杉下右京は、溺れ死んだ釣り人の検視をするために三宅島に降り立つ。美しい海に囲まれた島は火山噴火の影響で、有毒ガスが放出され続けていた。遺体にもガス中毒の症状が現れていたが、疑いを持った右京は謎を解くために18キロ離れた御蔵島へ向かう――。他1編を収録!!裏表紙より
小説オリジナルのお話が2編やでー
第1話 紺碧の墓標余計なこと以外をするんですよね(亀山並感)
「お前は検視をするだけだ。くれぐれも余計なことはするな」内村がダミ声で念押しする。
「わかりました。では、行ってまいります」
亀山が辞めた後、神戸が登場する前のお話
そんな訳で三宅島です
島の警察官・山本と共に『余計なこと』ではないこと、
つまり捜査を開始しました
「一九八三年の大噴火の際にはこの辺から噴火したんですよ。地下のマグマと池の水が触れ合って、すさまじい水蒸気爆発が起こり、池はひとたまりもなく吹き飛びました」地震雷火事噴火
釣りをしている最中に転んで頭を打ち気絶、
そのまま火山ガスを吸い続けてしまった結果中毒死、以上おわり
・・・・・・なんてね?
とりあえず今日は民宿に1泊するおー
右京は好奇心を刺激されると、なんにでも興味を持つ。このときもついおもしろそうだと思ってしまったために、その後しばらく三人の話につきあわされるはめになった。バードウォッチャーの3人組と知り合いになりました
なお全員野郎なので特に面白い展開はありません
浅見の光彦なり窓辺の太郎さんならヒロイン登場なんやろなぁ(溜息)
――すみません。仕事が立て込んでおり、返事が遅くなりました。米沢の使い勝手の良さは異常
死んだ釣り客・大山は御蔵島に用があったのかも?
そちらへ向かってみると、昨日会ったバードウォッチャーたちがいました
「褒められたことではありません。巣穴のなかは暗いでしょうから、フラッシュも焚くのでしょう。ヒナは脅えてしまうに違いありません。鳥を愛する人間のやるべきこととは到底思えませんね」えるしっているか
ペットを捨てるのは
飼い主
立ち入り禁止だとか私有地だとかそんなの関係ねぇカスども、
それがバードウォッチャー(偏見)
「いや、一般観光客に罰則はないんですな。国立公園なので、生き物を採取したり傷つけたりしたら罪に問えるが、そうでもなければなかなか難しいのが現状です。今回も厳重に注意してから解放しましたよ」違反金2億円くらい払わせればいいんじゃないの(てきとう)
なお
「大山の死を追っていたら、岡田というちょっと胡散臭そうな人物に行き当たり、その岡田を追おうとすると、こちらも死んでしまった。もう、なにがなんだかわからなくなりました」机を拳でコツコツ叩きながら、山本がぼやく。「不幸な事故と過失致死事件・・・・・・これは偶然なのでしょうか」バードウォッチャー(笑)の1人がドルフィンスイムに参加中溺れ死にました
不幸な事故と天罰でいいでしょめんどくさい
天罰に巻き込まれて『過失致死』扱いは避けられないであろう
ドルフィンスイムのガイド・木下夫妻はお気の毒さま
山本はもうお手上げ状態ですが、
右京さんと御蔵島の警察官・井上は――
どうやら、井上も右京と同じ考えのようだった。辺境の駐在所に勤務する定年間際の警察官とも思えない洞察力に、右京は敬意を感じていた。偶然で片づけるには不自然だろ警察的に考えて
それに比べて警視庁勤務の経験もある山本ェ・・・・・・
死んだ2人は知り合いで、どちらもただの観光にしては妙な行動をしていたと
釣りやバードなんちゃら以外に何か目的があって御蔵島に来たに違いない
いよいよ聞き覚えのない単語に、右京は苦笑を禁じ得なかった。右京さんにだって・・・・・・
わからないことぐらいある・・・・・・
離島で起きた2つの事件に杉下右京が挑む
「どうして? お金なんかなくったって、十分に幸せじゃないの」(´・ω・`)
第2話 野鳥とUFOなんと韓国編である韓国の犯罪者ども逃げてー
警視庁特命係はなんでも屋のような部署であった。他の部署の手に余る事件が持ち込まれることもあれば、どの部署も手を出したがらない案件を片付けねばならないこともある。人手が足りない部署の応援にも回るし、頼まれれば雑用でもなんでもやる。ある二月の木曜日、杉下右京が急遽韓国に飛ぶことになったのも、雑用のようなものだった。
なお神戸は風邪で欠勤使えねぇ
日本で逮捕された国際窃盗団が韓国で盗んだブツを返還するだけの簡単なお仕事
「日本の警察制度を学ぶために、一年間くらい研修で派遣されました。読み書きは苦手ですが、ひと通りは話すことができます」今回の臨時相棒は韓国警察の尹徳泰警監(警部相当)であります
盗品の持ち主・朴にブツを渡しておしまいと思いきや
「朴館長がUFOを見たと言い張るのです」そんなん警察に言われてもねー
「未確認飛行物体ですか?」
ねー?
「でも、本当にいいんですか、杉下さん。こんな雲をつかむような話ですけど」巻き込まれた尹徳泰ナムナム
「はい」右京が笑みを浮かべる。「そのような話には慣れていますので」
「いやあ、杉下さんのおかげでスピード解決ですよ。ありがとうございました」さすが右京さん僅か15ページで解決するなんて
「すべて真に受けるつもりですか。細かいことにこだわりすぎだと思いますが」何かの事件でアンタ犯人を怒鳴りつけたでしょうが!
「細かいことにこだわりすぎるのが、ぼくの悪い癖なのですよ」
「開き直るんじゃない!」って!
そんな訳で、本来日帰りで済むところを翌日も韓国にいる右京さん
「はい。ぼくのいる特命係という部署は暇を持て余していますからねえ」今回の滞在費用は警察の予算、
つまり税金から出ているのではないでしょうかねえ(白目)
そもそも普段勤務時間中に紅茶飲みながら読書してる税金泥棒係である
ところで韓国の米軍基地は随分街に近いんスね
「やりきれない事件でした。加害者のアメリカ人はアメリカ軍の検事により、アメリカ軍の法廷に起訴されました。そして、アメリカ軍の弁護士によって弁護され、アメリカ軍の陪審員によって氷結され、アメリカ軍の判事によって裁かれたのです。結果は無罪で、加害者は翌日アメリカへと出国したのです。これが、SOFA(韓米駐屯軍地位協定)の現実です」これのこと
世界の警察(笑)
右京さんは、鳥インフルエンザ騒動が起きた養鶏場で
野鳥も大量に死んでいたという話が気になりました
どうやら野鳥の方は鳥インフルエンザにかかっていない模様
大量死の謎を解くため尹徳泰と別行動を取っていると――
これでこのドームと野鳥の大量死がつながる。右京が小鳥を拾い上げたとき、ドアが開いて、棒切れのような物を振り上げた男が駆け込んできた。あっ
電話口の向こうから小さく舌打ちする音が聞こえた。神戸の扱いワロタ