今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079➀ 著/林譲治 原作/矢立肇・富野由悠季 2001年9月1日 角川書店(2回目)

2018-03-31 11:44:46 | ガンダム
1回目


○ここまでのあらすじ
ジオン軍特殊部隊フェンリル隊、連邦の防空基地奪取作戦成功!
ただし『砲術のエキスパート』エイガー少尉率いる戦車隊は脱出
因縁の戦いが始まったのだ・・・・・・!



第二章 キャリフォルニアベース攻撃


 並の指揮官なら結果オーライで済ませるのだろうが、ゲラート少佐はそういういい加減な真似はしなかった。適切な判断がとっさに下せるかどうか、それがモビルスーツパイロットの生死を分けることを知っているからだ。時には一人のミスが部隊全体の危機を招くこともある。
一歩間違えばな事態をなぁなぁで済ませてはいけない(戒め)
※ニッキはビッグ・トレーを撃破したけど撃ち過ぎで大爆発寸前だった


それでも「撃破したこと」はちゃんと評価したゲラート少佐
結果、ニッキは鹵獲したホバートラックの塗装作業をすることになりましたとさ
管理職初めてなのになかなか良い上司ですな


敵の機械ってそんな簡単に使えるのかしらという疑問は、
アナハイムエレクトロニクス製だからで解決しました
 この戦争の勝敗がどうなるかはわからない。だが連邦が勝っても、ジオンが勝っても、アナハイムエレクトロニクスは残るだろう。だとすれば真の勝者は彼らなのかもしれない。そう考えると、ふと虚しさを覚えないではなかった。
宇宙世紀で1番ゲスなのはアナハイム異論は認めない


フェンリル隊の作戦は被害無しで成功した訳だけど、
工作隊も含めた降下部隊全体では旧ザクを1機撃破されましたね?
新米少尉シャルロッテはパイロットが『迂闊』とバッサリだけど――
 だがゲラート少佐は工作隊のザクの破壊のされ方に注目していた。工作隊のザクの致命傷となったのは背中の装甲の貫通孔だ。しかし、撃破されたザクには正面装甲にも砲弾を受けた跡がある。
ザクの状態から連邦の戦車隊が行ったであろう『新戦術』を考察
これが新米とベテランの違いですなぁ


ところで、フェンリル隊はうまくやったから補給は優先されそうっすね
「まぁ、本当ですか隊長! だったら次の作戦では私もパイロットとして出撃できるんですね!」
「あぁぁぁ・・・・・・そこまでは・・・・・・断言はできないが・・・・・・」
「えっ、どうしてですか! いま補給が優先されるとおっしゃったじゃないですか! どういうことなんですか! それはやっぱり私が・・・・・・」
管理職としては新米だから・・・・・・(;´・ω・)


フェンリル隊の次の作戦は、
連邦のキャリフォルニアベースを攻めるジオン第二軍の支援であります
大部隊にザクが3機合流したところで効果あるんです?
「始計編の言葉だよ。『兵は詭道なり』、敵部隊と闘うばかりが作戦じゃないさ」
hmhm


そんな訳で、フェンリル隊はこっそり敵陣後方に潜入したのだ
そして順調に攻撃目標の施設を発見!
しかし、周辺には地雷が・・・・・・
「いえ、地雷原は突破できます。『兵は詭道なり』ですよ」
 ニッキはとっさの思いつきを説明した。それは控えめに言っても非常識な作戦ではあったが、敵の意表をつくという点では間違いなかった。なんせ非常識だから。
おれたちの『非常識』を見せてやろう


「二歩・・・・・・三歩・・・・・・終点!」
これ連邦側で見たらちょwwwwwwとしか言いようがない
そんな感じに
作戦
完了



「せめてここの戦局が落ち着くまで待てないのですか?」
エイガー少尉、キャリフォルニアベースから『異動に伴う移動』命令
サカキ軍曹以下戦車中隊の部下もまとめて移動の模様


元々の仕事であるモビルスーツ開発に戻れって話
とはいっても、ジオンの第二軍との決戦目前という状況でぇ?
エイガー少尉は基地の副司令官に突っかかりましたが――
「我々だって貴官の部隊には留まっていて欲しいんだ!」
もっと上からの命令やねん(´・ω・`)


「少尉、我々は可能な限りこの基地を守る。それまでに、我々のモビルスーツを完成させてくれ!」
「最善を尽くします!」
タイトル的にジオン!ジオン!と思いきや、
連邦側も現場の人間の必死な姿は描かれているんだなぁこれが



第三章 キャリフォルニアベース攻防戦


「私は自分の仕事をしただけです。礼を言われる筋合いはありません。まぁ、それでも強いて整備班長としての希望を述べさせていただくなら、苦労してここまで仕上げたザクです。戦闘で傷つけるのは構いませんが、必ず一緒に連れ帰ってください。あなたの責任でね」
整備班長ミガキ、マジ職人
良いメカニックがいる部隊は強い(確信)


フェンリル隊の次なる任務は、
制圧した連邦施設から続く地下通路に侵入し、
その先にある『地下潜水艦基地』を『無傷で』制圧することである!
「あのう、一ついいですか? オースティン軍曹」
「なんです、ロベルト少尉」
「いまのどの辺が駄洒落になっているんですか?」
二つ名決まったな、「ボケ殺しの」ニッキ


フェンリル隊にロックオンされている地下基地ではトラブル発生
「サカキ軍曹、それ以上は何も言うな。それから部下たちにも何も言わないように伝えろ。これは俺の命令だ!」
連邦軍ェ・・・・・・


さて、そろそろ時間ですぞー
「ロベルト少尉、ヘープナー少尉、士官学校主席でもね、人間、神様じゃあねぇってことですよ。だから実戦経験が大切なんで」
ル・ローア少尉が意外とドジなことが判明しつつ作戦開始!


ル・ローア&オースティンが地下道を突き進み潜水艦施設の制圧へ、
シャルロッテは1人で発電所の破壊、そしてニッキは入口の警戒
 ただ部分改良で性能を向上させたとしても、旧態然である戦術では性能向上の意味はない。そこで誰かが性能の向上したザクで、新しい機材を評価し、それを効果的に用いた戦術を構築しなければならない。それを行うのがフェンリル隊であった。少なくともゲラート少佐の構想では。
特殊部隊の特殊の中身


ところが、上層部がフェンリル隊・・・・・・ゲラート少佐に期待したのは、
新装備のテストより新人の育成の方らしい
 おそらくいまの三人の少尉たちは、やがて部下を持ち、それぞれがモビルスーツ隊の指揮官となるのだろう。それらを束ねたモビルスーツ隊の総指揮官にゲラート少佐はなるらしい。少佐という階級から考えれば、それくらいの部隊規模が適当なのだ。
少佐で部下4人は少ないと思ったらそういうカラクリなのでした


それ故、ゲラート少佐がやるべきことは少々複雑
 ゲラート少佐は、部下たちを未来の指揮官とするために、死なない程度のミスをさせ、そこから学ばせねばならなかった。それは彼にとって、ある面で部下たちを侮辱しているようにも思われた。だがそれは必要な事だった。
実戦で『死なない程度のミス』ならあえてミスらせる、
無理難題ってレベルじゃねーぞこれ('A`)


でも今回は順調そのものでした
発電所を破壊したことで発着ゲートの解放も阻止
よーしドックにある潜水艦、そのまま頂いちゃうぞー
・・・・・・ところがぎっちょん!
「ゲートの爆破に魚雷二本として、標準的な弾頭なら、一〇分か」
「なら五分で頼む!」
「五分か、面白い、やってやるさ」
その潜水艦には『砲術の専門家』が乗っていたのだ!


潜水艦にまで被害が及ばない程度に魚雷を調整して・・・・・・っと
「潜水艦基地の司令官が降伏した。我々に武装解除をするように命じている」
「そんな奴は地獄に行けと行ってやれ! よし終わった!」
エイガー少尉はやる男


エイガー少尉の活躍により潜水艦は基地から脱出成功
ヘタにこの場で破壊すればドックを使えなくなってしまうため、
フェンリル隊はそれを見送るしかありませんでした
「脱出の瞬間、俺たちを狙ったザクがいたでしょう。司令塔の監視モニターがその姿を記録していたんですよ。それを印刷したんですよ」
辛くも直接対決とはならず
(1巻は六章までだから)まだ慌てるような時間じゃない




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