BLACK JACK➐ 手塚治虫 1993年8月20日 秋田書店

そもそも1巻からじゃないところでお察しください

Birds To The Rescue　鳥たちと野郎ども

ある鳥は愛するわが子に危険がせまるとわざと敵の前へ姿をさらして注意をむけさせ別の方へおびきだして子どもを助けようとするという････････････

つまり例の「負けるわけにはいかない」発言はコレやねん(?)

BJ「おまえさんがなんだろうと知ったこっちゃないがね････････････」
　「いやしくも私ァ自分の患者を見殺しにしたことはないんだっ!!」

田舎ヤクザの脅しに屈するBJ様じゃねーや！
おとといきやがれ！

Burning Revenge　灰色の館

BJ「医者は人のからだはなおせても･･･････････････」
　「ゆがんだ心の底まではなおせん」

そーゆーのは宗教へどうぞ(必ずなおるとは言ってない)

Feline Family　ネコと庄造と

伴　もちろん土地会社から補償や慰謝料は出ましたよ
　しかし死んだ人はかえりませんし庄造さんの頭もなおりません

それな･･････(´・ω・｀)

事故の後遺症で猫を家族と思い込んでいる庄造を手術して、
土地会社から手術料をふんだくったBJでしたとさ( ^ｗ^)

なお全てを思い出した庄造は1人で町を離れ――

庄造「いや････････････歩こう･････････」

　「おいで洋子」

やっぱり飼うなら猫だにゃー

The Price Of Pollution　ふたりのピノコ

BJ「あれは一年前だったなあんまりかわいい写真だからモデルにしたんだっけ･･････」
　「もしかしたら写真の主はあの子かもしれん･･････それなら･･･あの子はピノコに似ているわけだ････････････」

BJはピノコの顔のモデルにした少女・ロミを偶然発見。


ロミと仲良くなり、ピノコと会わせることを約束したBJ。
しかし、ロミの体は公害に侵されており･･････

ロミ「先生･･････好きよ」
　「ロミもお医者になるよね」
　「そしたら ずーっとお友だちでいられるもん･････････」

ああっ

怒りでも憤りでも呼び方は何でもいい、
そういった感情を持てないようではお話にならんのだ！

Unexploded Bomb　不発弾

BJ「ここは島の中央でどの海岸からもまん中の地点だ」
　「海岸のどこかに船が一そうあるその船へたどりつければ無事に帰れるが･････････」
　「それじゃあゲームにならないこのちっぽけな島の中に五百五十五個の地雷がうめてあるのだよ」

とても楽しそうな『ゲーム』！！


チャレンジャーは井立原さんでーす！

井立原「･･･そういえば･･･」
　「思い出したぞ!!」
　あれは･･･たしか･･･曲がり浜の海岸ぞいの道だった･･･
　わしはあのころ自衛隊の特別作業班で
　不発弾の処理にあたっていたんだ

(´・∀・｀)ﾍｰ
井立原含む当時の関係者が杜撰な仕事をした結果、
3年後に除去し損ねていた不発弾がどかーん。
その土地に住んでいた一家は、母親が死亡し息子は重傷、
爆発の際不在だった父親はそのまま失踪したそうであります。


なお井立原は結局ゲームをクリアできませんでしたm9(^Д^)
そしてBJは失敗した井立原を治療してあげましたとさ

BJ「金にあかせて息子は犯人をさがしまわった」
　「そして事件の関係者が五人いることをつきとめたのだ」
　「その五人に少年は彼自身審判をくだしたのだ」

とある少年の最終審判


そんな訳で、1人、片づきました。

BJ「おかあさん･･････････････････」

(´・ω・｀)

Brotherly Love　おとうと

英三「一年間わしの息子ということにしてくだされば二千万円さしあげる」

超一流になるとヘンテコな依頼もあったりなかったりよねー。


かつて兄・英一の努力を全て無駄にした英三。
そこまでは、まぁ仕方ない。
死んだ父親との約束を盾に、英三の意志や適性を無視した英一が悪い。
でも――

英一　わしはガクゼンとなったおまえはいつのまにか大会社の社長で しかも
　わしのやっている商売と同じ･･････いや 商売ガタキになったではないか!!

これはないわー･･････
いやもうホント英一が健康な時なら間違いなくぶん殴ってるよね
むしろ英一の代わりに殴りにいこうぜってもんですわ


現在、英一はガンであります。
しかも既に2回も手術をしたけど結果はよろしくない系。
そんなところに裏切り者のカス野郎がなんの話だ帰れ帰れ

英三「たしかにわしは医者にはならなかったけど」
　「わしのせがれを医者にしたんだよにいさん･･････」
英一「なにっ」
英三「わしはせめてわしのかわりをと思って･････････」
　「せがれの英治をコロンビア大学へ留学させた」
　「それが帰ってきたんだ」

ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ


そんな訳で、いよいよ『せがれ』（笑）が執刀医となる手術の日よー

英三「これがわしの･･･」
英一「ブラック・ジャックとかいう先生かい」

『子どもだましの手』、片腹痛し！

英一「わしゃァニセ息子なんかに用はないっ!!」
　「おまえは息子に手術をさせるといったぞ」
　「ほんものの息子だっ」

　「なァブラック・ジャック先生そうでしょう?」

逆転からのー･･････(´;∀;)

Blood Connection　上と下

BJ「私はこないだの手術代のツリを持ってきただけだ」

（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ

The Milk Monkey　戦場ガ原のゴリベエ

????(患者の母親)「あの･･････弁護士に相談して･･･」
BJ「法律的にやってこられちゃまずいねえ」

『まずいねえ』ってわりに機嫌良さそうなBJ。
ちょっといいことあったからね

BJ「クソッタレめ!!」

台無し感が酷いお話でした(殺意)

Tenacious Black Jack　黒潮号メモ

BJ「医者としてこのままじゃすまさんぜ」

有言実行の男・BJ。

BJ「おれのほしいのは誠意だ!!」

超一流ほど「人間」を見るのである。

Black And White　白い正義

????(マフィアA)「しぶといヤツだサザエみたいに口をあかねえ」

自身がボコられても一切抵抗しなかったBJでしたが･･････

BJ「なにをするかーッ」

おれはおこったぞー！！

白拍子「･･････････････････」
BJ「わかったかい大先生」
　「患者はね･･････いい人間ばっかりとはかぎらないんですぜ」

白拍子しっているか
わるいやつも
けがやびょうきをする


ピノコの命懸けの通報がなければ、
白拍子の病院で惨劇が起きていたことでしょう･･････

白拍子「私の責任だっ私が命をかけてもなおす!!」
　「うちの病院で治療させてくれ!!」
BJ「ふざけちゃいけないね」
　「おまえさんはなんでもかんでも私からフンだくる気なのかい!」
　「帰ってくれ」
　「この子は私のものだっ」

(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ

Home To The Hills　一ぴきだけの丘

BJ「私はそんな寄付するような金は持ちあわせていません」

9ページ後↓

BJ「ちょっと気が変わりましたよ一億円ほど会に寄付させてもらいますよ」

命の借りは返すが礼儀クマー

BJ「できることなら生きろよタロー」

(´・ω・｀)

Cloudy,Later Fair　曇りのち晴れ

????(嘱託医)「では私はこれで」
????(患者の息子)「えっ?先生どこへいくんですか」
　「まだ手当てすまないのに!」
????(嘱託医)「お昼からこのホテルはストなんだ」

あーストなら仕方なねーよwwwwww
･･････え？ない、よね？

BJ「ストかなんか知らないが」
　「気楽な商売だなあんた」

融通きかなすぎワロエナイ


そんなわけで、偶然居合わせたBJが落雷の中で全部解決しました。

BJ「こういうことはよくあるもんでね」

備えあれば患いなし

Hurricane　ハリケーン

BJ「たぶん膵臓ガンだもう手おくれですよ」
クロスワード「ホよういうた」

再発しまくって年齢も年齢だからもう無理ぽ

クロスワード「ホッ ホッ ホッ ホーこうズケズケとはっきりしたことをいう医者ははじめてじゃ」
　「いままでわしをみたやつはみんな ビクビクペコペコして」
　「ちからを落とすなきっとなおると心にもないことをぬかしおった」

最近は本人告知が多いと聞くけど、
それの良し悪しは本人の性格次第だよなぁ･･････。


遺言状待ちしていたクロスワードの若い嫁とその愛人は、
ハリケーンの直撃を恐れて逃げ出しました。

クロスワード「いってしもうた･･･････････････先生 結局わしは あんたを地獄の道づれにしてしもうたなァ･･･････････････」

どっこい、プロは命を簡単にあきらめないのである。

クロスワード「それが人生かもしれんな」

ジンセイサイオウガーの複勝を3千円

Race Against Time　タイムアウト

????(救急病院の医者)「手術台の上でもないし 子どもは鉄材のあいだなんだぞ!」
　「消毒も無理だし輸血だって･･････」
BJ「けが人が手足を切り落とすのはたいてい職場か道ばただ」
　「そういう場合だって手術でつなぐことは十分可能です」

その発想はなかったッ！！

????(槍杉建設の社長)「先生あれはたんにこっちの誠意をいったまでです」

ドラレコ搭載考えちゃうな･･････
やっすいのは3千円からだけどハズレも少なくないような印象。
いっそまともな奴が義務化されねーかな(´・ω・｀)


神業に歓喜し、ゴミ野郎の態度にモヤっとしてからの締めは――

BJ「いただいておこう」
　「五千万円のかわりだ」

「救い」のあるなしで読後感てだいぶ違うよね。




「ふたりのピノコ」は全ての人間が読むべき。
教科書の公害のとこに載せるべき。そして読むべき。