まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「夏目友人帳」緑川ゆき

2013-01-08 19:40:16 | 読書のすすめ
今日は暖かだったわけなんですが 図書室は灯油が切れていて寒かった。
エアコン点けてみたけど 全然効かないし・・・

今日 娘の受験した私立高校1校の合格発表があり
無事 合格いたしました。

私立のなかでは 第一志望の高校なので ひとまず安心しました。
応援してくださった皆様 ありがとうございます!

本命の公立高校入試に向けて 気を緩めずに頑張れ!>>娘!



さて 緑川ゆきの漫画「夏目友人帳」を既刊15巻全部読みました。

夏目友人帳 15 (花とゆめCOMICS)
緑川ゆき
白泉社


幼いころに両親を亡くし 親戚をたらいまわしにされたつらい過去を持つ高校生 夏目貴志。
そんなころから 妖怪と言われるものが普通に見えたため それを口にして
うそつき呼ばわりされたり 気味悪がられたりしたことが トラウマになっている。

夏目の祖母レイコは やはり強い妖力を持っていた。
それゆえに孤独で その腹いせに妖怪たちに喧嘩を売っては その名を書かせ支配下に置いていた。
その名が綴りになっているものが 「夏目友人帳」。
「夏目友人帳」の持ち主が その妖怪たちに言うことをきかせることができる。

夏目は祖母の遺品として その「夏目友人帳」を受け継ぎ 妖怪たちに襲われたり 名前を返したりする毎日である。

今 夏目は父方の遠縁の心優しい藤原夫妻に引き取られ 友人にも恵まれた穏やかな日を過ごしている。
招き猫を依代としていたため 招き猫みたいな実体をもつ大妖 自称夏目の用心棒のにゃんこ先生をペット?として 暮らしている。
妖怪を恐ろしいと思い係わりたくないと思う一方で 困っている妖怪がいればつい手を差し伸べてしまうお人よしの夏目の噂は 妖怪の中で広まっている。
夏目の行くところには いつも妖怪が・・・



4回もアニメ化されている人気シリーズです。
中学生にも大人気で 生徒たちに勧められるので 一度読んでみたいと思っていたのですが
最初のほうの巻をお借りする機会があり
そして ついに年末 残りの巻を大人買いしてしましました。

穏やかで優しい物語です。

苦悩しながらも成長していく夏目やまわりの人々、妖怪を描く緑川ゆきの視線は 暖かい。

人一倍優しい夏目が 人や妖怪との触れ合いで 傷ついたり苦しんだりしながらも 
大切な人やものを守ろうとする強い思いを持つようになっていく。

にゃんこ先生の突っ込みの面白さ 愛らしさゆえというところもあるだろうけれど 
こういう物語が 今の小中高生に人気があるという事実が嬉しい。

「夏目友人帳」お勧めです。

ちなみに私のお勧め妖怪は 夏目に「ちょび」と呼ばれている 
一見仙人風の自称「孤高で高貴な妖怪」。
ちょびが 日記風につづる番外編は ほんとほのぼのしました。
8巻末に収録されているこのお話は これまたお勧めです。

「斑」というなかなかの大物妖怪らしい「にゃんこ先生」が 何故夏目を守っているのか。
レイコとはどんな因縁があるのかは まだ語られていないけれど ちょっと気になります。

いがぐりおは 妖怪見たことある?
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
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