秋晴れの穏やかな日が数日続いています。
昨年はPM2.5の数値が重度汚染の日が多かったのですが、
今年は交通規制などの対策が奏功してきたのでしょうか、
打って変わって空気が良くなっています(悪くなってもせいぜい中度レベル)。
しかし、これから暖房の季節が始まるのでまだまだ油断大敵です。
教師が学生たちに資料を印刷して渡すのは、日本では当たり前のことですが、
ここの大学ではTPPじゃない、ほとんどPPT(パワーポイント)で何でも片付けるのです。
全中国的にそのようです。
しかも、教室のカーテンは遮光効果のないペラペラのもので、
その上、そんなカーテンですら窓の半分しかカバーしなかったりするので、
学生は目を細めてスクリーンを凝視しなければ何と書いてあるのか判読できません。
そういうわけで、私は学生が手元で読める印刷物をできる限り多く提供してきました。
紙代は自前です。
でも、宿舎の部屋に初めからプリンターが設置されていたのは天の助けでした。
そのプリンターはトナーで印刷する何十年前のものか分からないほど古いもので、
何枚か印刷するうちに紙が熱くなって出てくるのです。
それでもないよかマシでした。
しかし、先日、
そのプリンターを認識するデスクトップ(これまたオンボロのwindowsXP)が壊れてしまい、
私のノートパソコンはそんなにも古いプリンターを認識できず、結局、印刷ができなくなって、
しかたなく、288元でプリンターを買いました(288元は日本円で4500円弱)。
と言っても私はお金を払っただけで、あとは2年の韋彤さんがネットで買ってくれたのです。
じゃーん!今日、韋彤さんが運んできてくれたのがこれです。
キャノンと言っても、中国的工夫が加えられています。
インクカートリッジそのものは交換せず、初めから終わりまで一つだけで、
後は外付けインク瓶から細いチューブを繋いで、
カートリッジにインクを注入するという方法です。
最初、カートリッジが移動するたびにこのひも状チューブがもつれたり、
絡まったりしないか非常に心配だったので、
韋彤さんが逐一ネットで写真を見たり、深圳の製造業者に携帯メッセージで尋ねたりして、
格闘すること1時間、何とか印刷ができるようになりました。
テスト印刷した加藤登紀子さんの「美しき五月のパリ」歌詞は、
記念に韋彤さんにあげました( ´艸`)
↓左〇がインクカートリッジ、右〇が外付けインクボトルです。
以前、江西財経大学で同じCANONのプリンターを買ってくれましたが、
それはインクをスポイトを使って自分でカートリッジに注入するので、
慣れないうちは手が真っ黒になったり、インクをこぼしたりしていました。
この外付け方式は確かに改善型だと思います。
3日前から風邪を引いて、
熱っぽかったり、むかむかしたリ(TPP強行採決のことも加わり)、大変でしたが、
新しいプリンターが部屋にあることでちょっぴり気持ちが上向きになりました。
韋彤さんには、お礼に親子どんぶりをご馳走しましたが、
これもカレーに引き続き、大好評でした。