毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「三年前の今頃、リンゴを見ると泣けてなけて」 2014年3月12日(水)No.868

2014-03-12 19:05:11 | 日記

今日は水曜、授業がない。

小雨そぼ降る中、全家百貨に買い出しに行った。

「買い出し」と書くのは、

冷蔵庫に卵も野菜も食パンもなくてブーンという音ばかりがクリアに響き、

テーブルの上には蜜柑も林檎もなし、の状態まで食生活が困窮した場合である。

さて!と気合を入れて大袋3つ持参で買い物に行った。

全家百貨の果物コーナーでは、蜜柑類の端境期が近づき、

林檎コーナーの面積が広くなっていた。

下は最も安い「紅富士」(小サイズ;3.98元/斤)。

蜜柑はダントツ、江西省がおいしいが、林檎は日本だ。

3年前の3月、4月はこの「富士」という文字を全家百貨で見る度、涙を堪えることができなかった。

日本で毎年冬になると食べていたあの蜜の入った美味しい富士やサンフジの木が、

放射能に汚染され、林檎農家の人たちが途方に暮れて立つ姿が脳裏に浮かんだ。

今、長野や青森の林檎農家のみなさんは元気にやっていらっしゃるだろうか。

日本に戻ったら、また、毎日、林檎を食べたいものだ。

(これ、「汚染が何だ、福島に帰れ」とは違うつもりだけど、誤解をまねく発言?

ま、ま、誤解しないでね~)

今日の昼ご飯は、重い箱ごと、余立君さんが故郷撫州から持って来てくれた米粉で、

焼きそばを作った。中国では北の地方が麺(小麦粉が原料)、この辺りは米粉と言う。

見た目は麺以外の何ものでもないが、形状ではなく、なにでできているかで名前が違う。

余立君さん曰く、彼女の故郷の米粉は南昌のよりずっと、ずっとおいしいのだそうだ。

そう言われたらそうかな?元々の味が分からないのでね~。

 

お昼にしては超豪華である。

焼きそば(米粉)、金柑の砂糖漬け、アールグレイのミルクティー。

焼きそばの味付けは日本から運んだオタフク焼きそばソースである。

おいしくない訳がない。

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