ブレイン・バースト内を暗躍する謎の組織《加速研究会》。その総本山《東京ミッドタウン・タワー》の頂に鎮座する、《大天使メタトロン》。前袖より。
完全無敵の神獣級エネミーによって守護されている《加速研究会》を打倒するため、七王会議が開かれた。
そこで導き出された秘策とは、シルバー・クロウの新アビリティ《理論鏡面》獲得作戦だった。
メタトロンの放つ絶対即死極太レーザーにも耐えるアビリティを習得する命を受けたクロウだが、《心得技》がイマジネーションによって生み出されるのに対して、《アビリティ》は行動をトリガーに発現する。そのため、今までのハルユキの強いイメージだけでは、《理論鏡面》アビリティは習得できない。
いっこうに糸口が見えないハルユキに対し、《アーダー・メイデン》こと四埜宮謡が哀しい過去を騙り始め――。
「もっと先へ
続き物は基本的に1巻から書くこのブログで、なぜ中途半端な巻からでしょう?
いつからだ・・・・・・?
以前読んだ本で
済ませる様になったのは
一体 いつからだ
ドラマやアニメでオチを知っている小説やマンガの
あらすじで 済ませる様になったのは
そんなんじゃ ねェだろ!!
オレが求めた
ブ(ログ)の極みは
時間切れ確定の難敵にこそ
全霊を以て臨む事!!
という訳で、初見でーす。
敗北フラグはバッチリだ!
『断罪の場』にて『純色の七王』の判決を待つ主人公シルバー・クロウことハルユキ。
「そんでもって・・・・・・寄生属性オブジェクトも、いっこもナシ、と。安心せぇや、ぼん。あんたにはもう《鎧》は取り憑いてへんで。この《クアッドアイズ》がばっちり保証したるわ!」【祝】シルバー・クロウ無罪確定
ところが!
心穏やかではいられない問題がまず1つ。
――こいつだ。こいつだ。こいつだ!な、なんだってー?
いま目の前に立っている《四眼の分析者》ことアルゴン・アレイは――――
さらに!
「いいい色? た、確かに僕はシルバーですけど、でもあんま大した特徴はないっていうか・・・・・・せいぜい毒に強いとか、それくらいで・・・・・・」
「今はそうだろう。しかし貴様は、この場でただ一人、とある可能性を持っているのだ」
「かつて加速世界に存在した伝説のアビリティ・・・・・・あらゆる光線技に対して絶対の耐性を持つ、《理論鏡面》を習得できる可能性を、な」あ・・・ありのまま 今起こった事を話すぜ!
『おれは無理難題を解決したと思っていたら無理難題をふっかけられていた』
な・・・何を言っているのかわかr
そっかー今回は『伝説のアビリティ』のための修業編かー。
赤の王の主砲攻撃を受けること、十回。ダメでした\(^o^)/
そして死ぬこと十回、生き返ることも十回。
「ヒャ――――――ッハァァァァァ――――――!!」
「オルァァ! 待てこのカラス野郎!!」もはや『恒例となりつつある』『アシュクロ戦』。
背後から追いすがる怒声に、ハルユキは悲鳴で応じた。
「い、嫌だ!! 待ったら追突事故だし!!」
「ただのオカマで済むか! 人身事故で九点減点だクルアァァ!!」
「そ、それ、点数減るのアッシュさんの免許だし!!」
この巻の本筋とは関係無いのに出てくるあたり、
やはりアッシュ・ローラーはシルバー・クロウの永遠のライバル。
・・・・・・「プレイヤー人気」という可能性も少なくなさそうな気はする。
あんなあざといキャラクターに俺様が
低いモーター音とともに走り去る大型車両を見送り、ハルユキはふうう――と再度長い息を吐いた。くまー
かつての『理論鏡面』習得者・・・・・・ミラー・マスカーのことをよく知る
アーダー・メイデン四埜宮謡にアドバイスを求めたハルユキ。
いままでずっと雰囲気に呑まれっぱなしだったが、諸々の特殊事情を片っ端からどけていくと、これは《女の子の家で二人っきり》という状況に他ならないのではあるまいか。と遅まきながら気付き、心拍呼吸が加速しかけるが、気合で平常心をキープする。だいたい、昨日の夜は二人っきりどころか同じベッドにニコがくーかー寝ていたわけだし、その数日前は黒雪姫の家にも泊めて貰ったりしてしまったのだ。ここでパニクらないくらいの経験値は貯めているはずだ。たぶん。ハルユキは中学2年生。
ヒロイン先輩(中学3年)は問題無い。
ニコ(小学6年)もまぁセーフ、かな!
でも謡(小学4年)を意識するのはアウトだと思うの。
ところで・・・・・・加速世界に「ドドメ・ボンバー」とかいねーの?
謡の過去話から得た『鏡のイメージ』。
それを形にするべく対戦相手を探していたハルユキが出会ったのは、
『かなり地味めなデュエルアバター』ウルフラム・サーベラス。
「そ・・・・・・んな、なんで・・・・・・こんなことが・・・・・・!?」なんと、レベル1でありながらレベル5の相手を一蹴してしまったのです!
「・・・・・・・・・・・・いちばん硬い、メタルカラー・・・・・・?」ウルフラム・サーベラスをギリシャ語にすると『タングステン・ケルベロス』。
無意識のうちにハルユキの口から零れた言葉に、右隣に立つマンガン・ブレードが頷いた。
「現状では、そう評してよかろう」
タングステン=メッチャ硬い。
その強力な能力を十二分に使いこなす驚異の新人ウルフラム・サーベラス。
「・・・・・・あやつは、どうやら《親》の付き添いもなければレギオンにも所属していない。ならば、あの対戦勘はどこで養ったのか・・・・・・あるいは、もし最初から自力でああも戦えるというなら、あやつの真の能力はタングステンの《硬さ》ではなく・・・・・・」ごくり。
「ではなく・・・・・・?」
ごくり、とアバターの喉を鳴らしながらハルユキはその先を待った。
「・・・・・・《天才》であるということかもしれぬ。対戦に・・・・・・いや、バーストリンカーに必要な全てを最初から与えられた、天賦の才能」『天才』きましたー。
『純色の七王』はじめ上位プレイヤーは何人も出て来たけど、
みんなベテラン・・・・・・「経験の賜物」風で、「才能」って感じじゃないんだよね。
その『天才』がー
「あの、間違っていたらすみません! そこにいらっしゃるのは・・・・・・もしかして、ネガ・ネビュラスのシルバー・クロウさんではありませんか!?」
「お願いがあるんです、クロウさん! このまま、僕と《対戦》してください!!」シルバー・クロウをロックオン!
これで逃げたら男じゃないぜ!
ハルユキは、クロウの鏡面バイザーが粉々に砕け散る音と、自分の残り体力ゲージが一気にゼロまで削り切られる音を、同時に聞いた。\(^o^)/
メタルカラーとしての硬さでも、最大の能力である速さでも負けた。しかも、バーストリンカーになってまだ数日というニュービー相手に――。完(ダン)全(ダン)
敗(ダン)北(ダン)
呆然とするハルユキに、マンガン・ブレードは語り掛ける・・・・・・
『原点に立ち返れ』。
自らの原点について考えるハルユキ。
「君は沢山の試練を乗り越えて、どんどん強くなってる。でも、ぼくはそんな君に、今度こそ自分だけの力で勝つために努力する。どうだい、ハル?」「友情」とー
「キミは、『原点に戻れ』と言われた瞬間、真っ先に私を思い浮かべるべきだ。タクム君の所に行ったことはどうにか許さんでもないが・・・・・・その次が、なぜスカッシュ・ゲームなのだ!?」親友>8ヵ月プレイしていないスカッシュ・ゲーム>>>>>ヒロイン先輩
「バーストリンカーとしてのキミの原点が、《親》たるこの私以外の何ものでも有り得んことは一ミリ秒考えれば解るだろう! 私は一ナノ秒で解ったぞ! 真っ先に来ていれば、イージーモードで特訓してやらんでもなかったが、こうも遠回りした以上ハードモードも已む無しと思え!」「
「昨日の今日で悪いけど・・・・・・リベンジマッチ、させて貰うよ。負けっ放しは好きじゃないんだ」リベーンジ!!
――――はい、先輩!
――――はい、先輩!
――――はい!!
「・・・・・・・・・・・・それは、君の、本心なのか?」『超硬の狼』ウルフラム・サーベラスはどんな時も息スッキリ・・・・・・
ハルユキは我知らず、そんな質問を投げかけていた。
「・・・・・・・・・・・・やっと、俺の出番か・・・・・・・・・・・・」つづいちゃった!
(つづく)
「つづき待ち」を発生させてしまうとは、やっちまったなぁ!
11巻以降は今まで置いてなかったんだよなー。
それが50円だったから、キリがいいか確認しないままつい・・・・・・
面白かったからいいけどなって時間だ!
加速じゃ!加速するのじゃ!
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