毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「教え子が高校の日本語の先生になった!」No.2450

2019-10-13 10:28:45 | 教育

今年6月に日本語学部を卒業した閻小玲さんからメールが来ました。

今学期から江蘇省の高校で日本語を教え始めたそうです。

教え子が日本語を活かす仕事に就いたと聞くと

なんか、心がほんわかします。


実は、中国で日本語やその他外国語を学ぶ学生は、

それまで完全に自文化中心主義の環境で育ってきた自分と向き合い、

そこからひと回り大きく成長するチャンスを得ます。

つまり今までの発想で全てを断罪するのではなく、

別の角度からより広く、深く、

掘り下げて考える視点が問われていることに気付くのです。

(気付かない子もいますけどね(笑))

だから、外国語を学ぶということはなかなかいいことなんだと

私は日頃から学生に力説するのです。

自分の頭が固いと自覚されている方、ぜひ、外国語を勉強してみてください。

できれば英語以外も。

新鮮な発見がたくさんあるはずですよ。


↓閻小玲さんの高校の生徒たち。運動会でパレードをしているところだそうです。

動画では閻さんに「先生、おはようございまーす」と日本語で挨拶していました。

中国の生徒も日本の子たちとおんなじですね。

でも、先生に対する態度はとても節度をわきまえたものです。

↓一生懸命、丁寧に書いていると分かる五十音の文字。

いくらスマホやパソコンしか使わなくなったと言っても、

自分で文字を書けることは基礎基本であり、同時にけっこう高度な技です。

教え子の中には、「漢字と可愛いひらがなが混ざって独特の日本文化を形成している」

と言った子もいます。

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