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1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

機動戦士ガンダムAGE③セカンド・エイジ 原作/矢立肇・富野由悠季 著/小太刀右京 2012年6月1日 角川書店(4回目)

2019-03-10 08:46:02 | ガンダムAGE
非超能力者最強候補を目撃せよ→1回目2回目3回目



○ここまでのあらすじ
さらば青春!
ゼハート、衝撃の正体!


第四章


「ゼハートに、ロマリーの前で転がされて、それをそのままにはしておけない」
 という心情が根底にあるのは否定できないところであった。
アセム、地球への進学を蹴って連邦軍入り
だって男の子だもの仕方ないね
フリットも特に反対はせず、あっさりな反応でしたとさ


新兵たちに連邦の首相が激励の演説するよー
・・・・・・たかだか『ざっと百名』のガキども相手に世界のトップがわざわざ?
 兵器は作れても人手がない。だが、無人モビルスーツや無人艦隊の開発は、銀の杯条約によって厳しく制限を受けており、その技術そのものも封印されていたから、あらゆるコロニーと航路を防衛するための人員は常に不足し、定数を満たしている艦隊はダイヤモンドより貴重だった。
A.G.世界の兵隊事情
徹底的な『封印』、過去無人機によって何かあったとしか思えませんなぁ


新兵たちやその家族は『熱狂』していますが、
そうではない人達もいました
「で、お前としてはどうなんだ、ラーガン」
「もうちょっと場を選んで聞いてくれませんかね」
お、懐かし顔
ラーガンは教導団の隊長として新兵を鍛えたのでした
曰く、機体性能も含め『アンバット戦のオレよりは上手く操縦できますよ』とのこと


とはいっても
「結局のところ、自分を殺すつもりで飛んできたビームやミサイルの中で、訓練どおりのことをやる、ってのが人間の本能に反してますからね。ビビれば女のことを思い出す、死にたくもなくなる・・・・・・そんな連中に、冷静になれ、引き金を引け、というのがムチャなんです」
「誰も彼も、オレみたいに戦争が好きなわけじゃねえからな」
ウルフみたいなのは希少だから『撃墜王』になってる訳でね?


その辺は新兵全般の話として・・・・・・
今年の新兵には特殊な奴が1人いるね?
例の『御曹司』がさ?
「空間把握能力や火器管制能力、判断力についていえば、フリットより上かもしれません。例のXラウンダー適性にはまるで引っかかりませんでしたがね。あと一万時間も飛べば、いいパイロットになるんじゃないですか。ただ・・・・・・」
フリットを意識するあまり『自分の客観的な能力の把握がちぐはぐ』だそうで
ウルフに言わせると『思春期にはよくあること』だからそこはまぁ問題無い
現段階で『フリットより上かも』な能力があるって天才すぎじゃね?
フリットはXラウンダー能力も考えるとウルフと同等以上のパイロットだろうに
「フリットより上(になる)かも」と補完推奨?


とにかくアセムはパイロットとして、ロマリーはオペレーターとして、
ディーヴァへと配属されたのであります
(私たちの‶平和〟は、いつも見ないふりをしている‶戦争〟によって埋め合わされている――だから、私はせめて、お兄ちゃんからは眼をそらさずに生きよう――)
アセムの妹、ユノア・フリットの誓いでした


ディーヴァに配属された新米パイロットはアセムの他に、
ディケの娘で学生時代プチ・モビでアセムとライバルだったアリーサと、
海兵隊からの転属組(ただし『本格的なモビルスーツ戦の経験はない』)マックス
「何をボサッとしている! ここはプレアデスのお遊技場じゃねえんだ! まずは重力ブロックをノーマルスーツで駆け足! 五十周!」
ウェルカム トゥ ザ ヘル


それから何日たったのか――
シャワールームには模擬戦でバテバテになったアリーサの姿が
たまたま同じ時間にいたロマリーと会ってお喋りタイム●REC
(モビルスーツも女も多少アンバランスなほうがいい、よな、たぶん)
美形とされる造形はどこか1部分が平均から逸脱していると聞く


そんな訓練の日々でしたが、『祭り』の機会が来ました
しかし――
「出撃を許してもらえないんですか!?」
【悲報】新型ガンダムAGE-2、未完成
つまりパイロットのアセムは待機です


ウルフ隊長はもちろん同じ新米のアリーサやマックスは出撃なのになぁ(チラッ
 アセムは怯えた。
 何に怯えたかといえば、自分がガンダムとともに安全圏にいることで非難されることを恐れた。これを臆病だ、とののしることは出来ないだろう。思春期の少年にとって、怯懦であるとされることは、死より恐ろしいことだからだ。
みんな命懸けで戦ってるのになぁ(チラッ


アリーサとマックスは新型MSアデルに乗って出撃であります
『ガンダムの直接の量産型』であり例のウェア換装も再現という高性能機
そのパイロットに選ばれるだけの実力もある訳ですが、やっぱり初陣はね
しかもデータにない敵機が突撃してきたら誰だってビビる
「落ち着け! 新型だろうと何だろうと、目玉で見ていれば当てられるし切れる! 要は気合いだ!」
「隊長は、貴様ら二機は援護に徹しろ、と言っている」
通訳オブライト中尉、有能
ウルフが『オレとオブライトで仕留める!』と言うくらいだから操縦技術も確か


撃墜王の他に有能なベテランパイロットがいるんなら安心だね!
「フリゲート艦‶ドン・グァン〟大破、いえ、轟沈です! 電文、‶完全平和ノ悠久ナランコトヲ〟!」
「‶シュン・ドゥー〟航行不能!」
あかんやん・・・・・・


そりゃ艦長のミレース(!)中佐も指先を嚙みますわ
さーてどうしたもんかね
「カタパルトデッキからです! ガンダム、出撃すると言っています!」
「なんですって!?」
『アセム・アスノ伍長です!』
 フリットに似た利発そうな顔が、モニターごしにこちらを見ていた。生まれた直後、フリットに延々と写真を見せられた顔だ。十数年たってもわかるのだから、人生は業が深い。
フリットも人間だったというエピソードがさりげなく挿入


で、艦長の待機命令ひっくり返そうとしてるバカ伍長はどうしますかね
『オレだ! この件については責任は取る! 出させてやってくれ! ・・・・・・艦のダメージチェックをしたが、確かにこいつはヤバいかもしれん!』
整備士長が言うんなら仕方ないね


ガンダムAGE-2はアセム・アスノで行きます
「すごい・・・・・・! 前のガンダムとはパワーもスピードも段違いだ! これなら!」
ヒャッハー新型ガンダムがお通りだー


ガンダムの参戦を、あの男が確認したようです
「アセム、今度お前がここに出てきたのなら」
 暗礁宙域、デブリの中から、赤いモビルスーツが姿を現わす。ドラドに似たその機体は、血のように紅く染め上げられていた。
「私は・・・・・・お前を殺す!」
ゼハート『仮面』(ペルソナ)Ver.、新型MSゼイドラで出撃!


ガンダムを狙う真紅の機体にウルフが真っ先に気がつきましたが、
複数いるドラド・タイプの敵機をなかなか突破できません
(こいつら・・・・・・オレの動きを読んでいる!? フリットと同じXラウンダーという奴か! だが、これだけの数のXラウンダーが存在するものなのか?)
読まれているのに撃墜されないどころか撃墜する神業
これは撃墜王ですわ


とはいえ、さすがにその状態でガンダムの援護まではできません
つまり・・・・・・ガンダムAGE-2対ゼイドラ、ファイッ!
「私はヴェイガンだ! 私は、火星移民をいたぶるガンダムを撃破するためにここにいる!」
「ゼハートォ!」
「戦いたくないというなら、貴様が戦場から消えればいい! 退く覚悟すらない者が、私に!」
「!」
Xラウンダーであるゼハートの圧勝でした


最早これまでのところでウルフが間に合ったセフセフ
(なんと情けない・・・・・・! 甘さを隠すための仮面といいながら、これでは道化ではないか・・・・・・!)
アセムへの『優しすぎる』発言がブーメランな件


殺す気なら殺せてたからね・・・・・・それくらい圧勝だったんだ、うん
 見逃された。
かくしてガンダムAGE-2の初陣はご覧の有様なのでした



アセムとゼハートの戦いは始まったばかりであります(3巻は全七章)


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