非行少年一万人余と苦楽を共にしてきて得た結論は、非行の火種は幼児期に消さなければならないということだ。生まれたとき無地であった子供に色をつけるのは、周囲の大人たちである。それは最も身近な親であり、教師である場合もある。不良少年は一人もいない、みんな不幸少年だ。非行と決別する処方箋。裏表紙より。
そういう予定は無いから勘違い(以下略)
第1章 家庭内暴力に走った少年の家族関係え、あの・・・・・・ギャグ?
「きょう家にも帰れないので、そのままご相談に伺ったわけです」と、以上のことをえんえん話されたのであった。
もうヒドイっていうかバカじゃねーのってレベルなんだけど、え、実話?
そういう家庭の例がいっぱい出てくるんだからもうね(´・ω・`)
第2章 子供をダメにする親――12のタイプ『人見知り』する・しない、その理由。
乳児を十分抱かなかった母親――人見知りをしない子供
母親が子供を暖かく抱いて育てることによって、その子供の心の中に、母親によって織られた心の生地ができあがる。そして、その心の生地が子どもの心をしっかり包みこむ。だから防衛本能が働き、他人をいやがり、お母さんにしがみつく。お母さんにあまり抱かれず、他の人にまかせられて育った子供には、母親の心の生地ができていないため、お母さんも他人も同じように思えて‶人見知り〟をしないのである。
「『人見知り』しなかった者が全て非行に走るとは限らん」
「しかし!」
「非行に走った者は皆すべからく『人見知り』しておらん!!」
実際に一万人見て、その『多く』がそうだったってさ。
これって「最悪の育児書」ことスポ某博士()のせいだっけ?
さて、そいじゃ全部ママンが悪いの?って、そんなことはない。
幼児期に子供と遊ばなかった父親1つは『幼児期に溺愛』(された結果『わがまま』)。
この登校拒否のケースの相談をうけているうちに、不思議な共通点が二つあることを発見した。
もう1つは―
2 幼児期にほとんどお父さんと遊んでいない。子供というものは、人格の土台ができる幼児期に、お父さんと遊ぶことによって、男性のたくましさ、頼もしさというものを、遊びの中で学んでいくのである。父子の絆は叱ったり、説教したりの口先だけでつくられるものではない。ともに父子が汗水流して、遊ぶことの中から父子の絆はつくられるのである。ママンもパパンも、『基礎工事』で『手抜き』があると、
後々ヒジョーにメンドイことになるんじゃよ。
タイプ2 ホイホイガミガミ型夏休みのあさがお以外にも、いっそ植物の世話を授業でやろう(提案)
溺愛から非行へのプロセス
植物に水や肥料は必要である。子供を育てるのに親の愛情は不可欠なものである。しかし、水や肥料を与えすぎると、植物は根腐れする。
タイプ3 ベッタリ型とてもわかりやすい解説!
家庭内暴力の被害者は誰か
甘やかした者が、将来わが子から殴られる比率が高い。子供ベッタリの親が、いちばんたくさん殴られるのだ。
あんまりベッタリされると、子供はうっとうしいのだ!
ベッタリしてその見返りを求めるなら、ネトゲのペットでガマンしとけ、な?
タイプ8 恩着せ型さぁさぁみなさんご一緒に!
誕生日のプレゼント
親たちは取越し苦労をする。勉強して、良い大学に入って、一流企業に就職して・・・・・・。
そうすれば、自分たちの老後は安泰であるという、親のエゴが無意識のうちにかくされていないだろうか。
一言多い・・・・・・。その奥にはいつも取越し苦労という魔物が潜んでいる。一言いわなければ、恩に着せなければ、親自身が不安で仕方がないのである。
せーの・・・・・・エゴだよそれは!!
タイプ9 早よしい型(せきたて型)ダメだこいつ・・・早くなんとかしないと・・・
毎朝起こさないと起きない高校一年生
なぜ、自分の力で起きるようにしつけられないのか! 問題児の大半が、毎朝、母親に起こされているのである。しかも、この母親、
「私は子供を甘やかした覚えはありません」
という。毎朝、起こさなければ起きられない子供に育てていて、‶よくも甘やかしたおぼえはない〟といったものだ!
目覚まし鳴ったらカーテン開けるようにしつければおk
切り札はタイマーつきデスクライト(5000円くらい)。
そんな感じに12のタイプを解説して、
最後に第1章に出た「武夫」の家庭をまとめると
「武夫」の場合は、子供をダメにする親のタイプ十二項目のすべてを具備した典型といえよう。各タイプの「親の」問題行動は、複数同時に成立することもあるのじゃよ・・・・・・
挙句のはて、両親は手塩にかけたわが子から木刀で頭をかち割られたのであった。うわあああ((;゜д゜))ああああ
『かち割られ』たくない人は、読もう!
真面目な本を茶化す悪い癖が出始めているのでこの辺で。
予定は無いんだしナ。
以下、
『第3章 子供のタメにならない教師――10のタイプ』
『第4章 試験観察をもっと活用しよう』
『第5章 カウンセリングの実際』
『第6章 ダメな子供をつくらないために』
こんな感じ。
おわりにこういうのは「古いデータ」と軽んじることはできない、はず。
無知ほど大きな罪はない。親がどれほど無知なるかゆえに、わが子をそこなってきたか!
今一度、自らの子育てのあり方を謙虚にふり返っていただきたいのだ! 子供は生まれるとき、親を選ぶことができない。選ばれた親は、その子がすこやかに育つよう細心の努力を傾けたいものである。