TIGER＆BUNNY➁ 榊原瑞紀 2012年6月9日 角川書店

ｾｰﾝﾘｶﾞﾝｾﾝﾘｶﾞｧﾝ

#05 Many a true word is spoken in jest.
嘘から出た真実

バーナビー「･･････彼は甘すぎます」
　「･･････コンビなんて無理ですよ」

友好度はまだまだ低い模様


そう零すバーナビーを、
アポロンメディア社のマーベリック氏は諭します

マーベリック「ヒーロー初のコンビということでかなり注目されている」
　「君の名前を売るチャンスだよ」
　「君の目的の為だと思いなさい」

(。´･ω･)?


その2人がお仕事ですよ
銃を持った連中の制圧？
押されていますぞー

バーナビー「風向きから言って右から行くのがセオリーですよ」
虎徹「なあにがセオリーだよ俺の勘が言ってる」
　「左だ!行くぞ!」
バーナビー「いや右です」
虎徹「どっちでもいいだろう!?」
バーナビー「じゃあ右で」

などと言い合いをしていたら

虎徹「え?」
　「!!」
バーナビー「･･････」
　「だから言ったのに･･･」

ぐっばい虎徹とこしえにーっ
･･････そんな訓練用のシミュレーションでした
散々ですなぁ


今日はバーナビーの特番用に密着取材があります
まずはヒーローたちにバーナビーについて聞いてみよう！

ロックバイソン「ライバルだが俺はあいつに期待してる」
　「同じ街を守るヒーローとしてな」
ファイヤーエンブレム「キュートな子よねニューヒーローとして申し分ないんじゃない?」
　「女の子にも人気出そうね♡」
スカイハイ「彼は何かを感じさせてくれる･･･だから私は彼に言いたい」
　「ありがとう!そして ありがとうと!」
虎徹「･･･」
　「特にない」
アニエス「ちょっと!」

おいおい空気読めよおじさんはなー


いや虎徹より問題のあるコメントが

アニエス「彼はいいの!天然が持ち味なんだから!」
スカイハイ「え?」

キング・オブ・『天然』でした


バーナビー旋風が面白くない虎徹にお電話です

虎徹「か～～えーでー!」
　「パパだよーどしたー!?」

【速報】虎徹、娘がいた


あれっ、この女の子1巻で見た覚えある

楓「バーナビーのヒーローカード送ってよ!」
虎徹「バ」
　「バーナビーだぁ?」

すっかりファンになった模様
危ういところを助けてくれたイケメン、ファンにならないはずがないんだよなぁ


なお

虎徹「か　楓」
　「ワイルドタイガーのカードだったら･･･」
楓「それはいい!」

m9(^Д^)


･･･････娘のこの反応、もしかしなくても？
虎徹の母親が電話を代わりました

????(虎徹母)「こないだからバーナビー バーナビーってうるさいのよ」
　「･･････隣にいるのがあんただって知ったら なんて言うかしらねえ･･･」

娘には秘密なのねー
自分の親に預けて虎徹自身は単身赴任てことか
嫁さんも何か働いてるのかしらねー


まだまだ続くよ密着取材
2人の『日常』を撮るんだってさー
実際は一緒に出かけるような仲じゃないんだけどね！

アニエス「次はフォートレスタワービルよ」
　「新名所のPRも兼ねろって上からのお達しよ」
虎徹「フォートレスタワー!?」

Mr.レジェンドの像が置かれた『新名所』なので虎徹もご機嫌


ずいぶん高いタワーですなぁ
これはエレベーター使わないとですなぁ
でも動かないですなぁ･･････あ、作業員風の奴出て来た

虎徹「おい乗っていいのか?」
????(作業員)「ああ修理は終わったよ」
虎徹「修理?出来たばっかなのにか」
????(作業員)「なあに」
　「ケーブルに油さしたぐらいだ」

それくらいオープン前にやっとけってばよ


なぁ？

虎徹「･･････」
アニエス「タイガー!行くわよ!」

(。´･ω･)?

#06 Many a true word is spoken in jest.PART Ⅱ
嘘から出た真実パート2

虎徹「お前そーいうの疲れねえ?」
バーナビー「何がです?」
????(ウェイトレス)「あのっ」
　「握手してもらっていいですか?」
バーナビー「もちろん」

仕事を理解しているイケメンが1名


一方

虎徹「その隣の建物がビルでその左もビルここから見えるビル的な建物は全部ビルだ」
アニエス「ちょっと!」

仕事を理解していないおじさんが1名


ここでトラブル発生！
事件なら任せろここにイケメンヒーローとオマケがいるぞ！

????(警備員)「実は･･･脅迫電話がありまして」
　「このビルに爆弾を仕掛けたと･･･」
みんな「!!」

今のところ犯人からの要求は無いらしい


うーん？

虎徹「･･････ここ頼むわ」
アニエス「ちょっとどこいくの!?」

トイレが近いんじゃないのー


バーナビーのイケメンな対応で一般客の避難は無事完了
そこへ――

アニエス「タイガーどこいってたのよ」
虎徹「あった」
　「いくぞ」

有能おじさん
流石ベテランヒーロー


視聴率のためなら人死にバッチコイなアニエスが当然食いつきますが

虎徹「市民の!」
　「安全を守るのが俺達ヒーローの仕事だ」
　「あんたらはショーのつもりかもしれないしそれは構わないが」
　「市民が危険にさらされる事は許せない」
　「あんたらも市民だ」
　「俺には守る義務がある」

これはヒーローおじさん


ワイルドタイガー&バーナビーはイケメンコンビだったん

バーナビー「カメラは回しますから」
虎徹「へ?」

そんなことはなかった
ゆ、有能なのは間違いないから･･････


虎徹が見つけたものは――

バーナビー「･･･!!」
　「これは･･･」
　「C9爆弾･･･」
　「爆発したらビルごとふっとびますよ」

しかも起爆までの時間はあと10分もありません


つまり＼(^o^)／？

バーナビー「爆弾処理は以前習得しましたので」
虎徹「へえっ」
　「すげえな!お前そんなことまで出来んのかよ」
バーナビー「ヒーローですから」
虎徹「･････････」

イケメンヒーローと落ち目のおじさんの違い


そんならおじさんは帰ってええんでないかい

バーナビー「何してるんですか避難して下さい僕一人で何とかします」
虎徹「バーカ」
　「相棒残して逃げるほど落ちぶれちゃいねえよ」

ほうほう


現在ニュースで大騒ぎであります

????(アナウンサー)「現在 現場に居合わせたバーナビーとワイルドタイガーの二人のヒーローが」
　「爆弾処理にあたっているとの事です」
????(虎徹母)　虎徹･･････
楓「えっ」
　「バーナビー大丈夫なの!?」
????(虎徹母)「･･････」

虎徹は泣いても許される


カウントはあと1分でーす

バーナビー「よし!」
虎徹「止まったのか!?」
バーナビー「あとは」
　「トラップを避けるだけです」
虎徹「は?」

はいぃ？


説明してもらおうか

バーナビー「雷管を挟んでケーブルが上下に2本」
　「どちらか正しい方を切断したら起爆装置は作動しなくなります」
虎徹「それって」
　「間違ってたら木端微塵ってことかよ!?」
バーナビー「そういう事です」

なるほどぉーよくわかりましたぁ！


それじゃさっさと『正しい方』のを切ってくれたまえ

バーナビー「それが分かればとっくに切ってます!」

ファーーーーーｗｗｗｗｗｗ


おいもう30秒ねーよ！？

虎徹「･･･上だ上切れ!」
バーナビー「根拠は!?」
虎徹「じゃあ下!」
バーナビー「勘で言わないで下さい!」
虎徹「俺の勘は当たるんだよ!」
バーナビー「巻き添えはごめんです!」
虎徹「セオリーとやらじゃどっちが正解なんだよ?」
バーナビー「今それを考えてるんです!」

あと10秒＼(^o^)／


下、切っちゃうか･･････！？

虎徹「おい!」
　「上だ!」
バーナビー「!!」

ぐっばいタイガー&バニーとこしえにーっ





以下次回コピペ用

#07 Go for broke!
当たって砕けろ!

#07 Go for broke!PART Ⅱ
当たって砕けろ!パート2

#07 Go for broke!PART Ⅲ
当たって砕けろ!パート3