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今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

会社は毎日つぶれている 西村英俊 2009年1月8日 日本経済新聞出版社

2016-05-04 06:01:49 | 仕事
会社経営は常在戦場、毎日毎日が非常時だ。どんなに斬新なビジネスモデルも少しずつ陳腐化し、トップの小さな油断は、会社の膨大なリスクとなってはね返ってくる。六千億円もの不良資産を抱えた大手商社を再建した著者が語る、双日初代社長としての心構えと矜持。
裏表紙より。
近いうち社長になる予定がある訳じゃねーけどね?



第一章 社長は会社を、ブッシュは合衆国をつぶす

成長の前にまず「つぶさないこと」
 会社というものは、どの会社もいつもつぶれかかっています。いや、毎日毎日つぶれています。正確に言うと今日突然つぶれることもありますし、昨日も今日もそしてまた明日も少しずつ少しずつ、部分的に痛んでいってその傷に耐えられなくなった日に破綻するということもあります。
いつから会社がつぶれないと錯覚していた?
「内定先が大学卒業したら無くなってた」という話だってなくはない。


 そしてどんなケースであったにせよ、つぶれたという結果の全責任を負うのが社長、あなたです。覚悟のほどはよろしいでしょうね。
フトシ「前置きはいい」
琥太郎「さっさと始めようぜ・・・」



社長の責任と醍醐味
 会社の中で毎日毎日、あのリスクこのリスクと言いたてている社長はいません。だから、あなたが前の社長が言うのを聞いたことがないのも当然です。社長がいつもあれが危ない、これが危険だと言い回っていたら、それこそ風評リスクでその会社がその会社はつぶれます。つぶれる前に社員がいなくなります。危機を察知するのも社長なら、危機を脱するのも社長です。だけど社長は危機を察知したからといって、「危険だ、危険だ」と吹聴し危機を増幅することはしません。これが社長の二面性です。社長と他の役職員との違うところ、社長と副社長の違うところです。
「ナンバー1」と「それ以外」の違い。
キミは「だから面白い(ニヤッ)」となれるか!?




第2章 なぜ、人員整理を一番先にしようとするのか

本当の原因は別にある

 スピーディな対策は不可欠で重要な経営者の素質ですが、原因を突かない、性急で一方的、画一的ないわゆる合理化策というのは会社を疲れさせ停滞させてしまいます。合理化すなわち人員削減というのでは、優秀な人材から会社を去り、会社の戦力は一層下がります。会社の成績はいよいよ絶望的、やっぱり行き詰って会社はつぶれることになるのです。
(残した『優秀な人材』に)キミ達もっと頑張ってくれな!→(゜ω゜)オコトワリシマス
「我が社がこの先生きのこるには」を考えてるのが社長だけだったら、
そういう状況になるのも当然といえば当然だよネ。




第5章 意思決定を遅くする水田稲作文化

「情報を上げよ」だけでは動かない

 社内の情報を握り込ませない。会社の中の風通しをよくする。などという言葉は多くの平凡な会社で聞くことであり、社内で求められていることではありますが、なかなかうまくいかないのが実態です。社長が情報の収集、集中に熱心になって見せ、現場レベルの情報を要求し、世界中からの、そして世間一般の情報を合わせて分析しリスク対応をしていく場に臨むという態度があってはじめて、社内がついてくるのです。情報を上げよという一片の命令では動かないことを銘記すべきです。
「下から上」を求めるなら「上から下」も徹底して欲しいなぁというのはまぁ思うよね。
何ソレ聞イタ時ナイヨ




第12章 法律の上位にある倫理とモラル

順法性・人間性 三つのレベル
『レベル0』→『法を守れないレベル』、
『レベル1』→『人間として認められる最低のレベル』、
『レベル2』→『他人に迷惑をかけないというレベル』と続き・・・・・・

 そしてレベル3、これが社長、あなたには持っていてほしい順法のレベルです。順法と言っても、国会などが定めた法律ではなく、人間が人間性を持って定めた暗黙のルールです。このレベルが言うのは人間の心として全く指弾を感じることなく疑問の余地なく生きることができる順法です。つまり自分自身の心に従って何の迷いもなく従える正道、自らの「心に愧じることのない」というレベルです。日本語では倫理と言いますし、英語ではエシカル(ethical)と言います。
オテントサマが見ているのじゃよ。


 この会社をつぶす責任、それは全くすべて社長あなたにあるのですよ。社長がレベル3の倫理、すなわち心に愧じない、またはせめてレベル2、人に迷惑をかけないという社会的に存在を尊敬されるレベルにあれば、部下が少々間違ってもレベル1、合法的なところにとどまっていることができるのです。社長は社会的規範であって、社員のモラルを高めるこの規範によって会社がつぶれることから救う立場にあると理解して下さい。
やっぱり『尊敬』がないと・・・・・・(´・ω・`)モウドウニデモナーレ




読者に度々「社長」と呼びかけるスタイルが面白い。
「社長」に向けた本だから、「あなたが」だけだと
「なんだこのヤロー、オレは社長だぞ!」となる可能性があるんだろうね。
(そしておそらく「これを読むべき社長」ほどそういうタイプが多い)

「社長」の本。
ラ「フームなるほどムムム・・・・・・」
ラ「これは注意深く読むべき本だよ」
まぁ近いうち(※半世紀以内)社長になる予定がある訳じゃねーけどね?

将の器 参謀の器 あなたはどちらの‶才覚〟を持っているか 童門冬二 2001年10月20日 青春出版社

2016-02-25 05:38:49 | 仕事
武将に学ぶ「自分」の貫き方!
あなたは“将(リーダー)”の器か、
それとも“参謀(ブレイン)”の器か?
帯より。
2択の題名って、たいてい「できる(良い)・できない(悪い)」の2択なんだけど・・・・・・
どっちも良さげな2択。
これは練られた題名っスなぁ。こんなエサにクマー
元の本は1999年「将の器 参謀の器」。



はじめに――あなたもりっぱな将であり、参謀です

 いまはだれもが将であり参謀である時代だ。そうなるにはどうすればいいか。それを歴史のなかから、親しみのある人物の身近な行動に光をあてなおして、探ってみたのがこの本だ。どうか、
「なんだ、自分もりっぱな将であり、参謀だ」
 という自信とよろこびを読みとっていただきたい。とくに若いひとたちにそれを期待したい。
おまかせーぃ。




1章 将たる器とは

 小心者のやる気を鼓舞する術

(オレのような臆病者でも、大将のお役に立つことができるのだ)
「風林火山」武田信玄、その人材活用術。
バカとなんとかは使いよう。




2章 参謀たる器とは

 労働の動機づけ三つの条件
 いまの若い人たちの労働に対するモチベーション(動機づけ)は、つぎの三条件に対する納得だといわれる。
 このことは、働き手が属する組織に対する意識を強く持つか、あるいはロイヤリティを持つかとは別問題で、人間の働く場にはつねに存在してきたものだ。いまに始まったことではない。戦国時代でも同じである。
「「納得」は全てに優先するぜッ!!」
『目的の把握』
『寄与度あるいは貢献度の認識』
『公平な評価』
なお年齢に関係無く仕事の質を左右する模様。




3章 前例をあえて打ち破る

 閉塞の時代に望まれる参謀の資質

「悪いしきたりは破ろう」
 吉宗は事もなげにいい捨てた。
キャー、吉宗サマ、イケメン!いや、イケ将!




4章 時代の先を読みきる

 すべての人に道標を与えることがトップの役割

 組織員全体が、目的を達成していくためには、
「仕事に対する納得」
 が必要だ。そしてこの納得にはつぎの三つの条件が必要だ。
「「納得」は全てに優先するぜッ!!」(2回目)
『目的』
『寄与度』
『評価』
大事なことは繰り返すスタイル。



 ‶井の中〟から抜け出すために

「分かったか? 薩摩藩のカエル」
斉彬サン、マジパネェっス!

「くり返すが、わたしはおまえの正義感を高く買う。その正義感をいつまでも失うな」
西南戦争はその果てなのん・・・・・・?


島津斉彬の下で『自分の頭をガンガンと叩いた』西郷隆盛。
力をつけて藩から『日本の政界』へ活躍の場を移すも、斉彬の急死で失脚。
2回の流罪を経た後、辿り着いた『大きな目標』は・・・・・・
「敬天愛人」
 の思想である。つまり、
「天を敬い、民を愛する」
 ことが、政治家がもっとも大事にしなければいけないことだと考える。これがかれの生涯を通づる政治理念になる。
こういう偶然はホントなんか色々考えちゃうワー・・・・・・。




歴史上の人物のエピソードで学ぶ「将」の姿と「参謀」の姿。
『若いひとたち』には特に4章オススメ。読めば心当たりがあるであろう・・・・・・。

職場の理不尽 めげないヒント45 石原壮一郎 岸良祐司 2012年9月20日 新潮社

2015-12-01 06:28:11 | 仕事
無能な上司にゲンナリ、「仕事ができる」と勘違いしている同僚にイライラ、「ゆとり世代」でやる気のない後輩にトホホ、合コン三昧の社長にムカムカ・・・・・・それでも仕事があるだけマシと思って耐えるべきなのか?! 真面目に働く人ほどぶつかってしまう「理不尽」なお悩みを、人気コラムニストと経営コンサルタントの二人が解決します。今日もあなたがめげずに働き続けるための、会社処世術の決定版。
前袖より。
(#^ω^)




1 汝の名は上司

   それはおまえの仕事だろ!

Q 管理職って何のために高給をとっているのか、はなはだ疑問です。
 仕方なく残業する羽目になった私の横を、「じゃあね~、お先~」と悪びれもせずに定時で帰っていく後ろ姿を見ていたら、思わず呪い殺したくなりました。人に仕事を振っておいて、あたかも自分は仕事の手際がよいと自慢げな上司の顔を見るたびに、気分が悪くなります。他にも犠牲になっている若手は大勢います。大きなミスでもして左遷されればいいのにと、性格の悪いことを願わずにはいられません。
『呪い殺した』なら使ってもいいッ!

こういう本もあるけれど、
意味がちょっと違うよねぇ、下に押しつけるだけってのは。


A 振られる前に上司の先手を取る

 仕事をするときに「この仕事の目的は何だろう」と考えてみるのもよいだろう。その意味がわかることで、つまらなく思えた作業に大切な目的があることに気づくこともある。目的がわかると、それを考えて作業するので、仕事の質も高まる。管理職の仕事は、いつか自分が偉くなったらやる仕事。管理職の仕事の目的を考えることは、偉くなった時のよい訓練にもなる。
「管理職になってから」管理職向けの研修行かせるのっておかしいよね・・・・・・?
昇進させる前に教育しなよ(´・ω・)
失敗続きで本人はストレス、混乱続いて下もストレス、
もちろん成果は上がらす上にだってストレス。
誰も幸せになれない。




3 女が働く時

   「オンナ」だからじゃありません!

Q 女性だから得したことより、むしろ損したことの方がはるかに多いと思います。自分を認めてもらうために、男性社員の三倍は頑張ることを自分に課して働いてきました。それでも悔しいことばかりです。どこまでやっても、女性は正当に評価されないのでしょうか。
A 他人でなく自分の基準で生きよう

「女性は正当に評価されないのでしょうか」というご質問ですが、その答えは「YES」です。ただ、「男性」も「今どきの若者」も、そして「中高年のオヤジ」も、けっして正当に評価されてはいません。それぞれに偏見を持たれたり、評価する側の都合に左右されたりしています。
「女性のほうが正当に評価されづらい」と主張したい方もいるかもしれませんが、そこを比べても意味はありません。「そんなの間違っている!」とか「自分のほうが被害が大きい!」と訴えることで戦っている気になるのは、一種の現実逃避です。
ううむ、『一種の現実逃避』か。
「他人を落とそうとする奴」は、相手の性別とか年齢とか関係無いもんなー。
女に「枕営業乙」なんて言う奴は、男には「ゴマスリ乙」とでも言うだろうて。


 他人の評価を期待すると、どう言われたところで「そうじゃないんだけどな」と違和感を覚えたり、「わかってくれない」と不満を覚えたりといった無間地獄に陥りがち。自分を正当に、そして十分に評価してあげられるのは自分だけです。
つまり・・・・・・
所詮誰一人としてこの俺の強さには
ついては来れないという訳だ!!!
・・・・・・という訳だ☆(ゝω・)v




6 会社の中の困った人々

   働かないおじさん

Q おじさんって本当に働かないですよね。
 暇そうにネットや雑誌、新聞ばかり見て、バイトの子を大声で偉そうに呼びつける姿を見る度に「家でももてあまされてるんだろうな」と思うくらいしか、溜飲の下げようがありません。この怒り、どこにぶつければいいのでしょうか。
めっちゃ勝ち組ですやん。
・・・・・・会社が傾いたら最初に危ない位置な気はするけど。


A 「怒っている自分」に酔わない

 相手にぶつけないんだったら、怒りなんて持っていても邪魔なだけ。「怒っている自分」の勇ましさに酔っていたって、何も解決しません。あの手この手で怒りを消滅させるのが、大人としての勇敢な戦い方です。
「冷静になるんだ!」
「怒りに唆されているうちは、真の企業戦士(ファイター)にはなれんぞ!」

「勇敢=ユーカン=You can」なんつって。




7 労働基準法って何ですか?

   告げ口したくありません

Q 業績の悪化でリストラが続いています。
 上司は「あいつは評判悪いんだってな。誰それが言ってたぞ」と実名を挙げて同調を求めてきます。答えないと私の評価がまた悪くなるし、答えれば、他の人に伝わって職場の人間関係がさらにギスギスしそうです。そんな上司からクビにすればいいのにと思うのですが。
これは無能すぎる・・・・・・
『あいつ』はおろか『誰それ』まで下に話すのは、無いわー


A 首切りの「原因」を切る話をしよう

 そもそも、リストラを招いたのは業績の悪化が原因。業績の向上なしにはリストラは止まらない。本当は、業績を上げるための議論にもっと時間を割くべきなのだ。
全くその通りだけど、この上司は切った方がいいよね。
確実に下の人間の生産性を下げてるから。
その様で給与は下より高いはず。
会社のためにも真にリストラすべき対象ですよ。

 ギスギスよりも、ワクワク。リストラで人のクビを切る議論よりも、悪い連鎖を断ち切る議論にすり替えてしまったらどうだろうか。
そんなメンドクサイことヤダーってリストラに走るんじゃないの?




8 好意とハラスメントの狭間で

   部下と割り勘

Q 部下や後輩とよく飲みに行きます。
 でも、ある時同期が「○○が年下の女の子も誘って飲みに行ったのに割り勘にしたんだって。あの人はケチだって言われてたぞ。若いのは給料安いんだから、気遣えばいいのにな」と言うのです。しかも場所が格安のチェーンの居酒屋だったそうで、「店の選択がありえない」とも言われていたそうです。以来、無理してでも奢るようにしていますが、自分には子供もいるし、家のローンや教育費もあるし、かみさんは専業主婦だから小遣いも少ない。全部奢るのはきついです。独身のやつの方がよっぽど金持ってますよ。それでも、やっぱり奢りじゃないとダメなんですかね。
(。´・ω・)?
若いのを気遣って、『割り勘』で『格安のチェーンの居酒屋』なんじゃあ・・・・・・?
「部下との飲み会」と「合コン」の話がゴッチャになってねっスか。


A 「ええカッコしい」で「ケチ」ですね

 部下や後輩を持つ年代の人にとって、この問題は極めて切実です。今こうしているあいだにも、迷った末に「ここは俺が出すよ」と財布を開いている上司や、後輩との食事を割り勘にしたのはいいけど、それでよかったのかウジウジ考えている先輩が、全国各地に多数存在していることでしょう。私も、ことあるごとに苦悩しています。
 そういう人たちと同じように、つい無理しておごってしまうあなたは、間違いなく「ええカッコしい」だし、それでいてあとでクヨクヨ考える「ケチ」でもあります。でも、いいじゃないですか。人間だもの。
忘れ物ですよ、(´・ω・)つ「みつを」


 かつて自分も先輩におごってもらったことに思いをはせ、間接的に恩返しをしていることにロマンや自己満足を覚えるのもいいでしょう。「年下の女の子」が「さすが○○さんとは違うなあ」と感心しているはずだと信じても、バチは当たりません。
負の連鎖を断ち切ってもいいのよ?
あと後半、やめてよ・・・・・・哀しくなる。





「悩みは古典芸能だ」――あとがきがわりの特別対談〔石原壮一郎×岸良祐司〕

石原 いちおう「大人」の専門家として言わせて頂ければ、諦めることを大人と呼ぶならば、それは幸せな大人ではないですよね。
おれはそれでもと言い続けるぞ!マリーダさーんッ!!」ですね、わかります。


岸良 人や会社の成長を阻むのは「人のせい」にする思考法です。これには二種類あって「あいつのせいで問題がおきた」とするパターンと、「あの優秀な人だからできる」とするパターンがあります。
 あいつのせいと言っても問題が解決しないのは勿論ですが、優秀な人だから、特別な人だからといって、その人がなぜその仕事を成し遂げたのかを分析しなければ、成長のメソッドを普遍化できません。できる人には必ず理由があります。それを認めずに特別扱いをしたままだと、結果的に皆が学ぶ機会を失ったままになってしまう。
できない人にも『必ず理由あります』。
せいせいせい!フォー!!





相談について茶化したような回答もあったりなかったり。
「少し気を抜きたまえよ」というメッセージ・・・・・・かなぁ。
落ち込みMAXな人だと「だからそれはできねぇんだよぉぉぉ」となるかも。

デキる上司は定時に帰る 小松俊明 2012年10月19日 PHP研究所

2015-11-24 06:34:49 | 仕事
「お先に失礼します」と言ってさっさと帰っていく若手社員。「君ならできる」と言って無茶なノルマを押しつけてくる経営陣。本書は、その狭間で苦闘を続けている中間管理職を救う本です。部下の能力を引き出し、彼らを「自分に不労所得をもたらしてくれる存在」に育て上げるにはどうすればいいか。そのための実戦的ノウハウが満載。これ1冊で、「上司はつらいよ」が「上司は楽しい」に変わります!
裏表紙より。
字面がなんかイヤだな、『不労所得をもたらしてくれる存在』て。
元の本は2006年7月(あさ出版)。




はじめに

『デキる上司は定時に帰る』なんて、変なタイトルだなあと感じた人もいるかもしれませんが、今から本書の狙いと内容について、ご説明したいと思います。ここまで読んでくださったのであれば、ご縁があるということですから、もう少しお付き合いください。
『ここまで』→11行
腰の低い入り方だなあ。
ソッチの方が珍しい。


「上司はつらいよ」と、泣き言のひとつも言いたいところでしょう。
 そんな上司の皆さん、また、これからその大変な上司になろうという皆さん、あるいは、最初に提示した「人間関係」「キャリア」「長時間労働」のどれかに悩んでいる人に、私は本書を読んでほしいと思います。そして、今より物事をちょっとだけ合理的に考えるきっかけを見つけてほしいのです。
・・・・・・だ、そうです。
合理的!合理的!




第1章 デキる上司の「イマドキ事情」

アメリカ流の上司・部下関係は
意外とウェット!?


◉休日に上司がホームパーティーを開く理由

 うがった見方をすれば、これこそ上司の「作戦」だと言えるかもしれません。バーべキューパーティーを催すくらいで部下が結果を出してくれれば、こんな安い投資はないからです。
え、ヤだよ(´・ω・`)
この本読まれると困るな、マネされるとイヤンな感じ。



もう旧タイプの上司では
やっていけない現実


◉40代の「常識」は、20代の「非常識」

 時代の変化とともに、部下が求める上司像も変わってきました。今はあまりに熱く強引な手法をとれば、途端に部下から距離を置かれてしまうでしょう。

 では、イマドキの上司になるにはどうすればいいのか?
 結論から言うと、職場には圧倒的な「世代間ギャップ」が存在するという大前提を頭に入れて発言したり、行動したりすることです。
この先円周率がやくみつる、違った、約3の世代が登場する(もうしている?)わけですよ。
飲みだのメールだの、合わないことはいくらでもあることでしょう。




第2章 デキる上司の「基本8条件」

条件①
「具体的な指示」を出しているか?

◉指示内容を確認されるのはダメ上司

 例えば、部下にコピーを頼むと、「何部ですか?」とよく質問されることはないでしょうか?
 思い当たる人は要注意です。結果的に部下が質問してくれるから仕事が進むものの、大切な事柄が抜けた状態で仕事を依頼していることになるからです。
(※11月26日修正・「なにでしょうか?」→「ないでしょうか?」)
あんまり続くと、違っても支障が無い(と部下は思った)ところは確認してこないからね。
つまり完璧な指示を出す人だけではなく、手遅れな人も質問されません




条件③
「スケジュール管理能力」があるか?

◉「先送り上司」はトラブルを起こす

 反対に「前倒し」ではなく、「先送り」的な仕事をする上司は、いつもバタバタしています。この場合、悲惨なのは、彼らの下で働く部下たちです。
 部下は上司が判断を保留している間、仕事を進めることができません。
速さが足りない!
ノーならノーでいいから判断はよ(´・ω・)




第3章 デキる上司の「部下戦略」

上司として「やるべき」4つのこと

【やるべきこと④】「女性的な気配り」を心がける

 すべての部下が「女性」だと考えてシミュレーションすると、部下全員が妊娠して産休を取る可能性がある、という前提で仕事を組み立てることになります。
目から鱗の発想。
理由はどうあれ「突然の休み」を想定することは必要、なはずだけど、ナ。


 私は「女性的」な気配り、つまり優しさと細やかなアプローチが、仕事で成功するための〝鍵〟だと思っています。
『気配り』は大いに役立つか知らんけど・・・・・・
誤解を恐れず言えば、「なまじ主婦歴がある女は役に立たねぇ」のが正直な感想。
主婦業がどーのってことじゃない。
別の業種の経験を誇られても意味が無い
今の仕事覚えろよ。




はい、話が怒りの方向に逸れたのでここまで!
「40代と20代の理想の上司は違う」というほぼ9年前の情報でした。
20年で変わるものが6年間不変かどうかは、自分の目で確かめてね!

察知力 中村俊輔 2008年5月30日 幻冬舎

2015-11-23 05:51:46 | 仕事
分より身体能力の高い選手と戦うには、相手よりも先に動き出すこと。そのときに必須なのが、瞬時に状況判断をして正解を導く力だ。それを、中村俊輔は「察知力」と呼ぶ。サッカーでは一瞬の判断が勝敗を決する。彼は、毎日の反復練習と情報収集、こまめな目標設定と自己反省を、特にノートに「書き付ける」ことで、自分を客観視し、この力を磨いてきた。世界から注目される名選手の心身鍛錬術は〝シンプルなことの継続〟だった。
裏表紙より。
「フリーキックめっちゃうまい(らしい)人」という程度の認識。




第一章 成功へ向かうとき、必要なものが「察知力」だ

 MVPをもらった瞬間だからこそ感じた「危険」

 MVPを受賞したからといって、何かが完結したわけじゃない。ひとつのシーズンが終わったに過ぎない。まだまだ僕はサッカーをプレイし続けるのだから、先のことを考えて準備しておかなければいけない。
タイトルとって「ひゃっほぅ!」な気分になるどころか、
敵チームが立てるであろう「自分対策の対策」について考え始めていたという。
まさにロニ。
「俺の進化は止まらんぜ!」



 「考えること」で、足りないものを補った

 サッカー界には「ボールは汗をかかない」という言葉がある。これはボールは幾ら動かしても疲れないんだから、人間が走るよりもボールを走らせろという意味なんだけど、「考えること」もこれに似ている。もちろん試合中に考えすぎて、頭が疲れるということはあるけれど、普段の生活でどんなに悩んで、考えても、それが無駄になることはない。
『考えること』に『身体能力』は関係無いもんね。
つまり「考えないヤツ」はもう「頭」がね、うん。




第二章 僕はこうして「察知力」を磨いてきた

第四節 僕を育てた「壁」


 オシム監督下で初の試合。難局こそ、課題を見つけるチャンスだ

 難しい状況に立ち向かい失敗し、「中村、ヤバイんじゃないか?」という状況になったとしても、そういうときは課題が出たということだから、「課題が見つかったぞ、よかったな」と僕は感じる。その課題を拾って、また考えて、練習すればいいと。
 そうすれば、失敗も糧となる。
『よかったな』と思えるかどうかが、失敗を失敗で終わらせない鍵か。




第五節 海外へ移籍した理由


 出発地点は、過酷なほど可能性も広がる

 プロ契約を結べたことで満足する選手はいない。契約はあくまでも出発点。誰もが上を目指して戦っている。
野球でドラフト指名は上位だったのに・・・・・・ってケースの原因はこの辺かな。
指名された時点で周りが持ち上げすぎ。




第七節 すべての監督から、学びがある


 常に選ばれる選手になるためには、変化の「空気を読むこと」

 大事なことは、変化の空気を読むこと。
 監督がなにを望み、どんなプレーの選手を求めているかを察知し、要求に応えられる準備をしなければならない。
「俺流に監督側が合わせろ」なんてのは、本当に一握りの天才のみ、か。
幸い上がコロコロ変わるってことはないけど・・・・・・まだ。




第九節 妥協しない姿勢


 ふてくされている時間ほど、無駄なものはない

 ふてくされる時間が一番無駄だ。その時間が生み出す〝いいこと〟なんて、何ひとつない。精神的にイライラしていると、プレーの質も下がり、あっという間に、チームメイトに追い抜かれてしまう。悪循環という言葉通り、悪い方向へと転がっていく。
百害あって一利なし。
時間も「mottainai」の精神でいこう。




第三章 「察知力」を活かして未来へ進む

第二節 ベテランの価値


 ベテランこそ〝空気を読む力〟で自分を磨く

「考える力」は、年をとっても関係ない。いや、逆に、経験を積んだぶん、判断のスピードや質は上がるはず。「考える力」は武器となる。だからこそ、年を重ねれば重ねるほど、今まで以上に空気を読み、察知し、考える力を磨いていかなくちゃいけないと思う。
( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \ /  \ /  \ /  \ /  \
時間が過ぎただけで、何も積んじゃいないんだ。




必ずしも「洗練された文章ではない」からこそ、
グッとくるというか・・・・・・真剣に、本気で書いたことが伝わる文章。
サッカーのことは知らなくてもよろしい。
仕事への姿勢を考え直すキッカケになり得る本。