大量の仲間を連れ中国に乗り込んだりし、鳩山総理もまたアジア重視を打ち出し、アメリカの機嫌を損ねることの多い今日この頃ですので、この検察の無理筋の捜査やマスコミのバカ騒ぎに、これはひょっとして・・・と、思っているのは私だけではないでしょう。
と、ここまで書いたところで、アメリカ人・サリンジャーの訃報。昨日村上氏訳の本を買ったばかりなので、しっかり読んで追悼したいと思います。
思い出す、というのは田中派の流れとか、金脈や政治手法ではありません。検察(官僚)やメディアの後ろにアメリカが動いているのではないかという陰謀論です。田中派→竹下派は一時期大変な権勢をふるいましたが、アメリカのエージェントであった岸信介(アメリカで公開された公文書で証明されている事実)の流れを汲み、官僚依存の強い清和会(小泉や安部、福田など)と敵対することが多く、官僚を道具とみなす傾向や、アジア重視の政策をもつ大きな政府指向の派閥でした。
田中角栄は、資源の乏しい日本の危うい資源安全保障のため、石油の東南アジアルートを開発しようとしたり、中国との国交をアメリカによく相談せずに再開しようとしたり、と、アメリカに依存しない政策を採ろうとしていたところ、アメリカの逆鱗に触れ、ロッキード事件を演出され、失脚に追い込まれたとも言われています。同じように小沢氏も日本アメリカ中国の正三角形論をぶったり、大量の仲間を連れ中国に乗り込んだりし、鳩山総理もまたアジア重視を打ち出し、アメリカの機嫌を損ねることの多い今日この頃ですので、この検察の無理筋の捜査やマスコミのバカ騒ぎに、これはひょっとして・・・と、思っているのは私だけではないでしょう。
と、ここまで書いたところで、アメリカ人・サリンジャーの訃報。昨日村上氏訳の本を買ったばかりなので、しっかり読んで追悼したいと思います。